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2020.03.19 education

「立命館」を巣立つ卒業生・修了生のみなさんへ

「立命館」を巣立つ卒業生、修了生のみなさん、本当におめでとうございます。

みなさんは、学生生活を振り返り、いままで目にしたことがないような新しい世界の扉を開くことはできたでしょうか?

また心を震わせ、涙が止まらないほど、感動するような瞬間を迎えることができたでしょうか?さらには、もうこれ以上は限界だと思うほど、自らを追い込むような体験をすることはできたでしょうか?

今一度、瞳を閉じて、これまでの学生生活を振り返ってもらいたいと思います。


いま「立命館」を巣立つみなさんに送るメッセージは、極めてシンプルです。

「未来を生み出す人」になって下さい。我々教職員は、この言葉を大切にして、これまでみなさんと向き合ってきました。このメッセージに込める我々教職員の想いは、3 つです。

 

第一に、みなさんがこれまで探究し、また培ってきた人々の身体と心にかかわる英知を活かし、これから歩む新しい道で、人々と社会の健康と幸福、平和に貢献するよう、高い志を持ち、主体的に行動する人になって下さい。

 

第二に、一人ひとりに違いがあることを理解し、それを受け止めながら、ひととしての存在や尊厳を大切にする人になって下さい。これは、ダイバーシティと呼ばれる言葉を理解する上での前提条件となることです。自他ともに「個」の存在を大切にすること、また互いがその存在を認め合うことによって、人と人との関係が紡がれたり、その紡がれた関係性から共創が生まれたりします。ひとの身体と心の健康について学んだみなさんには、「ひとに優しい社会」を生み出すことができる人になってほしいと思います。

 

そして、最後に、いまここにない世界を創る人になって下さい。みなさんが歩む新しい道でも、現在、我々が抱えているような困難で複雑な問題が存在することでしょう。そのような社会における様々な壁がみなさんの道を阻もうとしたときに、その壁に向かって果敢にチャレンジし、リスクを冒してでも一歩前に踏み出す人になってもらいたいと思います。そのような壁は、全てみなさんの成長のための糧となるでしょうし、その壁を乗り越えて、いまここにないものや、いまここにない世界を創造し、それを実現する人になって下さい。

 

新型コロナウイルスが全世界をパンデミックに陥れた状況下で、卒業生、修了生のみなさんとこの喜びの瞬間をともに過ごせなかったことは、非常に残念でなりません。ただ、2020 年度にスポーツ健康科学部・研究科は、創設10 周年を迎えます。そして、9 19 日には、10 周年記念式典を開催しますので、卒業生、修了生がいま抱いているやりきれない気持ちを受け止め、改めてみなさんの晴れ舞台をセッティングできればと考えています。

 

みなさんがこれから歩み道で、大いに活躍することを教職員一同、心から祈っています。そして「立命館」は、みなさんが「未来を生み出す人」になるために、いつまでもみなさんに寄り添い、みなさんが成長を遂げるための礎となり続けます。

Creating a Future Beyond Borders

 

立命館大学スポーツ健康科学部・研究科

学部長・研究科長

長積 仁

「立命館」を巣立つ卒業生・修了生のみなさんへ(PDF版)

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2020.03.16 research

2020/2/11 本研究科博士課程後期課程3回生泉本洋香さんの研究が「International Journal of Sports Medicine」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生の泉本洋香さんが本校スポーツ健康科学部・伊坂忠夫先生、金久先生、栗原俊之先生、前大純朗先生、杉山敬先生と共同で取り組まれた研究が、「International Journal of Sports Medicine」に原著論文として掲載されました。

本研究によって、ゴルフ選手の体幹筋形態はスイング中の体幹部の動作に適応して左右非対称であることが確認され、体幹筋体積やその左右差は速いクラブヘッドスピードを生み出すことに貢献していることが明らかになりました。

https://www.thieme-connect.com/products/ejournals/html/10.1055/a-1087-2332

 

Izumoto Y., Kurihara T., Maeo S., Sugiyama T., Kanehisa H., Isaka T., (2020). Relationship between Trunk Muscularity and Club Head Speed in Male Golfers. International Journal of Sports Medicine

