事業紹介(各学科・学系の取り組み)

電子システム系

私立電気工学講習所設立100周年、BKC移転20周年、電子情報工学科設立10周年の新展開

電子システム系(電気電子工学科、電子情報工学科)の取り組み

フロンティアエレクトロニクス研究開発システム

立命館大学理工学部は、2014年にびわこ・くさつキャンパス(BKC)への移転20周年を迎えます。一方で、本学系電気電子工学科は、その前身となる私立電気工学講習所設立より100周年を迎えます。また、BKCにて新展開を図った電子情報工学科設立(設立当初の名称は「電子情報デザイン学科」)より 10周年を迎えます。この間、電子システム系は、時代の技術動向を鑑みつつ先端的な教育研究に取り組み、今や国内外で高い評価を受け、広く認知された教育研究機関に発展してきました。これら成果は、卒業生の皆様が築いてこられた礎とご支援の賜物であると深く感謝申し上げます。

さてこの記念すべき節目に、電子システム系では2つの最先端研究領域「フロンティアエレクトロニクス研究開発」と「分散協調型システム制御・信号処理研究」における設備・システムの構築を図り、電気・電子・情報における新たな教育研究の展開を実践する所存です。電子システム系は、本事業を理工学部BKC移転20周年記念事業の一翼として位置付け、諸氏皆様方に事業募金のご依頼を申し上げる次第です。何卒ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

※電子光情報工学科(旧称「光工学科」)は2012年度より電気電子工学科と統合いたしました。

電子システム系が新展開する研究領域

フロンティアエレクトロニクス研究開発

フロンティアエレクトロニクス研究開発システム

我々人類が21世紀に抱える深刻なエネルギー問題、環境問題を解決し、サステイナブルな未来社会を構築するためには、新しい材料(有機、ナノなど)および新しい適用領域(周波数、パワー、速度、効率、耐環境など)で応用可能な電子デバイス、光デバイス、センサデバイス、エネルギー変換デバイス、先端的集積回路などの創成を目指す電気電子工学分野の新展開が強く求められています。これらを実現するため、レーザー顕微鏡やデバイスアナライザ、超高速画像計測装置、光サンプリングオシロスコープからなる研究開発システムを整備し、材料開発、デバイス開発、計測・評価技術開発に活用してフロンティアエレクトロニクス分野で活躍する人材輩出に資した教育研究活動に取り組んで参ります。

分散協調型システム制御・信号処理研究

分散協調型システム制御・信号処理研究設備

近年の通信技術の発達に伴い、センサネットワーク、次世代電力網、自律ビークル群の隊列運転システムなどのように通信ネットワーク上に広がる大規模システムの制御・信号処理技術がますます重要視されてきています。このようなシステムを対象とした制御・信号処理の先端的な教育研究を行うために は、種々のシミュレーションや実験をネットワーク上で分散協調的に実行できる設備環境が不可欠です。これらを実現するため、ネットワーク環境で利用可能な数値計算・シミュレーションソフトおよび制御実験装置からなる大規模システム用制御・信号処理技術に関する設備環境を整備し、先進的な制御・信号処理技術に関する教育研究に取り組みます。

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