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2020.06.25 education

2020/6/18キャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」特別講義:マスコミ業界(新聞業界)の仕事


去る618日に、キャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」の授業において、毎日新聞社事業部の久保氏にマスコミ業界、とりわけ、新聞業界の仕事について特別講義をしていただきました。多くの人にとって、「新聞社に勤める」と聞くと、「記者」をイメージしがちですが、新聞社には、当然ながら、記者以外にも新聞の出版にかかわるデジタル技術部門や広告・販売を司る営業部門、またスポーツや芸術といった文化の普及を務める事業部など、多種多様な部門が存在します。登壇いただいた久保氏は、まさに「スポーツ事業部」で全国高校駅伝や選抜高校野球大会などの事業に手掛けられ、文化の社会的価値の向上とともに企業価値の向上にも努めてこられました。

まず、久保氏は、デジタル社会において、新聞の販売部数の減少について触れられ、「活字離れ」が進む現状で、広告料収入を主軸とした新聞業界が新しいビジネスモデルを早急に確立する必要があることを述べられました。とりわけ、毎日新聞社が現存する日刊紙として最も古い歴史を持ち、業界でもトップを誇る取材力を活かしながら、ニュースの配信だけでなく、スポーツや文化事業をインターネットでライブ中継するなど、ジャーナリズムを中核とした「トータル・ニュース・コンテンツ企業」へと進化を遂げる必要性について述べられました。

次に、「スポーツとメディア」の関係性について述べられ、野球や駅伝を筆頭に、日本のスポーツ界の発展に新聞社の果たした役割は大きく、アマチュアだけでなく、プロスポーツに至るまで、競技団体に投資しながら、「報道と支援」という視点から「スポーツの社会的価値」を高めることに貢献してきたことについても述べられました。同時に、メディアにとってもスポーツは、開催日が決まっており、番組制作をゼロから行わなくてもよく、常に新鮮で、爽やかさやひたむきさ、時には番狂わせなど、筋書きがないドラマ性を持ち、人々を魅了する優良コンテンツであると説明されました。その一方で、報道内容がメディアの利害や特性によって偏ってしまい兼ねないことや、メディアの影響力によって、アスリートファーストではなく、スポンサーファーストとなってしまい、スポーツの本質を歪めてしまうことがあることも指摘されました。

最後に、ご自身が事業部の仕事に携わる中で、オペレーションやリスク管理、またマネジメント能力だけでなく、「幅広い対応力」が身についたと述べられました。また企業が「事業」を進める上で、過去の経緯や歴史ということは避けて通ることができず、企業が何を大切にしているのかということにも就職活動に携わる上で重要であることを学生にメッセージされました。学生にとって、わかりやすく、大変興味深い話をしていただきました。

(ニュース)20200625-2

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2020.06.25 education

2020/6/18 キャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」特別講義:人材サービス業界(新聞業界)の仕事


去る618日に、キャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」の授業において、立命館大学スポーツ健康科学研究科の修了生であり、フォースタートアップス株式会社で法人戦略の策定に携わるヒューマンキャピタリストの岡本麻以氏に人材サービス業界の仕事について特別講義をしていただきました。岡本氏は、まず、自身の経験を振り返り、大学院修了後の就職活動において、「スポーツに関する事業がある」「同期入社の中で一番になれそう」「自分で事業を創ることができそう」という3つを軸に活動を進めたことを紹介されました。入社後、様々な経歴を経て、現在のフォースタートアップスで「成長産業支援事業」に携われているとのことです。