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2020.03.05 research

2020/03/03本研究科後藤一成教授の研究内容が紹介されました。


スポーツ健康科学研究科・後藤一成教授の研究内容が「shiRUto」に紹介されました。

この研究は、女性スポーツ競技者において頻発する鉄欠乏の発症要因として、肝臓から放出されるホルモンである「ヘプシジン」に着目をしたものです。記事には、ヘプシジンの分泌を誘発する運動刺激や過剰な分泌を抑制する上での留意点に関するコメントが掲載されています。

なお、本記事に関わる一連の研究は、国立スポーツ科学センター・石橋彩研究員(20183月修了)、笠井信一研究員(20193月修了)、小島千尋研究員(20193月修了)、本研究科博士課程後期課程3回生角 大地さん、博士課程前期課程2回生林 七虹さんが中心となり実施されたものです。

 

掲載先

shiRUto【知ると、ツナガル、ウゴキダス】

https://shiruto.jp/sports/1988/

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2020.03.02 education

東京2020に向けた心理サポート


2020228日、特別講演のゲストスピーカーとして、独立行政法人日本スポーツ振興センター 国立スポーツ科学センターの佐々木丈予先生をお招きし、「東京2020に向けた心理サポートの最前線」としてお話をいただきました。

アスリートの多くが経験するものの一つに、心理的プレッシャーがあります。このプレッシャーが、運動パフォーマンスにどのような影響を及ぼすのか、そしてこのプレッシャーに対してどのように対処するとよいのか、については多くのアスリートが知りたいところです。このことについて、佐々木先生ご自身の研究成果が報告されました。

とくに、自国開催である東京オリンピックを踏まえて、JISS国立スポーツ科学センター)では「自国開催プレッシャー対策」プロジェクトに取り組んでおられ、アスリートの心理を浮き彫りにしたインタビュー調査について、興味深い内容を紹介して頂きました。

教員や学生から多くの質問があり、セミナーの時間を越えて活発な質疑応答が続きました。

<写真協力:河井先生撮影>

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2020.02.20 research

2020/2/15 本研究科博士課程後期課程2回生工藤将馬さんの研究が「Gait & Posture」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程2回生の工藤将馬さんが本校スポーツ健康科学部教授・長野明紀先生、同学部特任助教・佐藤隆彦先生、産業技術総合研究所運動機能拡張研究チーム主任研究員・藤本雅大先生と共同で取り組まれた研究が、「Gait & Posture」に原著論文として掲載されました。 


 歩行運動や走行運動中において、複数の関節と筋を含む体幹部(身体の胴体部)は、それらの解剖学的な構造や機能に起因して複雑な運動をすることが報告されています。本研究では、この体幹部の複雑な運動を評価する際に適した身体モデルを構築しました。これは、歩行や走行運動中における体幹部の動作解析や体幹筋の役割を適切に評価するうえで重要な知見となります。

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0966636220300709

 

Kudo S., Fujimoto M., Sato T., and Nagano A., (2020). Determination of the optimal number of linked rigid-bodies of the trunk during walking and running based on Akaike’s information criterion. Gait & Posture, In Press.

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2020.02.18 research

2020/2/17 本研究科博士課程後期課程1回生田中貴大さんの研究が「日本機械学会論文集」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程1回生の 田中貴大さんが本校スポーツ健康科学部教授、伊坂忠夫先生、長野明紀先生,大阪体育大学准教授の尾関一将先生,産業技術総合研究所・運動機能拡張研究チーム主任研究員の藤本雅大先生,防衛大学校助教の本城豊之先生と共同で取り組まれた研究が、「日本機械学会論文集」に原著論文として掲載されました。

 この研究論文は,競泳競技で使われるキックスタートにおける前脚の蹴り出しのタイミングがスタートパフォーマンスに与える影響を明らかにすることを目的としました.その結果,キックスタートにおいて下向きに跳び出す傾向がある選手は前脚における蹴り出しのタイミングを早めるとスタートパフォーマンスが向上することが示唆されました.

 

田中貴大,本城豊之,藤本雅大,長野明紀,尾関一将,伊坂忠夫. (2020). 競泳キックスタートにおける蹴り出しのタイミングがスタートパフォーマンスに与える影響.日本機械学会論文集,In Press.
https://doi.org/10.1299/transjsme.19-00392

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2020.01.31 research

2020/1/31 本学部准教授・上田憲嗣先生らの研究が「スポーツ教育学研究」に原著論文として掲載されました.


