College of International Relations Ritsumeikan University

国際関係学部の4年間 3回生

THIRD YEAR

3rd Year: Talk#01

専門演習(ゼミ)

国際関係学部の学生は3回生から卒業まで、「専門演習(ゼミ)」を履修します。4学期間同じ担当教員の専門演習に所属し、4年間の学部学修の集大成である卒業研究の作成に必要な力を身につけ、発展させていきます。各ゼミには1学年10〜12名程度が所属し、異なる回生との混合クラスとなります(先輩あるいは後輩と共に学びます)。

安高准教授のゼミに所属しています。毎学期、学期ごとに1冊の本を選び、読みながら議論していきます。(ジョーさん)

私のお気に入りのテーマは「ソーシャルメディアと民主主義」。エーコーチャンバー効果、言論の自由、ポピュリズムなどのテーマについてディスカッションし、ソーシャルメディアが民主主義に大きな影響を与えていることに気づきました。(ジョーさん)

ゼミメンバーでチームを組み、オープンゼミナール大会に参加しました。オープンゼミナール大会とは、学生がそれぞれ選択した研究テーマをポスター発表する研究コンペです。(ジョーさん)

準備の一環として、夏休みが終わる1週間前、担当教員とゼミメンバーでに金沢へ行きました。旅行もかねてリラックスした環境での議論は、私たちの発表がコンペで2位を獲得したことに大きく貢献したと思います。(ジョーさん)

講義よりもディベートやディスカッションに重点がおかれていることがゼミの大きな魅力です。自分の考えを、より論理的・客観的・合理的に展開させることができます。(ジョーさん)

私たちのゼミは様々なバックグラウンドを持つ学生たちでいっぱいで、誰もが独自の視点や意見を持っています。ディベート、ディスカッションは往々にして白熱したものになります。(ジョーさん)

知識を深め、視野を広げるのに役立つのはこのような白熱した議論だと思います。複雑な問題をより多次元的に理解し学ぶ姿勢を持つことに大いに役立っています。(ジョーさん)

ティエン チェ ジョー

多様なゼミ仲間の多様な意見・アイデア、白熱する議論は、よき話手であり聞き手になるための基盤となっていると思います。(ジョーさん)

3rd Year: Talk#02

ゲストスピーカー

国際関係学部は、最先端の研究や、実社会と座学のつながりを重視し、多様なゲストスピーカーを授業等に招聘しています。外交や国際問題のエキスパートや、ジャーナリスト、文化活動の専門家や、海外の大学の研究者等が頻繁に来学し、学生はレクチャーへの参加、ディスカッションを通じて、それらのゲストから学ぶことが出来ます。

3rd Year: Talk#03

オープン・ゼミナール

「オープンゼミナール」は国際関係学部の多様な学びを体現し、社会に広く知ってもらうための場として2000年度に始まったプレゼンテーション大会です。大会当日は各ゼミに所属する学生が日々の研究の成果を、学生・教員だけでなく学外の方々に向けて発表します。2019年度より、より多くのゼミ・学生がゲストへの発表の機会を得ることができるよう、ポスタープレゼンテーション形式で実施しています。

2019年度オープンゼミナール大会優勝チームのメンバー(佐野 杏菜さん、小迫 悠さん/国際関係学専攻4回生)に聞きました。

嶋田ゼミの専門分野は東南アジアや途上国開発です。嶋田先生は元JICAの職員で、ラオスで活動されていたこともあったので、希望するゼミ生は、夏休みに先生とラオス研修へ行っています。その時、古い京都市バスの車両がラオスで使われていることを知りました。(佐野さん)

佐野さん
小迫さん

ラオスと京都市は友好関係にあります。友好の証として、ラオスから京都市へ象が、京都市から中古の市バス車両が贈られました。しかし、ラオスでは急激な経済成長によってマイカーの所有率が上がり、バスが利用されなくなっており、交通渋滞、CO2排出量の増加などの問題があると聞きました。そこで、私たちなりにバス利用を促進するための改善策を考え、発表したのです。(小迫さん)

6人のメンバーのうち2人ずつで「現状」「問題点」「改善策」を担当。それぞれが調査を進めてLINEで報告し合い、ゼミの時間にはそれをもとに話し合うという方法をとりました。先輩からもフィードバックをもらい、結果はオープンゼミナール2019で優勝!(佐野さん)

佐野さん
佐野さん

ポスターセッションなので、自分たちの発表内容に興味を持ってポスターの周りに人が集まって来られるたびに目の前で発表し、その場で質問も受ける形式です。最初は緊張もしましたし、全部話すと飽きられる、でもしっかり伝えないと理解してもらえないという葛藤もありました。情報の伝え方がとても難しかったです。(佐野さん)

