教員紹介
石原 尚 | Hisashi Ishihara
教授■ 専門分野:アンドロイドロボット工学 ■ 研究テーマ:アンドロイドロボットの顔身体設計と感情・感性表現によるインタラクションデザイン
研究者データベース- 2007年3月 大阪大学 工学部 応用理工学科 卒業 学士(工学)
- 2009年3月 大阪大学大学院 工学研究科 知能・機能創成工学専攻 博士前期課程修了 修士(工学)
- 2012年3月 大阪大学大学院 工学研究科 知能・機能創成工学専攻 博士後期課程 単位満期取得退学
- 2014年1月 大阪大学大学院 工学研究科 博士(工学)
- 2012年4月~2013年3月 大阪大学大学院 工学研究科 特任研究員
- 2013年4月~2014年1月 大阪大学大学院 工学研究科 特任助教
- 2014年2月~2019年1月 大阪大学大学院 工学研究科 テニュアトラック助教
- 2019年1月~2020年3月 大阪大学大学院 工学研究科 知能・機能創成工学専攻 講師
- 2020年4月~2024年11月 大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 講師
- 2024年11月~2026年3月 大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 准教授
- 2026年4月~現在 立命館大学 デザイン・アート学部 教授
これまでの実績・研究概要
機械工学を基盤としつつも心理学・脳神経科学・情報学・医学・歯学などの諸分野とも連携し、アンドロイドロボットの様々な動きが人にどのような印象を与えるのかを丁寧に把握し、人の心に与える影響を考慮しつつ表情を操る仕組みを搭載する研究を体系的に実施してきました。表現力豊かなアンドロイドの顔身体の機械設計、仮想的な心理状態を表現するアルゴリズムの開発、人表情の時空間特徴の3次元精密解析、アンドロイドの性能評価法の提案、気分や性格などの心的特性を切り替え可能なアンドロイド対人相互作用実験システムの構築などです。
研究の方向性
人に似た姿で人の言葉を操るロボットが人の社会に出てこようとしています。私たちに似た知的な存在は、良くも悪くも私たちの心に大きな影響を与えます。したがって、この種の人工物の振る舞いは人の心の理解を踏まえて慎重に決定されなければいけません。そこで、人と同じように世界を感じて揺れ動く心を豊かに表現し、人の心の反応を学び、人の心に配慮した振る舞いができるようになるロボット「Affective Android」を実現し、人を模擬した知的人工物が人に与える心理影響を制御できる社会の実現を目指します。振る舞いの背後に心を見出すという、人が備える感性を重視し、心の表現が生まれ出るダイナミクスをデザインすることを通じて、人と知的人工物の関係のデザインに繋げます。
メッセージ
走ったり跳んだり、あるいは掴んだり運んだりするロボットの実現を目指し、物事の理(ことわり)の理解と解釈を土台とする分野が計測技術を拠り所として成果を挙げ、今や様々なロボットが社会の中で活躍するようになってきています。人社会にロボットが増えていくにつれて重要になるのは、人の心の理の理解と解釈を土台とし、私たち自身の感性を拠り所とするロボットのデザインです。人の心に響くような振る舞いをロボットにさせるためにはどのようなつくりの顔身体を与え、どのように動かすのがよいのか。あるいは、どのように動かしてはいけないのか。感性を大切に育み、デザインの技術を磨きあげ、未来のロボットのあり方を一緒に追及していきましょう。