次に、フォースタートアップスが手掛ける「成長産業支援事業」について、企業や転職、採用を支援する「タレントエージェンシーサービス」とオープンイノベーションや企業の英知とも呼べるデータアップの開発・運用を執り行う「アクセラレーションサービス」という2つの主力事業から企業の魅力を説明されました。とりわけ、岡本氏が手掛ける「ヒューマンキャピタリスト」という仕事は、「人の無限の可能性をベースとした事業創造を社内外に創出することで、成長産業を支援する」ことであり、VC(ベンチャーキャピタル)やCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)について説明されました。とりわけ、フォースタートアップス株式会社がスタートアップ企業や成長産業を支援する理由として、国内と世界の時価総額の上位にランキングされる企業や業界の構造的な違いについて述べ、我が国の産業がさらに進展を遂げるためには、テクノロジーやイノベーションによって短期的に事業を急拡大・急成長させる可能性のある組織を創出する必要があり、フォースタートアップス株式会社は、成長産業支援の仕組みづくりをし、日本の国際競争力の挽回に寄与したいからだと述べられました。

岡本氏は、講義の随所で学生にデータを提示しながら、幾つかの質問を提示され、テクノロジーやイノベーションを基軸にしながら、時代やビジネスの潮流を捉えることの必要性、またこれから社会で求められるスキルは、人と違う法則を見つけたり、システムの隙間に介入したりして、「結果を出し、成果を残す」ことを重視する「ハック思考」であると述べられました。そして、正解がないビジネス界において、自らの課題発見力や課題設定能力を高める工夫をしてほしいと後輩たちに頼もしいメッセージを送って下さいました。

(ニュース)20200625-1

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2020.06.18 research

本学部1期生 横川拓海さんが取り組まれた研究論文が、「Biochemical and Biophysical Research Communications」に掲載されました。


横川拓海先生 (本学部1期生→京都大学大学院→立命館大学食マネジメント学部 助手)、佐藤幸治准教授(神戸大学)、成澤諒子さん(本学部卒業生)、木戸康平先生(本学部1期生→本研究科→福岡大学 助教)、森理紗子さん(本研究科前期課程)、岩中伸壮 講師(京都光華女子大学)、林達也教授(京都大学)、橋本健志教授(本学部)が取り組んだ研究が「Biochemical and Biophysical Research Communications」に原著論文として掲載されました。

本研究では、性ホルモンの一種であるデヒドロエピアンドロステロン (DHEA)が示す抗肥満効果の分子機序を、細胞培養実験により検証しました。その結果、DHEA5-adenosine monophosphate-activated protein kinase (AMPK) の活性化ならびにmammalian target of rapamycin complex 1 (mTORC1)の不活性化をもたらすと共に、脂肪細胞分化ならびに脂質蓄積を抑制することが明らかとなりました。これらの研究成果は、DHEAの生理作用の分子機序にAMPKならびにmTORC1が関与していることを示唆しています。

https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2020.05.136

 

Yokokawa T*, Sato K, Narusawa R, Kido K, Mori R, Iwanaka N, Hayshi T, and Hashimoto T. Dehydroepiandrosterone activates 5-adenosine monophosphate-activated protein kinase and suppresses lipid accumulation and adipocyte differentiation in 3T3-L1 cells. Biochem Biophys Res Commun. 528(3), 612-619, 2020

*corresponding author


(ニュース)20200618-1

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2020.05.26 research

2019年度スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程修了生 作島弘起さんが取り組まれた研究論文の「Biochemical and Biophysical Research Communications」への掲載が決定しました。


2019年度スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程修了生 作島弘起さんが、スポーツ健康科学部・同研究科教授 橋本健志先生、宮本直和先生(順天堂大学スポーツ健康科学部准教授)、川万紀さん(本研究科博士課程後期課程3回生)、大崎智彦さん(京都大学人間・環境学研究科博士課程前期課程修了生)と共同で取り組まれた研究論文の「Biochemical and Biophysical Research Communications」への掲載が決定しました。

この研究では、複数の濃度の低酸素環境下(5%、10%、15%、20.9O₂)にて骨格筋細胞の培養を行うことで、酸素環境そのものが骨格筋細胞の形態的特性に与える影響を検討しました。本研究結果から10%、15%の低酸素環境が通常酸素環境20.9%と比較して、骨格筋細胞の生育を促し、筋肥大シグナル発現を促進することで筋肥大を誘導することを初めて示しました。この結果は、適度な低酸素という外的刺激が骨格筋細胞の成長に及ぼす分子メカニズムの理解を進め、サルコペニアに対する効果的な運動処方の開発に寄与するものと考えられます。

