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2021.01.21 research

「外出自粛で認知機能が低下? 新しい生活様式に取り入れるべき運動習慣とは」(橋本健志教授)【shiRUto掲載】


本学メディアshiRUtoに橋本先生の研究が取り上げられました(2020/12/29付)。


「外出自粛で認知機能が低下? 新しい生活様式に取り入れるべき運動習慣とは」

https://shiruto.jp/life/2489/

 

shiRUtoとは…教育・研究から得られる知の数々が私たちや社会とどう関わっているのかを、ビジネス、テクノロジー、グローバル、ライフ、スポーツ、カルチャーの6つの視点で取り上げます。

世界を、日々の生活をよりよくする、明日のビジネスを考える、新たなイノベーションを起こす、そんなきっかけを生み出すメディアとなることを目指します。

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2021.01.14 education

スポーツ×栄養で地域スポーツクラブを通じた『ひとづくり』


 2021年1月14日の「スポーツ栄養教育学」の授業に、三重県のNPO法人スポーツクラブどんぐりにて理事兼運営責任者をされている薮中一真氏をお招きし、スポーツビジネスの観点からの「スポーツ×栄養で地域スポーツクラブを通じた『ひとづくり』」というテーマでご講演いただきました。今回の講演では、クラブでの食育に関する取り組みや、ビジネス運営について伺えました。

 食育としては、正しい食習慣をつけるために知識だけでなく、意識を高める取り組みを行いその効果(選手の身長・体重の変化)を検証することで、意識の重要性が明らかになった仰っていました。
このようなサッカーだけでなくその他の活動を行うことは、個々の選手が活躍する場をつくり、選手が「どうなりたいか」を考えることを大切にでき、いきる力(生きる・活きる)トレーニングとなっているそうです。結果として、練習量は決して多くなくても、OG・OBからプロ選手が3名排出され、ほとんどの選手が高校においてサッカーを継続し試合で活躍しているそうです。

 さらにビジネスとしては、コロナ禍で浮き彫りになったスポーツ産業の現状を踏まえた、今後のビジネスモデルの展望も伺えました。今進めている事業のなかで、コミュニティづくりとして「どんぐりパーク」子ども専用のスタンドのあるスタジアムを建設中であることも紹介していただきました。スポーツをどのようにビジネスをしていくかを考えていくきっかけとなりました。

 やりたいことをやるでなくても夢の解像度が低くても実現でき、仕事以外でも得られることはたくさんあること、続けること、働き方に生き方を侵食されず自分の幸せも大切にすることが大事であるとメッセージをいただきました。

 今回地域スポーツクラブスタッフとしての小学生選手や地域への関わり方の事例をうかがえたことは、今後就職活動を進めていく3回生にとって、進路に関する視野を広げる機会となったと思います。

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2021.01.09 research

2021/1/9 本学部講師・福谷充輝先生らの研究が「Frontiers in Physiology」に総説論文として掲載されました。


本学部講師・福谷充輝先生が、本学部教授の伊坂忠夫先生、カルガリー大学のWalter Herzog教授と共同まれた研究をまとめたもの、「Frontiers in Physiology総説論文として掲載されました

私達の身体運動パフォーマンスは反動動作を用いることによって増強します。この現象はストレッチ・ショートニングサイクル (stretch-shortening cycle: SSC) とよばれています。これまで、伸張反射と腱伸長がSSCのメカニズムとして考えられていましたが、私達はこれらの影響を取り除いた条件においてもSSC効果が生じることを確認しているため、筋細胞由来のメカニズム、すなわち予備緊張、residual force enhancement、クロスブリッジが存在すると考えて研究を進めています。今回の総説論文では、これらの要素がどのようにSSC効果に関わっているのかを紹介しています。


Atsuki Fukutani, Tadao Isaka, Walter Herzog (2021). Evidence for muscle cell-based mechanisms of enhanced performance in stretch-shortening cycle in skeletal muscle. Frontiers in Physiology. doi: doi.org/10.3389/fphys.2020.609553