こちらの考えを一方的に話すのではなく、対話しながら発表するのは初めてでした。発表を近くで聴いてくれる人たちの中には、学生、教授、企業の方など、さまざまな方がおられます。そんな中、このグループはどの話に食いついてくれるか、反応を見ながら話す内容を少しずつ変えていくことができたのも良い経験でした。(小迫さん)

小迫さん

3rd Year: Talk#04

キャリア支援教育

国際関係学部生の興味・関心と希望する進路に応じたキャリア形成支援の一貫として、行政、メディア、民間企業といった各業種に対する理解を深める「プロフェッショナル・ワークシップ」、実務の現状を理解し、自らの適性を認識する「インターンシップ」、実践的なキャリア形成だけでなく、原理的、理論的に自らのキャリア問題を捉える「キャリア・デザイン」など、正課のキャリア教育科目を開講しています。

3rd Year: Talk#05

課外・サークル活動

語学力の向上や異文化体験等を目的とした留学、サークル活動・オリター企画などの課外活動など、国際関係学部での学修以外にも様々なスキルを身につける機会は豊富にあります。自分の目的や意義に合うプログラム・活動を見つけ、国際的な舞台で通用する力を養っていきましょう。

フィットネスサークルに参加。入学当初はフィジークと呼ばれるいわゆるボディビルのような競技をやっており、夏に開催された大会では大人も含めたクラスの中で7位入賞という結果を得ることができました。その後、同じようにトレーニングやフィットネスに関心のある仲間とサークルを立ち上げ、個人個人の目標達成のよりどころとなれるような団体を目指して活動しています。(尾澤さん)

全学自治会からの要請を受けて国際関係学部自治会委員長代行を引き受けました。現在は仲間を増やし、イベント企画や学部内課題の解決のため精力的に活動しています。学部生の大学生活の問題解決などを行うことは、責任感のある重要な仕事でとても良い経験になっています。(尾澤さん)

2回生の時からオリター活動に参加し、現在はオリター執行部で活動しています。オリター活動とは、1回生が大学生活をより充実させるためのサポートのことです。(ハドソンさん)

今年度は、新型コロナウイルスにより、オリター企画やイベントが取りやめになりました。しかし、オリターたちはデジタル媒体を駆使して活動を継続しています。今後、オンラインで新入生との交流を深めていくための良い経験になっていると思います。(ハドソンさん)

授業のサポート(Educational Supporter)、1年生が基礎演習の授業で書くレポートのチューターなど、多くの経験をさせていただきましたが、その中でも特に、と言われればオリター活動かなと思います。(櫻井さん)

新入生に喜んでもらえるイベントの企画・運営を全力で楽しみました。60名という大きな団体で、半年という長い期間をかけて、友達を増やすことができました。オリターのメンバーとの顔合わせや、初めて新入生と関わる日は緊張してあまり寝られなかったことも覚えています(笑)。(櫻井さん)

TEDの立命館大学版、TEDxRitsumeikanUの立ち上げメンバーの一人として、スピーカーを探し、インタビューをし、それからキュレーションをしました。学生が主体となって開催したイベントで、本当に大変なことばかりでしたが、学ぶべきことがたくさんありました。(ジョーさん)

現在はI-START(立命館大学インドネシア学生会)のメンバーでとしてキャンパスで異文化交流会を開いています。秋学期に新入生オリエンテーションを行う学生組織「モニタ 」のメンバーとしても活動していました。(ジョーさん)

3rd Year: Talk#06

オリター団での活動が
キャンパスライフの
可能性を広げてくれました

ハドソン アシュリー ニコルさん
グローバル・スタディーズ専攻3回生
アメリカ出身

ハドソン アシュリー ニコルさん

オリター執行委員会として、オリター活動に関わるイベント、会議、企画等を取りまとめています。オリター団員の力量を高めるため、各種の研修にも参加しています。

オリター団での活動のやりがいの一つは、新入生たちの大学生活によい影響を及ぼすことを実感できるところです。活動を通じて交流関係を広げられるところも魅力です。年齢に関係なく友達をつくることができます。提案文書の作成、効果的な計画の立案、実現するための方法を考えるなど、実践的な力を身に付けることもできます。

GSGでの経験は、最初から最後まですべてが私のコミュニケーションスキルを向上させてくれました。準備や終了後のレポートにも特に力を注ぎました。学期中一定のメンバーとやりとりを行うので、友達がたくさんできるチャンスでもありました。