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加藤周一文庫展示 新聞報道に見る加藤周一

ポスター画像




   展示場所:立命館大学衣笠図書館  (1F展示コーナー)

   展示期間:2013年9月30日まで
             10月31日まで延長となりました。




展示主旨: 
 2015年秋、衣笠キャンパス新図書館の開館に合わせて、「加藤周一文庫」が創設されます。20世紀日本を代表する国際的知識人、加藤周一が残した蔵書、手稿ノート、資料類が本学図書館に寄贈されましたが、そのうち蔵書の一部、約12,000冊がまず公開されます。「加藤周一文庫」の創設に先駆けて、図書館では加藤周一が遺した蔵書や手稿ノートの一部を、何回かに分けて紹介していく予定です。今回は国際的にも活躍した加藤周一がどのように位置づけられていたかを、世界のメディアによる加藤周一を紹介する記事を通して見ていきます。

展示内容:

1.海外の新聞:「ル・モンド」紙など5紙

 加藤周一は日本国内だけでなく、さまざまな海外メディアにも採りあげられました。今回は海外の著名な新聞に掲載された記事から5点を選んで展示しています。加藤周一は、世界中の著名な大学で教鞭をとったことからもわかるように、英語、フランス語、ドイツ語を自在に操ることができました。新聞記者によるインタヴューにもその国の言語で応じていることが記事から読みとることができます。
 ・LE MONDE(フランスの日刊紙)
 ・DIE ZEIT(ドイツの週刊紙)
 ・DIE WELT(ドイツの日刊紙)
 ・INTERNATIONAL HERALD TRIBUNE(国際的日刊紙)
 ・THE CHRISTIAN SCIENCE MONITOR(米国の日刊紙)

2.直筆研究ノート:「富永仲基」に関するノートなど4点

 本学図書館は加藤周一の膨大なノート・遺稿類を所蔵しています。展示している研究ノートはブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)で教鞭をとっていた時期(1960年~1969年)に書かれたもので、大学の授業準備と同時に、「日本文学史序説」執筆のために書かれたものと考えられます。研究ノートは緻密に書かれていますが、日本語のみならず英語、ドイツ語、フランス語、ラテン語、漢文など多言語で書かれている点にも特徴があります。「日本文学史序説」は7カ国語に翻訳され、日本研究の必読文献として世界中で読まれています。

3.直筆原稿:「夕陽妄語」から1点

 展示している原稿は、朝日新聞に20年以上連載された時事コラム「夕陽妄語」(せきようもうご)から、「『心ならずも』心理について」(1997年1月22日付朝日新聞)。ヴィエトナム戦争を指揮していたロバート・マクナマラ元米国国防長官が、後年、「あの戦争はまちがいだった」と語ったことを受けて、組織に所属する個人の道義問題について論じています。

4.加藤周一の著作

 加藤周一の著作を展示しています。「日本文学史序説」は諸外国語に翻訳されたものも展示しています。