 

Koki Sakushima, Maki Yoshikawa, Tomohiko Osaki, Naokazu Miyamoto, Takeshi Hashimoto. Moderate hypoxia promotes skeletal muscle cell growth and hypertrophy in C2C12 cells. Biochemical and Biophysical Research Communications, 2020

https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2020.02.152

(ニュース)20200527-1

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2020.05.22 research

2019年度スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程修了生 久米 航さんが取り組まれた研究論文の「Nutrients」への掲載が決定しました。


2019年度スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程修了生 久米 航さんが、スポーツ健康科学部・同研究科教授 橋本健志先生、安田 純さん(本研究科博士課程後期課程修了生)と共同で取り組まれた研究論文の「Nutrients」への掲載が決定しました。

本研究は、若年健常者を対象に、レジスタンス運動時の食事(十分なたんぱく質を含有する朝食)摂取タイミング(運動1時間半前、運動直後、食事摂取なし)に対する筋タンパク質分解の急性応答をクロスオーバーデザインで検討した初めての研究です。その結果、レジスタンス運動直後の食事摂取は、運動1時間半前、食事摂取なしと比較して、運動後の筋タンパク質分解を効果的に抑制することを示しました。食事摂取によって多く分泌されるインスリンの筋タンパク質分解抑制作用に起因すると考えられました。近年、筋肉量の維持に関し、朝食時にたんぱく質を十分量摂取することの重要性が示唆されていますが、食事前にレジスタンス運動を習慣的に実施することによって、より効果的に筋肉量を維持・増加させることができる可能性が示唆されました。

 

Wataru Kume, Jun Yasuda, Takeshi Hashimoto. Acute effect of the timing of resistance exercise and nutrient intake on muscle protein breakdown. Nutrients, 2020.

https://www.mdpi.com/2072-6643/12/4/1177

(ニュース)20200522-4

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2020.05.22 research

2020/04/17本研究科博士課程前期課程修了生(2019年3月修了) 伊藤宏人さんの論文が「Temperature」に掲載されました。


20193月にスポーツ健康科学研究科・博士課程前期課程を修了した伊藤宏人さんが、スポーツ健康科学部教授 後藤一成先生、株式会社日本トリムと共同で取り組まれた研究論文が「Temperature」のオンライン版に掲載されました。

この研究では、スポーツ競技者12名を対象に、暑熱環境下での長時間運動時の電解水素水摂取の影響を検討しました。その結果、電解水素水の摂取時には等量の浄水摂取時と比較して、運動時のエネルギー消費量は低下(エネルギー効率の改善)することが明らかになりました。このことは、暑熱環境や屋内での長時間のスポーツ競技時における有効な水分摂取を考える上で、貴重な知見になると考えられます。

Hiroto Ito, Shigeru Kabayama, Kazushige Goto. Effects of electrolyzed hydrogen water ingestion during endurance exercise in a heated environment on body fluid balance and exercise performance. Temperature, 2020 (in press).

(ニュース)20200522-2

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2020.05.22 research

スポーツ健康科学研究科・博士課程後期課程3回生 吉川万紀さんが取り組まれた研究論文が、「Molecular Biology Reports」に原著論文として掲載されることが決定しました。


スポーツ健康科学研究科・博士課程後期課程3回生 吉川万紀さんが、スポーツ健康科学部教授 橋本健志先生、薬学部准教授 藤田隆司先生、京都府立医科大学 教授 西野輔翼先生、北海道大学水産学部教授 宮下和夫先生、細川雅史先生と共同で取り組まれた研究論文「Fucoxanthinol attenuates oxidative stress-induced atrophy and loss in myotubes and reduces the triacylglycerol content in mature adipocytes」が、「Molecular Biology Reports」に原著論文として掲載されることが決定しました。