 

Journal website:

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphys.2020.609553/full

(ニュース)20210112-1

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2020.12.17 education

学び宣言-作成

20201217日の4限、「スポーツ健康科学特殊講義」の授業に、Learning in Contextより植竹康之先生をゲストスピーカーとして招聘しました。

学生たちは、未来の社会課題を見据え、どのような未来をつくるか、どのような社会にしていきたいか、そこに自分がどう取り組んでいくかといったことを考え、動画にて表現する活動に取り組みました。環境に優しいスポーツ用品、運動が人と関わることで笑顔を増やすこと、健康増進に向けて活躍する、選手のパフォーマンスを100%発揮できるようなトレーナーになる、運動嫌いな自分が変わるきっかけをくれた先生のような教師になるといった様々なアイデアが学生から発表されました。自分の学び、そして未来への挑戦を自分事にしていくことの大切さを学ぶことができました。これからの学びを何のためにしていくかを深く考えることができ、深いモチベーションが生まれたといった感想が寄せられました。

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2020.12.17 education

暑熱・循環生理学


20201216日の3限、「運動生理学」の授業に、大阪市立大学教授の岡崎和伸先生を招聘し、「暑熱・循環生理学」について講義いただきました。

 

すっかり冷え込んできましたが、今年の夏は猛暑だったのを思い出してください。延期とはなりましたが、東京オリンピックはそうした暑熱で開催されるわけでした。これまでのデータから、短距離などのスプリント競技では暑熱環境は時としてパフォーマンス向上に繋がるものの、持久性の運動、特に長時間のマラソンなどの競技では、数%以上のパフォーマンスの低下が見られます。

 

こうした導入から、本講義では、私たちは暑熱という環境に暴露されたとき、急性あるいは慢性的にどのような生理応答を示すのか、そして暑熱下での運動時、安全面とパフォーマンス維持の観点で、どのような対処が有効であるのか、非常にわかりやすく教授いただきました。

ずばり、脱水を抑える、体温上昇を抑える、暑さに馴れる、暑さを避ける、です。特に生理的観点から、脱水や体温上昇が循環応答にどのようなインパクトを与えるか、暑さに馴れるとどのような生理的変化が生じるのか、詳細に、丁寧に解説頂きました。ご自身も、暑熱・循環生理学の有識者として、陸連のサポートチームに携わり、東京オリンピックの対処法など実践的な活動にも深く関わってこられていますので、受講生たちも多くの生理的知識や実際を学修することができたと思います。

 

詳細は受講生の財産ですので割愛致しますが、90分では勿体ないくらいのお話をしていただきました。学生からは、口頭やチャットを介しての質問が寄せられ、丁寧にお答えくださいました。スポーツ健康科学部生にとって非常に貴重な時間であったと思います。

岡崎先生、ありがとうございました!

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*今年はこうした情勢の中、オンラインのライブ授業でした。

先生の質問に対して、挙手をしている様子です。

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20200.12.01 education

スポーツ健康科学部・研究科の保護者とご家族の皆さま方へ


新型コロナウイルス感染の「第3波」が訪れ、日本各地で感染者数が再び増加し始めています。このような状況において、スポーツ健康科学部と研究科に所属する学生諸君ならびに保護者・ご家族の皆さま方におかれましては、「耐え忍ぶ」という日々を過ごされていることと存じます。皆さん、心身に支障を来すような状況に陥っていらっしゃらないでしょうか?私たち人間は、創意工夫を凝らしながら、数々の苦境や困難を乗り越え、これまで人の営為によって様々な文化を築き、社会を支えてきました。今次の状況も、一人ひとりが他者や種々の社会のことを慮りながら、日々の営みを少しでもより豊かなものにすることができればと願っています。

