【イベント情報】フェミニズム×現象学――フェミニスト現象学と「個人的な経験」をめぐって

2018.02.01

■日時 214日(水)1430-1730

■場所 立命館大学 衣笠キャンパス 創思館403/404教室 

参加無料 申込不要

■講演 宮原優さん(立教大学)

        小手川正二郎さん(國學院大学)

■企画主旨

10回公開研究会は「フェミニスト現象学」についての研究会を開催します。

現象学とは、個人の経験に即して、その経験の構造を記述しようとする哲学的な方法です。
他方、フェミニズムは、個人的な経験を「政治的」なものとして捉え直し、個々人の経験
のなかに女性を抑圧・支配する権力関係を見出し、批判する思想・運動です。

「フェミニスト現象学」という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、実は、ボー
ヴォワールの『第二の性』はフェミニズムの古典であるとともに、現象学の古典でもあり
ます。フェミニズムと現象学は「個人的な経験」から出発するという点で、関心を共有し
ていると言えます。しかし、現象学が個人の経験を記述することに主眼があるのに対して、
フェミニズムは経験を「政治的」に捉え直そうとする点で、両者の間にはズレる部分があ
るかもしれません。
そこで、フェミニズム研究会の第10回公開研究会では、日本でフェミニスト現象学をけん
引するお二人の研究者をお迎えし、フェミニズムと現象学にどのような関係があるのか、
現象学はフェミニズムにとって/フェミニズムは現象学にとって、どのような意義があり、
また両者が交差するところでどのような課題が見いだされるのか、という点を考える機会
にしたいと思います。

■プログラム

1415 開場 

1430 開会・趣旨説明

1440 講演①

・宮原優さん(立教大学)

「妊娠する身体に関する現象学的記述(仮)」

1520    講演②

・小手川正二郎さん(國學院大学)

「男性性(masculinity)の現象学試論(仮)」

1600 休憩

1615 質疑応答・ディスカッション

1730 閉会

■お問い合わせ先

立命館大学生存学研究センター事務局

TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8245

E-mail: ars-vive@st.ritsumei.ac.jp

 

■共催

立命館大学国際言語文化研究所萌芽的プロジェクト・フェミニズム研究会

立命館大学国際言語文化研究所・ジェンダー研究会

立命館大学生存学研究センター・フェミニズム研究会