 

本研究では、わかめなどの褐藻類に含まれる成分であるフコキサンチンの体内代謝産物であるフコキサンチノールが、骨格筋細胞に対して酸化ストレス由来の筋萎縮および筋細胞減少を抑制すること、また、脂肪細胞に対して脂肪の分解を高め、中性脂肪の蓄積を抑制することを確認しました。本研究の結果から、フコキサンチノールがサルコペニア肥満を抑制しうる素材であることが明らかとなりました。

https://link.springer.com/article/10.1007/s11033-020-05369-8

(ニュース)20200522-1

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2020.04.28 education

新型コロナウイルス禍に対する学びの緊急支援について(必ず読んで下さい)


学園のホームページに、在学生の皆さんや保護者の方々に向けたメッセージと

支援方策についての情報が掲載されました。


以下のURLにアクセスして、いまの皆さんに立命館学園がどのように寄り添おう

しているのか、内容に目を通してもらえればと思います。


http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1730


立命館学園、ならびにスポーツ健康科学部・研究科は、不安を抱える皆さんの状況に

できる限り寄り添い、限られた環境下の中で最善の学修内容を提供したいと思っています。

このようなメッセージを皆さんに直接、届けることができないのが、残念ですが、

皆さんと手を取り合いながら、一緒にこの状況を乗り越えたいと考えています。


そして、1日でも早く、皆さんに会える日を楽しみにしています。





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2020.04.06 research

2020/04/03本研究科博士課程後期課程1回生 林七虹さんの論文の「European Journal of Applied Physiology」への掲載が決定しました。


スポーツ健康科学研究科・博士課程後期課程1回生 林七虹さんが、スポーツ健康科学部教授 後藤一成先生八津谷陽香さん(2020年本研究科博士課程前期課程修了生)、森寿仁さん(兵庫県立大学)、伊藤宏人さん(2019年本研究科博士課程前期課程修了生)、Dr. Claire BadenhorstMassey大学、ニュージーランド)と共同で取り組まれた研究論文の「European Journal of Applied Physiology」への掲載が決定しました。

 

この研究では、健常男性を対象に、暑熱・低酸素環境下で持久性運動時のヘプシジン応答を検討しました。ヘプシジンは鉄の吸収や利用を阻害するホルモンであり、体内の鉄代謝を制御しています。低酸素環境での運動は以前から持久性パフォーマンスの向上を目的として実施されていますが、近年では暑熱を付加した暑熱・低酸素環境での運動が注目されています。スポーツ競技者のコンディションに関わる鉄代謝という面から暑熱・低酸素環境での運動を検討したのは本研究が初めてとなります。本研究の結果から、運動を実施する際に暑熱および低酸素ストレスを付加しても鉄代謝応答に影響を及ぼさないことが明らかとなりました。

 

Nanako Hayashi, Haruka Yatsutani, Hisashi Mori, Hiroto Ito, Claire Badenhorst, Kazushige Goto. No effect of supplemented heat stress during an acute endurance exercise session in hypoxia on hepcidin regulation. European Journal of Applied Physiology, 2020 (in press).

(ニュース)20200406-2

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2020.04.06 education

GATプログラムについて


GAT(Global Athletic Trainer)プログラムは、立命館大学で学士号を取得し、提携校であるアメリカ大学院で修士号を取得し、準医療資格の全米公認アスレティックトレーナーの資格取得を目指すスポーツ健康科学部独自のプログラムです。

 

アメリカの大学院で必要な英語の運用能力、選手や他の医療資格者をはじめとする様々な方と理解を深めるために必要なコミュニケーション能力、スポーツ健康科学部での授業に加え、アスレティックトレーナーに関する基礎知識を3年間かけて培い、より深い知識や経験を大学院で得るための準備プログラムです。