現在、大学では、対面授業、Web授業、対面とWebの混合による「ハイブリッド授業」を展開し、学生に学習機会を提供しています。対面授業では、教室収容人数の50%以下の教室要件で、教員・受講学生ともに一定の距離を保ちつつマスクを着用し、授業を進めています。対面授業は録画し、種々の理由によって登校できない学生に対する学習機会を保障するようにも努めています。とりわけ、新入生に対しては、大学での学修スタイルと学習習慣を養ってもらうために、「基礎演習」という授業をハイブリッドで進めながら、オンキャンパスでの学びを実感してもらうような工夫を凝らしています。同時に、この授業では、受講登録やレポート課題の作成など、新入生の学習面での不安を解消するため、大学での学習経験を有する上回生が新入生に対するピアサポートを施し、対面とオンラインで様々な相談に応じたり、学生間の仲間づくりなどにもリーダーシップを発揮してもらったりしています。

Web授業では、対面授業のようなリアル感を追求するとともに、授業コンテンツやそれをもとにした動画の作成に力を注ぎ、「授業を受講する」という緊張感を保つように工夫しています。またオンラインソフトを駆使しながら、グループディスカッションを実施したり、チャット機能を用いて質疑応答の機会を増やしたりするなど、Web授業ならではの強みを活かした授業を進めています。

キャンパスでは、ネットワークやパソコンによる学習環境が整わない学生のために、マルチメディアルームやWeb授業を受講するためのスペースを提供しており、また書籍の貸出や文献検索などが自由にできるように、図書館も平時と変わらない状況で開館しています。その他、食生活や学生生活をサポートするため、立命館大学生協では、パーティションの設置や感染予防対策を十分施した上で、食堂やショップなども開館しており、制約された環境下とはいえ、学生のキャンパスライフを維持するように努めています。

諸外国ではワクチン開発が治験段階を終え、国の承認を得るための手続きに入り、わずかな希望の光が見え始めました。とはいうものの、感染者の増加は収まらず、まだまだ不安が払拭されるような状況ではありません。英知が結集された世界の科学技術を信じつつも、「新しい生活様式」という言葉をポジティブに受け止め、「挑戦をもっと自由に」という中長期ビジョンを掲げる立命館学園の教職員が一丸となって、「大学で何を学び、何を身につけたのか」ということに対して、責任を持つだけでなく、果敢にチャレンジし、振り返ったときに、「本当に立命館大学で学んでよかった」と思えるような場と時をプロデュースするように努めます。そして、学生や保護者・ご家族の皆さま一人ひとり対して丁寧に向き合いながら、豊かなキャンパスライフの創造と未来を生み出す人財の輩出に最大限の努力を尽くしたいと思います。

これまでも、これからも私たち教職員は、学生の学びを全力でサポートしたいと思います。

 

2020年12月1日

スポーツ健康科学部学部長・スポーツ健康科学研究科長 長積 仁

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20200.12.10 education

スポーツ健康科学部・研究科10周年サイトが開設 


立命館大学スポーツ健康科学部・研究科2020年に10周年を迎えました。

10周年サイトでは、これまでの軌跡や学生、卒業生の様子を掲載しております。また、記念式典の情報を更新していく予定です。是非ご覧ください。

 

立命館大学スポーツ健康科学部・研究科10周年サイトはこちら http://www.ritsumei.ac.jp/shs/10th/


(ニュース)20201209-1

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2021.01.07 research

スポーツ健康科学部助教・大塚光雄先生が「日本トレーニング科学賞」受賞


スポーツ健康科学部の大塚光雄先生(助教)が日本トレーニング科学賞を受賞し、第33回日本トレーニング科学会(2020年12月20日(日))において表彰されました。

大塚光雄先生は同学部教授・伊坂忠夫先生、同学部教授・長野明紀先生、本学総合科学技術研究機構准教授・栗原俊之先生、同学部教授・大友智先生と共同で取り組まれた研究を学術論文としてまとめ、「定性的・定量的評価が可能な新しいタブレット端末用アプリケーションを活用した学習効果;ハードル走に着目して」のタイトルで科学誌「トレーニング科学」に発表されていました。
本賞は、2020年の間、日本トレーニング科学会が出版する「トレーニング科学」に掲載された論文のうち、最も優れた論文を「日本トレーニング科学賞」として評価するものであり、同学会の理事会による厳正なる審査の上、大塚先生らの研究内容が受賞対象とな
ることが決定されました。