 本学部・研究科准教授・上田憲嗣先生及び同教授・大友智先生,同志社女子大学助教・宮尾夏姫先生らが共同で取り組まれた研究が「スポーツ教育学研究」に原著論文として掲載されました。

 我が国の児童の体力・運動能力は、緩やかな向上傾向にあると報告されていますが、体力が最も高かったとされる昭和60年度の水準と比較すると、依然として低い状況であるとされています。また、このうち握力とボール投げについては、新体力テスト施行後の19年間の推移をみると男女ともに、低下傾向を示していると報告されています。

 そこで、今回の研究では、小学生821名(内女子:465名)を対象として、体育科の学習指導要領に定められた授業内容・時間数を妨げない授業開始後の準備運動として用いられることの多い5分程度で実施できる短時間運動に着目し、これらが握力とボール投げの体力及び運動有能感に影響を及ぼすのかを検証しました。その結果、握力においては女子に、ボール投げにおいては男女ともにその体力の向上の効果があることが示されました。また、運動有能感については、握力では低学年女子に、ボール投げでは高学年男女に有意な向上が確認されました。これらより、児童を対象とした性別・学年別を考慮した短時間運動の導入は、効率的な体力・運動能力及び運動有能感の向上に寄与することが示唆されました。

 

上田憲嗣, 宮尾夏姫, 大友智.2020) 短時間運動が児童の握力及びボール投げならびに運動有能感に与える影響. スポーツ教育学研究. Vol.39, No.2, pp.1-11

UETA K., Natsuki M., Satoshi O. (2020) Impact of short-term exercise interventions on grip strength, ball throwing for distance and physical competence in school children. Japanese Journal of Sport Education Studies 76 Vol.39, No.2: 1-11.

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2020.01.20 research

NSCAジャパンS&Cカンファレンス2019での最優秀口頭発表賞の受賞


スポーツ健康科学部の前大純朗先生が、同学部の伊坂忠夫先生、金久博昭先生、杉山敬先生、猛さん(4回生)、呉宇航さん(3回生)、同研究科の草川祐生さん(博士1回生)と共同で取り組み、

121415日に神戸市で開催されたNSCAジャパンS&Cカンファレンス2019で発表した研究内容が、最優秀口頭発表賞を受賞しました。

発表タイトルは以下の通りです。

「運動時の筋の違いがトレーニングにより生じる筋肥大の程度に及ぼす影響 :上腕三頭筋を対象に」

発表抄録を含む学会賞受賞の詳細は、下記のウェブサイトで紹介されています。


NSCA 学会HP

https://www.nsca-japan.or.jp/03_educate/poster.html

 

NSCA Facebookページ

https://www.facebook.com/nscajapan/

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2020.01.16 education

スポーツを通じた「人づくり」「まちづくり」


2020年1月9日三重県のNPO法人スポーツクラブどんぐりにてU-15ヘッドコーチをされている藪中一真氏をお招きし、スポーツビジネスの観点からの「人づくり・まちづくり」についてご講演いただきました。

 始めに、ご自身の実体験からサッカー選手になるという夢を叶えられなかった後、様々な人との関わりによってどのように考え方が変化し、新たなる夢を見つけて叶えていったかをお話しされました。
続いてスポーツクラブどんぐりの「人としての成長が喜び」という理念や「序列のできやすいスポーツでいかに個性を際立たせることができるかが重要である」という考えのもと、行われているサッカー以外の取り組みについて語られました。
 また、まちづくりとしてスポーツクラブの周りを取り巻く環境の整備をし、小学生が優先的に使用できるスタジアムや保育園を作るなど今までにない事業を行っていることを話されました。

 今後就職活動を行っていく3回生にとって、夢について深く考える機会となる講演でした。

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2020.01.09 education

宇都宮ブレックスの顧客創造


12月17日の基礎経営学は、株式会社栃木ブレックススポンサーセールスグループマネージャー、多田敦氏の特別講義でした。

テーマは「スポーツビジネスにおいて「顧客の創造」とは何を指すのか」。
宇都宮ブレックスのビジネス戦略が語られました。
それは、宇都宮がどんな都市で、宇都宮の人々はどんな生活をして、何を望んでいるのか。そして、宇都宮ブレックスは宇都宮の人々に何ができるのか。win-winの関係をどう創るのかを常に考えること。そして感動したのは、多田氏がスポンサーセールスをするにあたって大切にしていること。それは、予め価格を提示して、価格ありきで営業するのではなく、企業は何を望んでいて、ブレックスは何が提供できるのかを擦り合わせ、その結果デザインされたスポンサーパッケージにはどういう価値があるかを双方で話し合い、その結果として価格が決まる。まさにドラッカーの顧客創造論がそのまま体現されるものでした。
すばらしい講義に心から感謝します。

