教員紹介
野々山 正章 | Masaaki Nonoyama
教授■ 専門分野:インタラクションデザイン/デジタルプロダクトデザイン/デザイン手法開発 ■ 研究テーマ:デザイン過程を学習と捉え、プロトタイピング実践を通じたデザインの構築プロセスおよびデザイナーの熟達に関する研究
- 2007年3月 武蔵工業大学大学院 環境情報学研究科修士課程修了
- 2007年4月〜2020年9月 株式会社ソフトディバイス 入社
- 2014年4月~2026年3月 京都芸術大学、法政大学、立命館大学、東京都市大学非常勤講師
- 2014年4月~現在 株式会社山と道 組織開発ディレクター兼任
- 2020年10月〜2025年12月 株式会社ゆめみ CDO 兼 プリンシパルデザイナー
- 2025年12月~現在 アクセンチュア株式会社 D&DP シニアマネージャー
- 2026年4月 ~現在 立命館大学デザイン・アート学部 教授
これまでの実績・研究概要
インタラクションデザイナーとして家電や自動車等の製品開発に従事し、多数の特許発明を有します。研究面では状況的学習論を基盤に、プロトタイピング実践の中での「デザインが可能になるプロセス」を探求してきました。また、デザイン組織開発や手法開発を並行して行い、理論と実践の往還を通じてデザインの社会的構築論を深めています。「デザイン助産師」として、現場のデザイナーがより創造的に活動できる環境構築にも注力しています。
研究の方向性
状況的学習論の観点から、デザイン実践を「学習」として捉えます。プロトタイピングの現場をフィールドに、観察参与し、記述を通じて、人・モノ・環境・言葉・ツールがどう構成されデザインが立ち上がる構造を見つめます。そこから、デザインが可能になる社会・技術的コンフィグレーションを描き出し、実践者が参照できる記述や概念として整え、教育と実践へ還元していきたいです。
メッセージ
イリイチ(1970)は、『脱学校の社会』の中で「われわれは、期待よりも希望の方が価値があると考える人々につける名前を必要としている」と述べました。私にとって「期待」とは正解のある目標を追うこと、「希望」とは未来の広がりにひらかれた、答えのない探求です。立命館大学デザイン・アート学部は、まさにこの「希望」を育む場だと私は考えています。決まったゴールをなぞるのではなく、自ら問いを立て、未知の世界へ踏み出そうとする皆さんを歓迎します。共に新しい地平を切り拓いていきましょう。