プログラムに入ると、学内・学外にいる全米公認アスレティックトレーナーの下で、仕事の見学や経験を詰んだり、海外インタンーンシップを通してアスレティックトレーナーについて実際に見て学ぶことが可能です。

 

また、最大の特徴は、個人で留学する際には大学院のアスレティックトレーニングプログラムに入るために必要とされている授業の単位を別にアメリカで取らなくてはなりませんが(約1年かかる)、GATプログラムの提携校に進学する場合、立命館大学で取得した単位が認められるため、卒業後すぐに提携校の大学院で学ぶことができます。

そのため、アスレティックトレーナー資格取得までの期間も、個人で日本の大学を卒業してからアメリカの大学院を卒業すると一般的に約7年かかりますが、

GATプログラムの場合は最短5年へと短縮が可能になります(学部の早期卒業制度を利用し、3年次修了時点で学部卒業、秋学期から大学院に留学する方法もあります)。


晃洋書房http://www.koyoshobo.co.jp/book/b508115.html

(ニュース)20200406-1

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2020.04.03 education

スポーツ健康科学部に関する記事が日本経済新聞に掲載されました


2020329日(日)日本経済新聞朝刊にスポーツ健康科学部で開発している着るだけでバイタルデータが計測できるスマートウェアを中心としたスポーツ健康科学部の伊坂忠夫教授、塩澤成弘教授の取り組みが掲載されました。

 

なお、本記事に関わるスマートウェアの開発には、本研究科博士課程後期課程1回後藤大輔さんをはじめ、多くのスポーツ健康科学部/研究科の学部生・院生が関わってきました。

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2020.04.02 research

2020/03/20本研究科博士課程後期課程の濱口佳奈子さんの研究が国際誌「Int. J. Environ. Res. Public Health」に掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程の濱口佳奈子さんが、スポーツ健康科学部の真田樹義先生、家光素行先生、栗原俊之先生らと共同で取り組まれた研究内容が「Int. J. Environ. Res. Public Health」へ掲載されました。

 

骨密度の低下に関連する動脈硬化指標を用いて中年期女性を分類し,骨密度と身体活動および栄養摂取の関連について分析を行ったところ,動脈硬化指標の高いグループにおいて骨密度は1日平均歩数や食事からの不飽和脂肪酸,およびビタミンE摂取量と有意な正の相関を示しました.このことから動脈硬化リスクの高い対象者では血流の改善を促す運動処方として歩数の増加や抗炎症抗酸化成分の摂取に留意した食事指導の併用が骨粗しょう症予防に有益である可能性が示唆されました.

 

Kanako Hamaguchi, Toshiyuki Kurihara, Masahiro Fujimoto, Koji Sato, Motoyuki Iemitsu, Takafumi Hamaoka, Kiyoshi Sanada. Associations among Bone Mineral Density, Physical Activity and Nutritional Intake in Middle-Aged Women with High Levels of Arterial Stiffness: A Pilot Study. Int. J. Environ. Res. Public Health. 2020

(ニュース)20200402-4

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2020.04.02 research

2020/03/20本研究科博士課程後期課程の西村朋浩さんの研究が国際誌「Journal of Physical Therapy Science」に掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程の西村朋浩さんが、スポーツ健康科学部の真田樹義先生、栗原俊之先生らと共同で取り組まれた研究内容が「Journal of Physical Therapy Science」へ掲載されました。

 

本研究は、高齢者におけるサルコペニアとロコモティブシンドロームの合併が歩行能力および日常生活動作(ADL)におよぼす影響について検討しました。地域在住及び骨折により入院中の高齢者を対象とし、対照群、ロコモ単独群、サルコペニア単独群およびロコモ・サルコ合併群に分類した上で、Timed Up and Go testを転倒指標、老研式活動指標をADL指標として測定し比較検討を行いました。その結果、ロコモとサルコペニアが合併することで転倒リスクが増加し、ADLが減少することが明らかとなりました。

 

Tomohiro Nishimura, Aiko Imai, Masahiro Fujimoto, Toshiyuki Kurihara, Kentaro Kagawa, Taketoyo Nagata, Kiyoshi Sanada. Adverse associated with the locomotive syndrome with sarcopenia on walking ability and performance of activities of daily living among Japanese elderly females. Journal of Physical Therapy Science. 2020 Mar; 32(3) : pp227-232.