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2019.12.17 research

2019/11/13本研究科博士課程後期課程 今井あい子さんの研究が国際誌「Mental Health and Physical Activity」へ掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程 今井あい子さんが、スポーツ健康科学部の真田樹義先生、栗原俊之先生と共同で取り組まれた研究内容が「Mental Health and Physical Activity」へ掲載されました。

この研究は、東海地区の高齢女性を対象とした抑うつ予防に関するコホート研究で、今回は65歳以上の高齢女性143名を対象に抑うつ指標と身体活動量との関係について調査しました。その結果、高齢女性の抑うつ傾向は、歩行性あるいは中高強度の身体活動量との関連は認められませんでしたが、低強度の非歩行性身体活動量との間に有意な関連性が認められ、高齢者の抑うつ予防には低強度生活活動を増加させることが有効である可能性が示唆されました。

 

Aiko Imai, Toshiyuki Kurihara, Daisuke Kimura, Noriko Tanaka, Kiyoshi Sanada. Association between non-locomotive light-intensity physical activity and depressive symptoms in Japanese older women: A cross-sectional study. Mental Health and Physical Activity, 18, 2020.

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2019.12.02 education

身体活動・運動行動変容の理論と実践


2019年11月30日健康運動科学の授業において、ゲストスピーカーとして
武庫川女子大学 松本先生に授業をしていただきました。

健康運動指導士が実際に現場で指導する場合に、対象者の行動変容を起こさせる必要があります。
特に特定保健指導においては、もともと運動・身体活動習慣の無い中年者に身体活動・運動習慣をつけてもらうことは大きな困難を伴います。
そこで、健康運動指導士の教科書には、行動変容指導の為の行動変容理論と実際について内容が多く、この行動変容理論に関する研究に造詣の深い松本裕史先生に、授業を行っていただきました。

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2019.11.29 education

運動生理学の授業で名古屋大学片山先生にお話いただきました


2019年11月20日の三限、運動生理学の授業で、名古屋大学教授の片山敬章先生にご登壇いただき、「運動と呼吸」というテーマで講義いただきました。

私たちはもちろん常に呼吸しています。
酸素を取り込み、二酸化炭素を排出しているわけです。
ただ、一回の呼吸でどのくらいの空気を吸って、、など、気にしたことが多くの人はないのではないでしょうか。
片山先生は、そうした日常の安静時呼吸から、(運動生理学ですので)運動時の呼吸動態について、エビデンスに基づいてわかりやすく解説してくださいました。
例えば、運動強度を漸増した際に、換気量と呼吸数が増加していきますが、それはリニアに線形で増加するわけではありません。それぞれがどういった動態を示すか、それを書き込み式にして、隣同士で答え合わせをする(今回の授業で多く取り上げられていた工夫の一つ)といった形で、実施されていました。

呼吸・換気は持久性運動において特に重要性を増していきます。
持久性運動パフォーマンスの規定要因として、呼吸系、循環系、骨格筋系が考えられますが、それが何かを隣人と自由にディスカッションさせる工夫が見られました。これらが一般健常者とアスリートでは異なります。そうしたことが授業では丁寧に解説されました。

また、途中では、ラジオ体操第二を皆で楽しみました。
ランチ後の授業ですので、眠気が襲うのですが、こうした3分間の取り組みは目が覚めます!

そして最後はご専門の呼吸筋(横隔膜や肋間筋)の疲労と運動パフォーマンスの話。
最大運動時、呼吸筋には15%の血流が、骨格筋(活動筋)には77%の血流が担保されます。
筋量との関係で考えても、結構な血流量でもって呼吸筋の活動を担っているのですね。
さて、この呼吸筋、活発な換気が続くと疲労を来たし、それは運動パフォーマンスを低下させます。従って、呼吸筋を鍛えることも、持久性運動パフォーマンス向上には有効な手段の一つでしょう。