(ニュース)20210107-1

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2020.12.23 education

2020年度秋学期 奨学金給付証書授与式を実施しました

20201222()2020年度秋学期立命館大学西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)及び+R Challenge奨学金給付証書授与式を開催しました。

スポーツ健康科学部では、今年度秋学期は、西園寺記念奨学金12名(13回生)、+R Challenge奨学金6名(1回生)の計18名が奨学生として表彰されました。

学部生のロールモデルとして、奨学生の皆さんのますますの活躍を期待します。

なお、あいコアCaféのページ(http://www.ritsumei.ac.jp/shs/cafe/)にて、奨学生への、自身の学びやチャレンジの内容、日々感じていることなどのインタビューを配信予定ですので、是非ご覧ください。

■奨学生の決意表明一覧

Never stop challenging

全力投球

感謝

文武両道

先見の明

とことんこだわる

躍進 を 遂げる

Time flies, but you’re the pilot

No effort, no success

今の自分を大切に!

準備

知行合一

後悔なき一日を生きる

HIITの効果を実際に検証してその効果を証明してみたいと思います。

変化

冒険

自分で決めた学習テーマについて追及し、社会の発展に寄与できるように頑張ります。

change&challenge

(ニュース)20201224-1

(ニュース)20201224-2


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2020.12.10 research

スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生の堀居直希さんが取り組まれた研究が、「J Clin Biochem Nutr」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生の堀居直希さんが同研究科教授 家光素行先生、助教 内田昌孝先生、藤江隼平先生、総合科学技術研究機構専門研究員 長谷川夏輝先生と共同で取り組まれた研究が、「J Clin Biochem Nutr」に原著論文として掲載されました。

この研究論文では、アスリートにおける8週間のヤマノイモ科の一種であるトゲドコロ摂取とレジスタンストレーニングの併用が、筋量・筋力を効果的に増大させることを明らかにしました。

 

Horii N, Hasegawa N, Fujie S, Iemitsu K, Uchida M, Hamaoka T, Iemitsu M. Effects of Dioscorea esculenta intake with resistance training on muscle hypertrophy and strength in sprint athletes. (2020) J Clin Biochem Nutr. 67: 338-343.



https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcbn/67/3/67_19-124/_article/-char/ja

(ニュース)20201210-3


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2020.12.10 research

スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生の堀居直希さんが取り組まれた研究が、「FASEB J」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生の堀居直希さんが同研究科教授 家光素行先生、助教 内田昌孝先生、藤江隼平先生、総合科学技術研究機構専門研究員 長谷川夏輝先生と共同で取り組まれた研究が、「FASEB J」に原著論文として掲載されました。

この研究論文では、一過性のレジスタンス運動による筋内の性ステロイドホルモン濃度の増大が、2型糖尿病モデルラットの筋タンパク合成(Akt/mTOR/p70S6K)および糖取り込み(Akt/AS160/GLUT4)シグナル経路の亢進に関与することを明らかにしました。

 

Horii N, Hasegawa N, Fujie S, Uchida M, Iemitsu M. Resistance exercise-induced increase in muscle 5α-dihydrotestosterone contributes to the activation of muscle Akt/mTOR/p70S6K- and Akt/AS160/GLUT4-signaling pathways in type 2 diabetic rats. (2020) FASEB J. 34: 11047-11057.


https://faseb.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1096/fj.201903223RR

(ニュース)20201210-2

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2020.12.09 research

スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程2回生の井上健一郎さんが取り組まれた研究が、「Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程2回生の井上健一郎さんが同研究科教授 家光素行先生、真田樹義先生、助教 内田昌孝先生、藤江隼平先生、総合科学技術研究機構専門研究員 長谷川夏輝先生、博士課程後期課程3回生 堀居直希さんと共同で取り組まれた研究が、「Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism」に原著論文として掲載されました。