(ニュース)20200402-1

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2020.04.01 education

「立命館」の扉を開いた新入生のみなさんへ


「立命館」という学び舎の扉を開いた新入生の皆さん、入学、本当におめでとうございます。

「立命」の名は、孟子の「尽心章句」に由来します。その「盡心(尽心)」という言葉は、文字通り「心の限り尽くすこと」、つまり、物事の真理・真相を、精神と知能の限りを尽くして知ろうとすることを意味し、立命館は、皆さんにとって、「学問を通じて、自らの人生を切り拓く修養の場」であり続けたいと考えています。

皆さんを新入生として迎え入れる2020年度は、皆さんにとって、また我々教職員にとっても特別な時を迎えることになります。それは、1869年に西園寺公望が私塾「立命館」を創始し、その意志を引き継いだ中川小十郎が立命館大学の前身となる「私立京都法政学校」を創設して、今年で120周年を迎えます。また皆さんが学び舎として選んだスポーツ健康科学部は、2010年度に産声を上げ、今年度に創設10周年という記念すべき時を迎えます。

10年の時を刻んだスポーツ健康科学部がこれまでも、そしてこれからも変わらずに大切にしていることは、人々や社会の健康と幸福、そして平和に貢献しうる「人財」を社会へと送り出すことです。その人財像とは、志高く未来を切り拓くことができる人、つまり、我々は、「未来を生み出す人」を育成したいと考えています。このミッションを実現するために、我々は、新たに“CREA”というビジョンを掲げました。この“CREA”という言葉は、イタリア語で「創造」を意味します。

CREA”の“E”は、“Edge(智を極む)”ことを意味し、深く論理的に考える力を身につけるための深い教養を習得することで、スポーツ健康科学分野で尖った研究・教育を可能にする行為者を育成したいという想いが込められています。

CREA”の“C”は、“Collaboration(異分野を紡ぐ)”ことを意味し、ひと、日々の出来事、経験、可能性などに対して働きかけ、その「可能性の束」によりをかけてキャリア、幸福、新しい創造物を生み出そうとする行為者を育成したいという想いが込められています。

CREA”の“R”は、“Resiliency(主体的に挑む)”ことを意味し、常に前向きに挑戦し、失敗してもまた立ち上がって挑戦する行為者を育成したい、またしなやかに、逞しく生き抜く力と勢いを身につけてほしいという期待を込めています。

そして、“CREA”の“A”は、“Attraction(ひとと組織が輝く)”ことを意味し、そこには、「個」が輝いて始めて、「組織」が輝くということが根底にあり、そのため、一人ひとりに違いがあること、またその違いを認め合いながら、その全てが同等であることを理解し、一人ひとりが自らの輪郭をつくり上げ、魅力的になることがスポーツ健康科学部の輝きにつながり、学部がより魅力的な「場」となるという考えに基づいたものです。

いまここにないものやいまここにない世界といった「未来」を創るためには、新しい「知」を生み出す必要があります。つまり、豊かな「知」が豊かな「社会」や「未来」を切り拓きます。新しく、そして豊かな「知」を生み出すためには、ひととひととの関係によって紡がれる想像的かつ創造的な協働作業が不可欠です。その「ひととひととの関係」は、決して同質なものではなく、これまでとは違う感覚や価値観といった「異質な関係」がより重要となります。異なることや違いがあることに違和感を抱くのではなく、それぞれの違いを尊重し合いながら、学び舎で共創と協奏を繰り返し、「未来を生み出す人」になってほしいと思います。