講義後は、やはり持久性アスリートの関心が高く、活発な質問がございました。
それらに丁寧にお答えくださいました。
片山先生、ありがとうございました。

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2019.11.29 education

スポーツ医学の臨床応用~心疾患から健康寿命まで~


2019年11月28日運動生理・生化学特論の授業にて、ゲストスピーカーとして、関西医科大学 木村 穣 先生に授業をして頂きました。

現在の医療では、運動処方が欠かせない状況になってきています。本授業では、関西医科大学の健康科学センター専門外来で実施している運動処方に関してご紹介頂きました。

現在、医学の領域では、心臓リハビリテーション、生活習慣病、禁煙外来、肥満外来(肥満外科治療)、睡眠時無呼吸症候群、腎臓リハビリテーション、サルコペニア外来、スポーツ外来、アンチエイジングドック、その他術後などの不活動に対する体力向上といった観点で運動処方が必要とされています。習慣的な運動は、糖尿病、脂質異常症、高血圧、喫煙、肥満、うつ病、心血管疾患に対して効果的であることは多くのエビデンスが報告されています。そのため、近年では「Exercise is Medicine」といわれており、医学の世界に運動を積極的に導入することで第一次予防を推進することが必要なため、医師、管理栄養士、理学療法士、臨床心理だけでなく、健康運動指導士の必要性が高まっていることを説明して頂きました。

また、容易に実施できる運動様式としてストレッチ運動に着目し、3カ月間のストレッチ運動の継続で血管内皮機能が改善、6カ月間の継続で動脈硬化度が低下する効果が得られたデータをご紹介して頂き、エビデンスに基づく簡単ストレッチの実技もして頂きました。その他、肥満外来や心臓リハビリテーション外来、サルコペニア外来における運動や栄養指導によるエビデンスも提示しながら、スポーツ医学の臨床の現場を分かりやすくご紹介して頂きました。

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2019.11.18 education

2019/11/14 GATキャリアアップセミナー


2019年11月14日 GATキャリアアップセミナーの講師として、現在テキサス・ヘルス・クリニックでクリニカルバイオメカニストとしてご活躍されている後藤志帆さんをお招きしました。

第1部ではアスレティックトレーナーを目指したきっかけや大学生活、日本でアスレティックトレーナーだけでなく様々な職の経験談、研究に興味を持ち大学院・博士号取得した経緯、現在のお仕事等の興味深いお話をしていただきました。

第2部では、現在クリニックで研究されている前十字靭帯再建手術に伴うバイオメカニクスの変化を男女別、年齢別など多岐にわたる最新の知見をお話しして下さいました。

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2019.11.08 education

リーダーシップ論:特別講義「私が出逢ったリーダーたち」


去る20191031日の「リーダーシップ論」において、本学部の客員教授であり、江戸川大学教授の小林至先生をお招きし、「私が出逢ったリーダーたち」というテーマでご講演いただきました。

小林先生は、東京大学から3名輩出されたプロ野球選手の一人であり、千葉ロッテマリーンズに2年間在籍され、引退後、海外で学位取得後、福岡ソフトバンクホークスの取締役などを歴任され、現在、江戸川大学教授として、スポーツ経済学などの教育・研究を手掛けられています。

講義では、「リーダーシップとは、人を動かすこと・動いてもらうこと」というリーダーシップに対する考え方を提示された上で、カーネギーや山本五十六のリーダー観の紹介やご自身の経験を踏まえて、豊富な話題を提供くださいました。とりわけ、小林先生がこれまで出逢われた医療機関の徳州会創業者である徳田虎雄氏、過日、天に召された千葉ロッテマリーンズ監督の故金田正一氏、また福岡ソフトバンクホークスの孫正義氏や王貞治氏などの人柄を踏まえて、リーダーの在り方や個性的なリーダーシップについて、ユニークな話題を盛り込みながら、講義をしていただきました。

授業後、学生からは、活発な質問が飛びだし、授業後にも数名の学生が小林先生に質問し続けるなど、充実した特別講義の機会を得ることができました。

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2019.10.30 education

「電気生理学からみた身体運動時の神経・筋の振る舞い」


2019年10月26日基礎生理学の授業にて、ゲストスピーカーとして、中京大学 渡邊 航平 先生に授業をして頂きました。

本授業では電気生理学を中心に、「なぜ同じ運動でも力を調節できるのか?」について講義をして頂きました。同じ握るでも力の調節を大きくしたり、小さくしたりできる。これはなぜか?について脳から神経を通じて筋が発揮するまでの調節が重要である。神経細胞の大きさによって支配している筋線維の数が変わるという「サイズの原理」によって力発揮が変わる。そのため、同じ「握る」でも全力で握れば多くの神経細胞(運動単位)が動員され、軽く握る場合には少ない神経細胞(運動単位)だけが動員されるので、力発揮の大きさが調節されることを分かりやすく説明して頂きました。

