南の島の小さな奇跡
フィリピン・カオハガンのキルト展
~持続可能な経済的自立の歩み~

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「椰子の木」エルニン・パラン作/2009年

開催趣旨

フィリピンのセブ島沖にあるカオハガン島は、周囲2kmの小さな島です。1991年にこの地に移り住んだ崎山克彦氏は、1995年「NGO南の島から」の活動を開始しました。以来、電気も水道もトイレもなかった島で、衛生、医療、教育を中心とした「持続可能な自立」を目指す取り組みを進めています。
また1992年からキルト作家の吉川順子氏の指導により、島民たちはキルト制作を始めました。島民たちは、基本的な縫製の方法を学ぶと、独特な色彩感覚、想像力、世界観に裏付けられた素晴らしい作品を次々に生み出し、日本でも注目されるようになりました。カオハガンキルトは、フェアトレードによって販売され、今ではキルトの販売収入が、島の全収入の1/3を占めています。
この展覧会では、島でキルト制作を指導してきた吉川順子氏が保存してきたカオハガンキルトコレクション、島の生活の様子を伝える品々、カオハガン島をテーマに作品を発表してきた写真家・熊切圭介氏(日本写真家協会副会長)の作品をあわせて約50点展示します。
島の生活、環境、文化、そしてカオハガンキルトをはじめとした取り組みを紹介するとともに、国境を越えたフェアトレードやエコツーリズムの可能性について考えるきっかけを提供する企画とします。

会 期 2009年10月1日(木)~10月31日(土)
開催終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
休館日

月曜日・祝日の翌日
(10月12日は開館、10月13日は休館)

時 間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
展示資料

キルト作品や写真、島での生活の様子が分かる品など計約50点を展示します。

会 場 立命館大学国際平和ミュージアム 中野記念ホール
参観料 大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円)
上記( )内は20名以上の団体料金です。※常設展もあわせて見学いただけます。
主 催 立命館大学国際平和ミュージアム
後 援

在大阪・神戸フィリピン共和国総領事館、外務省、京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、NHK京都放送局、
KBS京都、朝日新聞社、京都新聞社、毎日新聞社、読売新聞大阪本社、
α-STATION FM KYOTO、NPO京都コミュニティ放送

キルト募集♪ 市民参加企画として、キルトの一般募集を行い、特別展期間中ロビーにて展示をいたします。9月15日最終締切です ♪募集は終了いたしました。ありがとうございました。
展示の様子はこちらです→
記念講演会
  • 2009年10月10日(土) 
    立命館大学国際平和ミュージアム 1Fロビー

  • テーマ:『南の島カオハガン島における持続可能な自立的発展のあゆみ』

  • 13:30~14:50(無料)
    【第1部】13:30~13:50 記念講演
    熊切 圭介氏(写真家)
    【第2部】13:50~14:50 パネルディスカッション
    崎山 克彦氏(作家)
    吉川 順子氏(カオハガンキルト・プロデューサー)
    小方 昌勝氏(立命館大学アジア太平洋大学名誉教授)
    ジュディス・タリー氏(フィリピン・カオハガン島出身)
    コーディネーター:清水 展氏(京都大学東南アジア研究所教授)
  • 15:00~15:20(※入館料が必要です)
    講演会終了後、吉川 順子氏展示キルトの作品解説を行います。
    講演会終了いたしました。多くのご参加ありがとうございました。
    講演会の様子はこちら⇒

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