この研究論文では、肥満者における有酸素性トレーニングによる骨格筋由来内分泌因子;irisinの分泌促進が血管拡張物質であるNO産生増加を介して動脈硬化度の低下に関連することを明らかにしました。

 

Inoue K, Fujie S, Hasegawa N, Horii N, Uchida M, Iemitsu K, Sanada K, Hamaoka T, Iemitsu M. Aerobic exercise training-induced irisin secretion is associated with the reduction of arterial stiffness via nitric oxide production in adults with obesity. (2020) Appl Physiol Nutr Metab. 45(7): 715-722.



Aerobic exercise training-induced irisin secretion is associated with the reduction of arterial stiffness via nitric oxide production in adults with obesity (cdnsciencepub.com)

(ニュース)20201210-1


 

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2020.11.13 education

『スポーツ健康科学』の未来を拓くあなたへ


今年の9月に博士課程を修了した泉本洋香さんと指導教授の伊坂忠夫先生との対談インタビューです。泉本さんは、学部から大学院まで立命館大学で学び、研究しました。
「スポーツ健康科学」をどのように学び、どのような力をつけたのか、そしてこれららの未来をどのように拓いていけるのかをじっくりご覧ください。

『スポーツ健康科学』の未来を拓くあなたへ (フルバージョン)
https://youtu.be/Wig1xG9C_dw

(大学進学を考えているみなさんへ)
https://youtu.be/SPlAZiGpl0k

(大学院で学びを深めたいみなさんへ)
https://youtu.be/T1BIanTRM6g

(最先端の研究を志すみなさんへ)
https://youtu.be/Q0g8-RDkKVg

(ニュース)20201113-1

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2020.11.02 research

2020/10/28 本学部助教・塚本敏人先生らの研究が「American Journal of Physiology-Regulatory, Integrative and Comparative Physiology」に原著論文として掲載されました。


本学部助教・塚本敏人先生が、本学部教授・橋本健志先生、教授・篠原靖司先生、東洋大学理工学部教授・小河繁彦先生、Neurovascular Research Laboratory, Faculty of Life Sciences and Education, University of South Wales教授・Damian M. Bailey先生、講師・Christopher J. Marley先生、電気通信大学大学院情報理工学研究科准教授・安藤創一先生、東京大学大学院総合文化研究科特別研究員・石橋彩先生と共同で取り組まれた研究が「American Journal of Physiology-Regulatory, Integrative and Comparative Physiology」に原著論文として掲載されました.

 

1日の食事の中で、健康のために最も重要な食事は朝食であると言われています。朝食を抜いてしまうことに加え、食パンや白米などの食後高血糖を招来する高グリセミック指数食(高GI食)は心血管疾患や糖尿病などの慢性疾患リスクを増加させるだけでなく、要介護に陥る要因トップ2の「認知症」や「脳卒中」などの脳疾患発症リスクの増加にも関連します。しかしながら、このような朝食と脳疾患発症リスクの関係性に対して、具体的な因果関係や生理学的作用機序などは未だ解明されておりません。本研究では、「認知症」と「脳卒中」の発症リスクを少しでも軽減させるために、認知機能の低下に関連する脳由来神経栄養因子(BDNF)と脳血管系の疾患と関連する脳循環の自己調節機能(dCA)の朝食選択(高GI食・低GI食・欠食)に対する一過性の反応を検証しました。その結果、BDNFには変化が見られなかったものの、dCAは、朝食を摂取すると強化できることを明らかにしました。さらに、たとえ朝食を摂取していたとしても、高GI食を摂取することで食後高血糖を招来してしまうと、dCAが低下してしまうことも明らかにしました。つまり、本研究は、一回の朝食の選択によりdCAが影響を受けることを明らかにし、これを習慣的に繰り返すことで朝食欠食や高GI食により脳血管系の疾患リスク(脳卒中や血管性認知症など)が増加している可能性を示しました。加えて、特に朝は、血圧が比較的高いことから脳卒中発症リスクが高まりますが、朝食の選択によりdCAが影響を受けるということは、午前中の脳血流量をうまく調節できず、急性脳血管イベントのリスクをさらに増加させてしまっている恐れがあります。本研究は、毎日の朝食がブレインヘルスのために非常に重要であることを示唆しました。