また、実際に表面筋電図を使ったデモンストレーションを使って脳から筋への信号を様々な動作で観察できることを見せながら非常にわかりやすく授業して頂きました。また、多チャンネル表面筋電図法を用いた新しい研究内容についての紹介や筋への電気刺激を用いた電気的筋収縮刺激の最新の研究についても紹介してもらい、スポーツ・健康科学分野にどのように電気生理学が応用できるかについても学ぶことができる、非常に楽しく勉強になった講義となりました。

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2019.10.02 research

「2018-2019年度 日本体力医学会国際学術奨励賞」受賞


立命館グローバル・イノベーション研究機構の竹垣淳也さん(専門研究員)、スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程の佐瀬晃平さん(4回生)、堀居直希さん(3回生)が「2018-2019年度 日本体力医学会国際学術奨励賞」を受賞し、第74回体力医学会大会において表彰されました。

本賞は2018年8月から2019年7月の間に国際学会で活躍されている若手教員や大学院生会員の中から厳正なる審査の上、国際的に体力科学領域への貢献が高いと考えられる研究者に授与されます。

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2019.08.22 education

「日本における創造産業のアジア地域への展開」


去る201986日において、ロンドン大学東洋アフリカ研究院(SOAS)の三原龍太郎先生をお招きし、「日本における創造産業のアジア地域への展開」という演題にて、講演をしていただきました。

三原先生は、日本アニメの国際的な広がりに関して、文化人類学の視点から誰が、どの様にしてアニメの世界を広げたのか、日本が有する優良コンテンツであるアニメが有するソフトパワーの威力とその背景にあるグローバリゼーションとオリエンタリズムをめぐる創造産業の展開について議論を繰り広げられました。とりわけ、金に汚れたハリウッドと対比させるように、「きれいな日本のアニメ」という、ある種の偶像、ともすれば、虚像を創り上げ、日本のアニメが世界の創造産業において美化されすぎていると指摘されました。またアニメにおけるファンとクリエーターへの偏重がビジネスの主体を握り、両者の商業的な利害関係により、オリエンタリズムが利用されているとも述べられました。三原先生の研究は、フィールドワークを中心としたエスノメソドロジーの手法が用いられており、アニメグッズを展開するベンチャー企業や「インド版巨人の星」と呼ばれる「スーラジ・ザ・ライジングスター」の事例を取り上げ、アジア圏において創造産業の展開を図る上で、日本式商慣習とインド式商慣習の違いが生み出すビジネスを進める上での障壁を取り除く重要な鍵を握るのが「ブローカー(仲介役)」の存在であることなどを指摘されました。講演後、教職員、大学院生を交え、予定していたセッションの時間を大幅に超える活発な議論が交わされました。

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2019.08.21 research

2019/06/18本研究科博士課程前期課程2回生 山口慶一さんの研究が国際誌「Frontiers in Physiology」へ掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程2回生 山口慶一さんが、スポーツ健康科学部教授 後藤一成先生笠井信一さん(国立スポーツ科学センター)、角大地さん(博士課程後期課程3回生)、八津谷陽香さん(博士課程前期課程2回生)、Olivier Girard先生(マードック大学、オーストラリア)と共同で取り組まれた研究内容が「Frontiers in Physiology」へ掲載されました。

この研究は、男性スポーツ競技者を対象に、低酸素環境での上肢を用いた高強度運動時の筋酸素動態を検討したものです。結果として、低酸素環境では通常酸素環境と比較して発揮パワーが同様であるにも関わらず、活動筋(上腕三頭筋)における血液量の増加の大きいことが明らかになりました。

 

Keiichi Yamaguchi, Nobukazu Kasai, Daichi Sumi, Haruka Yatsutani, Olivier Girard and Kazushige Goto. Muscle Oxygenation During Repeated Double-Poling Sprint Exercise in Normobaric Hypoxia and Normoxia. Frontiers in Physiology, 2019.

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