EIZO NEWS

2025.12.17

「EIZO EX 2025」実施レポート ■第4回 嶋谷将さん(東映アニメーション株式会社)2014年卒業

アニメ演出の仕事とは —— デジタル化が進む制作現場の今 

第4回は、テレビアニメ『ONE PIECE』で演出を務める嶋谷将さんが登壇し、アニメ演出の仕事を解説しました。演出は「各話の監督」であり、絵コンテを描き、作画、美術、色彩、CG、音響まで、全工程を統合的にディレクションする役割を担います。学生時代に手描きアニメや実写映画を制作していた経験が、現在の仕事に活かされているということでした。 

また、アニメ業界の最前線についてもご紹介いただきました。コロナ禍でデジタル作画が普及したこと、絵コンテのデジタル化が一般化したこと、海外アニメーターの参加、技術の進化とともに制作現場が大きく変化していることを学生に実感させる内容でした。
cias2/db20251210_7image cias2/db20251210_8/image

<嶋谷さんからのエール> 
大阪いばらきキャンパスに初めて伺いましたが、設備の充実ぶりに驚きました。せっかくの環境なので、ぜひフルに活用してほしいと思います。機材やソフトの使い方を知るのは大きな武器になりますが、もう一つ大事だと思うのが様々な作品を見たり、その背景や作り手の考え方を知ったりすることです。そういった積み重ねがあると、いざという時の引き出しが増えて助けられる場面が結構あります。忙しい日々だとは思いますが、学生生活は本当にあっという間です。無理のない範囲で、気になったことを自由に試してみてください。



BACK