新型コロナウイルスのパンデミックにより、新しい門出を迎える皆さんにとって、また皆さんを迎え入れる我々教職員にとっても、大変厳しい試練に直面していますが、皆さんが選んだこの学び舎である立命館大学という総合大学の強みを活かしながら、人々と社会の健康と幸福、平和に資するスポーツ健康科学を極めて下さい。

 

立命館大学スポーツ健康科学部

学部長 長積 仁

「立命館」の扉を開いた新入生のみなさんへ(PDF版)

(ニュース)20200401-1

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2020.03.19 education

「立命館」を巣立つ卒業生・修了生のみなさんへ

「立命館」を巣立つ卒業生、修了生のみなさん、本当におめでとうございます。

みなさんは、学生生活を振り返り、いままで目にしたことがないような新しい世界の扉を開くことはできたでしょうか?

また心を震わせ、涙が止まらないほど、感動するような瞬間を迎えることができたでしょうか?さらには、もうこれ以上は限界だと思うほど、自らを追い込むような体験をすることはできたでしょうか?

今一度、瞳を閉じて、これまでの学生生活を振り返ってもらいたいと思います。


いま「立命館」を巣立つみなさんに送るメッセージは、極めてシンプルです。

「未来を生み出す人」になって下さい。我々教職員は、この言葉を大切にして、これまでみなさんと向き合ってきました。このメッセージに込める我々教職員の想いは、3 つです。

 

第一に、みなさんがこれまで探究し、また培ってきた人々の身体と心にかかわる英知を活かし、これから歩む新しい道で、人々と社会の健康と幸福、平和に貢献するよう、高い志を持ち、主体的に行動する人になって下さい。

 

第二に、一人ひとりに違いがあることを理解し、それを受け止めながら、ひととしての存在や尊厳を大切にする人になって下さい。これは、ダイバーシティと呼ばれる言葉を理解する上での前提条件となることです。自他ともに「個」の存在を大切にすること、また互いがその存在を認め合うことによって、人と人との関係が紡がれたり、その紡がれた関係性から共創が生まれたりします。ひとの身体と心の健康について学んだみなさんには、「ひとに優しい社会」を生み出すことができる人になってほしいと思います。

 

そして、最後に、いまここにない世界を創る人になって下さい。みなさんが歩む新しい道でも、現在、我々が抱えているような困難で複雑な問題が存在することでしょう。そのような社会における様々な壁がみなさんの道を阻もうとしたときに、その壁に向かって果敢にチャレンジし、リスクを冒してでも一歩前に踏み出す人になってもらいたいと思います。そのような壁は、全てみなさんの成長のための糧となるでしょうし、その壁を乗り越えて、いまここにないものや、いまここにない世界を創造し、それを実現する人になって下さい。

 

新型コロナウイルスが全世界をパンデミックに陥れた状況下で、卒業生、修了生のみなさんとこの喜びの瞬間をともに過ごせなかったことは、非常に残念でなりません。ただ、2020 年度にスポーツ健康科学部・研究科は、創設10 周年を迎えます。そして、9 19 日には、10 周年記念式典を開催しますので、卒業生、修了生がいま抱いているやりきれない気持ちを受け止め、改めてみなさんの晴れ舞台をセッティングできればと考えています。

 

みなさんがこれから歩み道で、大いに活躍することを教職員一同、心から祈っています。そして「立命館」は、みなさんが「未来を生み出す人」になるために、いつまでもみなさんに寄り添い、みなさんが成長を遂げるための礎となり続けます。

Creating a Future Beyond Borders

 

立命館大学スポーツ健康科学部・研究科

学部長・研究科長

長積 仁

「立命館」を巣立つ卒業生・修了生のみなさんへ(PDF版)

(ニュース)20200319-1

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2020.03.16 research

2020/2/11 本研究科博士課程後期課程3回生泉本洋香さんの研究が「International Journal of Sports Medicine」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生の泉本洋香さんが本校スポーツ健康科学部・伊坂忠夫先生、金久先生、栗原俊之先生、前大純朗先生、杉山敬先生と共同で取り組まれた研究が、「International Journal of Sports Medicine」に原著論文として掲載されました。