 

Plasma brain-derived neurotrophic factor and dynamic cerebral autoregulation in acute response to glycemic control following breakfast in young men. Hayato Tsukamoto, Aya Ishibashi, Christopher J Marley, Yasushi Shinohara, Soichi Ando, Damian M Bailey, Takeshi Hashimoto, Shigehiko Ogoh. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. doi: 10.1152/ajpregu.00059.2020. Online ahead of print.

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33112655/

(ニュース)20201101-1

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2020.10.12 research

2020/10/11 本学部講師・福谷充輝先生らの研究が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。

本学部講師・福谷充輝先生が、本学部教授の伊坂忠夫先生、長野明紀先生、本学部講師の寺田昌史先生、本学部助教の菅唯志先生、大塚光雄先生、日本体育大学大学院体育科学研究科博士後期課程2回生の上野弘聖さん、本研究科博士課程後期課程4回生の高尾憲司さん、本学OBの三宅悠斗さん、本学部4回生の鶴原結女さんと共同で取り組まれた研究が、「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。

私達が膝を伸ばす時やつま先立ちをする時は、複数の筋が協調してその動作が行われます。この動作を詳細に分析する時、複数の筋が発揮した力を個別に計測したいという場合があります。しかしながら、この各筋が発揮した力を個別に計測することは困難なため、複数の筋の発揮した力の合算である関節トルクを計測し、この関節トルクを各筋のサイズに応じて振り分ける、という方法が採用されています。この方法を行うためには、各筋のサイズ (比率) を知る必要がありますが、この比率を算出するためにはMRIという非常に高価な機器を使う必要があり実施が困難ですので、過去のMRIを用いた研究によって得られた比率が多くの研究で採用されています。しかしながら、もし仮に個人間で比率が異なるのであれば、この方法で算出された値は間違った値になってしまいます。この点に関し、速筋と遅筋はトレーニングによる筋肥大率に違いがあると考えられており、トレーニングによって筋肥大した人とそうでない人では、特定の筋が選択的に肥大することによって、各筋の大きさの比率が異なる可能性があります。これを検証するため、トレーニング状況の異なる被験者を対象に各筋の大きさの比率を比較したところ、被験者によって各筋の比率が異なることが明らかになりました。この結果は、“筋サイズの比率は全ての人で同じ”という前提に基づいて行われた先行研究の結果は再検証する必要性があることを示しており、個々の値を実際に計測することの重要性を示しています。

 

Atsuki Fukutani, Yume Tsuruhara, Yuto Miyake, Kenji Takao, Hiromasa Ueno, Mitsuo Otsuka, Tadashi Suga, Masafumi Terada, Akinori Nagano, Tadao Isaka (2020). Comparison of the relative muscle volume of triceps surae among sprinters, runners, and untrained participants. Physiological Reports (Published Ahead of Print) doi: doi.org/10.14814/phy2.14588

 

Journal website:

https://physoc.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.14814/phy2.14588

(ニュース)20201012-1

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2020.10.05 research

2020/10/01 総合科学技術研究機構 専門研究員の前大純朗先生(本学部所属)の研究が「Medicine and Science in Sports and Exercise」に原著論文として掲載されました。

総合科学技術研究機構 専門研究員の前大純朗先生(本学部所属)が本学部教授 伊坂忠夫先生、金久博昭先生、同学部OB 猛さん、同4回生 呉宇航さん、本研究科博士課程後期課程2回生 草川祐生さん、同修士課程前期課程1回生 桜井洸さん、グローバルイノベーション研究機構専門研究員 杉山敬先生共同まれた研究、「Medicine and Science in Sports and Exercise原著論文として掲載されました

