EIZO NEWS
2026.02.02
「EIZO EX 2025」実施レポート ■第7回 萬喜美穂さん(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ)2020年卒業
第7回のEIZO EXでは、デジタルアニメーションスタジオ ポリゴン・ピクチュアズに所属するCGアニメーターの萬喜美穂さんを迎え、CGアニメーション制作の最前線についてお話しいただきました。萬喜さんは映像学部CGアニメーションゼミの出身で、現在は入社6年目。劇場用映画やミュージックビデオ、海外アニメーション作品など、幅広いプロジェクトにアニメーターとして携わっています。
講演の前半では、学生時代の経験が振り返られました。CGを学ぶ目的で映像学部に進学した萬喜さんは、4年間を通してCG制作の一連のフローを学んだことで、自分に合っている作業や得意な分野を見つけることができたといいます。また、CG系の授業に限らず、実写系の授業で学んだカメラワークやレンズ、照明、役者の芝居といった知識が、アニメーションにおける「見せ方」や「演技」を考えるうえで大きな財産になっていると語られました。分野を横断した学びの重要性が、実感を伴って共有されました。
続いて、CGアニメーション制作の工程について、具体的な説明が行われました。ポリゴン・ピクチュアズのCG制作は、モデリングやリギング、レイアウト、アニメーション、エフェクト、コンポジットなど、複数の専門工程によって支えられています。萬喜さんはその中で、CG上のカメラで構図を切るレイアウトと、CGキャラクターを動かすアニメーションを担当しています。実際の作業内容を交えた解説を通して、学生は一つの作品が完成するまでのプロセスをより具体的に理解することができました。
萬喜さんは、アニメーターとしての業務の他に、アニメーションスーパーバイザーとしてチームをまとめる役割も経験されています。複数のスタッフと協働しながらクオリティを高めていくことのやりがいや難しさについても率直に語られました。最後に、「好きなものをよく観察し、分析し、言語化すること」「作品を他人に見せ、フィードバックを受けること」といった、現場に直結する具体的なアドバイスが送られ、CGアニメーターを目指す学生にとって多くの学びを得られる回となりました。
<萬喜さんからのエール>
仕事を始めると、学生時代がいかに貴重な時間であったかを実感します。当時はあれほど忙しいと感じていたのに、今振り返れば「あれやっておけばよかった」「これも挑戦しておけばよかった」と思うことばかりです。それが人間の常なのかもしれませんが、それでもできるだけ後悔のないように、興味のあることや気になることには、ぜひフットワーク軽く挑戦してみてください。そして、自分が「好き」と感じるモノやコトを大切にしてほしいと思います。
「EIZO EX 2025」実施レポート
■第1回 松本 渓さん(松竹 株式会社)2017年卒業 ■第6回 ソン・ミンジさん(ユーフォーテーブル有限会社)2024年卒業 <2026.1.23追加>
■第7回 萬喜美穂さん(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ)2020年卒業 <2026.2.2追加>
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