本研究によって、ゴルフ選手の体幹筋形態はスイング中の体幹部の動作に適応して左右非対称であることが確認され、体幹筋体積やその左右差は速いクラブヘッドスピードを生み出すことに貢献していることが明らかになりました。

https://www.thieme-connect.com/products/ejournals/html/10.1055/a-1087-2332

 

Izumoto Y., Kurihara T., Maeo S., Sugiyama T., Kanehisa H., Isaka T., (2020). Relationship between Trunk Muscularity and Club Head Speed in Male Golfers. International Journal of Sports Medicine

(ニュース)20200316-1

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2020.03.05 research

2020/03/03本研究科後藤一成教授の研究内容が紹介されました。


スポーツ健康科学研究科・後藤一成教授の研究内容が「shiRUto」に紹介されました。

この研究は、女性スポーツ競技者において頻発する鉄欠乏の発症要因として、肝臓から放出されるホルモンである「ヘプシジン」に着目をしたものです。記事には、ヘプシジンの分泌を誘発する運動刺激や過剰な分泌を抑制する上での留意点に関するコメントが掲載されています。

なお、本記事に関わる一連の研究は、国立スポーツ科学センター・石橋彩研究員(20183月修了)、笠井信一研究員(20193月修了)、小島千尋研究員(20193月修了)、本研究科博士課程後期課程3回生角 大地さん、博士課程前期課程2回生林 七虹さんが中心となり実施されたものです。

 

掲載先

shiRUto【知ると、ツナガル、ウゴキダス】

https://shiruto.jp/sports/1988/

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2020.03.02 education

東京2020に向けた心理サポート


2020228日、特別講演のゲストスピーカーとして、独立行政法人日本スポーツ振興センター 国立スポーツ科学センターの佐々木丈予先生をお招きし、「東京2020に向けた心理サポートの最前線」としてお話をいただきました。

アスリートの多くが経験するものの一つに、心理的プレッシャーがあります。このプレッシャーが、運動パフォーマンスにどのような影響を及ぼすのか、そしてこのプレッシャーに対してどのように対処するとよいのか、については多くのアスリートが知りたいところです。このことについて、佐々木先生ご自身の研究成果が報告されました。

とくに、自国開催である東京オリンピックを踏まえて、JISS国立スポーツ科学センター)では「自国開催プレッシャー対策」プロジェクトに取り組んでおられ、アスリートの心理を浮き彫りにしたインタビュー調査について、興味深い内容を紹介して頂きました。

教員や学生から多くの質問があり、セミナーの時間を越えて活発な質疑応答が続きました。

<写真協力:河井先生撮影>

(ニュース)20200302-1

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2020.02.20 research

2020/2/15 本研究科博士課程後期課程2回生工藤将馬さんの研究が「Gait & Posture」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程2回生の工藤将馬さんが本校スポーツ健康科学部教授・長野明紀先生、同学部特任助教・佐藤隆彦先生、産業技術総合研究所運動機能拡張研究チーム主任研究員・藤本雅大先生と共同で取り組まれた研究が、「Gait & Posture」に原著論文として掲載されました。 


 歩行運動や走行運動中において、複数の関節と筋を含む体幹部(身体の胴体部)は、それらの解剖学的な構造や機能に起因して複雑な運動をすることが報告されています。本研究では、この体幹部の複雑な運動を評価する際に適した身体モデルを構築しました。これは、歩行や走行運動中における体幹部の動作解析や体幹筋の役割を適切に評価するうえで重要な知見となります。

 

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0966636220300709

 

Kudo S., Fujimoto M., Sato T., and Nagano A., (2020). Determination of the optimal number of linked rigid-bodies of the trunk during walking and running based on Akaike’s information criterion. Gait & Posture, In Press.

(ニュース)20200220-1

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