教員紹介

Takashi NAKAYA

中谷 崇

中谷 崇
専門
民法

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

錯誤という分野に主として研究しています。たとえば、物を売ったり買ったりする際に誤解をしていた場合にどのように解決するのか、を考えています。つまり契約をなかったことにできるのか、契約の内容を変えることができるのか、それとも何もできないのか、そしてその際にどういう理由でそれぞれの結論に至ることができるのかを考えることです。

どんな学生時代を送っていましたか。

人様に偉そうに語れるような学生時代は送っていません。当時の平均的大学生のそれと変わらないと思います。普通です。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

主に二つの理由があります。一つは、学生時代いろんな法律の講義を受講しましたが、結論が一番納得できたのが民法だったからです。もう一つは、大学院でお世話になった指導教官(民法専攻)の研究の仕方を見て、学部時代に講義で聞いた民法とは違う面白みを知ったためです。

受験生のみなさんへのメッセージ

法を学ぶことの意義は、ルールに基づいて物事を見ることができるようになる点にあります。順法が今まで以上に重視されるようになってきた現代社会では、法を学ぶことは法的なトラブルを事前に回避できるという意味でも重要です。法曹(裁判官、検察官、弁護士)を目指すばかりが法学部ではありません。

おすすめの書籍
ルールはなぜあるのだろう スポーツから法を考える大村 敦志(岩波書店)

経歴・業績について