 

大腿部の裏側に位置するハムストリングスは、膝関節の屈曲と股関節の伸展に作用する筋であり、その筋長はこれら二関節の角度の影響を受けます。本研究では、ハムストリングスの筋長と膝関節および股関節の角度との関係に着目し、ハムストリングスがより伸ばされる座位での膝関節屈曲(レッグカール)トレーニングは、伏臥位(うつ伏せ)で行う場合と比べ、ハムストリングスの筋肥大の程度が1.5倍大きいことを、Siemens 3T MRIを用いて明らかにしました。また、筋損傷に対する抵抗性は両トレーニングによって同様に高まることも分かりました。本研究の結果は、スポーツパフォーマンスの向上や肉離れの予防、および加齢に伴う筋萎縮への対策を目的としたトレーニングプログラムを作成するうえで、重要な知見となると考えられます。

 

Sumiaki Maeo, Huang Meng, Wu Yuhang, Hikaru Sakurai, Yuki Kusagawa, Takashi Sugiyama, Hiroaki Kanehisa, Tadao Isaka (2020). Greater hamstrings muscle hypertrophy but similar damage protection after training at long vs short muscle lengths. Medicine & Science in Sports & Exercise (Published Ahead of Print) doi: 10.1249/MSS.0000000000002523

 

Journal website:

https://journals.lww.com/acsm-msse/Abstract/9000/Greater_Hamstrings_Muscle_Hypertrophy_but_Similar.96180.aspx

(ニュース)20201005-1

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2020.09.28 research

2020/09/11 本研究科博士課程後期課程2回生の草川祐生さん の研究が「Journal of Foot and Ankle Research」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程2回生の草川 祐生さんが同学部・研究科教授 伊坂忠夫先生、同学部教授 金久博昭先生、同研究科博士課程後期課程 今井あい子さん、総合科学技術研究機構准教授 栗原俊之先生、同研究機構専門研究員 前大純朗先生、グローバルイノベーション研究機構専門研究員 杉山敬先生と共同で取り組まれた研究が、「Journal of Foot and Ankle Research」に原著論文として掲載されました。

この研究論文は、扁平足や凸足を有する高齢女性において足趾屈曲筋力と通常歩行速度との間に関係性を認めるものの、正常足を有する高齢女性では同様の関係性を認めないことを明らかとしました。

Yuki Kusagawa, Toshiyuki Kurihara, Aiko Imai, Sumiaki Maeo, Takashi Sugiyama, Hiroaki Kanehisa & Tadao Isaka. (2020). Toe flexor strength is associated with mobility in older adults with pronated and supinated feet but not with neutral feet. J Foot Ankle Res, 13;55.

Journal site: https://jfootankleres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13047-020-00422-y

(ニュース)20200923-2

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2020.09.23 education

アシックススポーツコンプレックス㈱と後藤教授の共同研究:コラムの掲載(続編)


アシックスジャパン株式会社と学校法人立命館は、スポーツを通じた地域社会、教育研究、国際社会の発展を目的とし、スポーツの大衆化や研究・開発、スポーツを通じて未来を支える人材育成に向けた連携・協力をすすめるため、両者による包括的連携交流協定を締結しています。

http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=911

 

その包括的連携交流協定の一環として、スポーツ健康科学部の後藤一成教授が「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」のサイトで、低酸素トレーニングに関する最新の知見や可能性に関するコラムを連載されています。Vol. 3では、「低酸素トレーニングでは「小さな負荷で大きな効果」が得られる」、Vol. 4では、「低酸素トレーニングとは?期待できる効果と『時短トレーニング』」というテーマでコラムが掲載されています。このコラムで、「低酸素トレーニング」に対する理解を、是非、深めて下さい!

https://asics.tv/3fv9GOB

(ニュース)20200923-1

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2020.09.16 education

2020.09.26(土) 立命館大学スポーツ健康科学研究センターシンポジウムを開催します

立命館大学総合科学技術研究機構スポーツ健康科学研究センター(センター長:田畑泉)はシンポジウム「withコロナ/Postコロナ時代におけるスポーツの未来像経営学・イノベーションから切り拓く」を開催いたします。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、本シンポジウムはオンライン上での開催となります。

 スポーツは、Withコロナ/Postコロナ時代においてどのように社会生活に貢献し、発展できるのか。新型コロナウイルス感染症の拡大は、そのことを強く問いかけるきっかけとなりました。本シンポジウムでは、Withコロナ/Postコロナの時代に、スポーツが本質的に有している価値を如何にして顕在化し伝えていくことができるのか、そして経営学・イノベーションの視点からスポーツがもたらす価値について焦点をあて、立命館大学の徳田昭雄教授による基調講演をはじめ、青山学院大学の横山暁准教授、九州産業大学の萩原悟一准教授の研究実践に関する話題提供、ならびに当該分野の有識者による「Postコロナ時代におけるスポーツの未来像」についてのパネルディスカッションを2つ展開します。

シンポジウムは、無料で視聴いただけます。多くの方のご関心、ご参加をお待ちしています。

当日プログラム等の詳細は立命館大学スポーツ健康科学研究センターシンポジウムのお知らせをご覧ください。

・本イベントは、オンラインでのライブ配信にて行います。

・ライブ配信のURLは参加ご登録後にメールにてお送りいたします。

開催日時:2020.9.26(土)16:00~19:00(受付開始15:55)

場所:ライブストリーミング配信(Zoomウェビナー)

申込方法:WEBフォームよりご登録ください(参加無料)※当日参加可能

問い合わせ先:立命館大学スポーツ健康科学研究センター シンポジウム事務局(TSO International 株式会社 内)

MAIL:seminar@sports-st.com

TEL:03-6273-0403

担当:上原・高田


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2020.09.16 research

本研究科博士課程前期課程1回生杉本岳史さんの研究が「Psychology of Sport & Exercise」に原著論文として掲載されることが確定しました。


スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程1回生 杉本岳史さんが、スポーツ健康科学部・同研究科橋本健志教授、伊坂忠夫教授、菅唯志助教、塚本敏人助教、南ウェールズ大学Damian M. Bailey教授と共同まれた研究論文Psychology of Sport & Exerciseに原著論文として掲載されることが確定しました

 

これまでに本研究グループは、高容量高強度間欠的運動が同一運動量の中強度定常運動よりも運動後の認知実行機能を効果的に改善させることを明らかにしています(Tsukamoto et al., Physiol Behav. 2016)。しかしながら、高容量高強度間欠的運動は、運動量が多く、また、運動時間も長いため運動継続性を妨げる可能性が考えられます。本研究では、この問題を解決すべく、高容量高強度間欠的運動よりも少ない運動量と短い運動時間で実施可能な低容量高強度間欠的運動が、運動後の認知実行機能に及ぼす効果を検討しました。その結果、1分間の高強度運動と1分間の低強度運動を繰り返し10セット施行した20分間の低容量高強度間欠的運動は、それよりも運動量と運動時間が2倍量多い40分間の中強度定常運動と同程度に運動後の認知実行機能を改善させることを明らかにしました。したがって、本研究の結果は、低容量高強度間欠的運動が、低運動量かつ短時間で実施可能であるにも関わらず、効果的かつ効率的に認知実行機能を改善させることを明らかにするとともに、脳機能の維持・改善に役立つ運動処方を開発する上で重要な知見を提供し得たと考えられます。

 

Takeshi Sugimoto, Tadashi Suga, Hayato Tsukamoto, Thomas A. Calverley, Daichi Tanaka, Saki Takenaka, Keigo Tomoo, Kento Dora, Damian M. Bailey, Tadao Isaka, Takeshi Hashimoto. Similar improvements in inhibitory control following low-volume high-intensity interval exercise and moderate-intensity continuous exercise. Psychology of Sport & Exercise, 2020.

https://doi.org/10.1016/j.psychsport.2020.101791

 

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