2008年6月28日 (第2860回)
裁判員制度-これからの刑事裁判-
弁護士 奥村 一彦
裁判員制度が実施されます。社会を支える国民として裁判の全過程に参加することが求められています。
しかし、未知なものゆえ不安と裁判という人を裁くことを目的とする大変重要な義務を果さなければならない重い義務の前にとどまっている人も多いと思います。
そこで、弁護人の立場から見てきた裁判を題材として、事実の認定とはどのようにして行うのか、それを行う検事‐弁護人‐裁判官はどのような活動を行うのか、そもそも裁判制度とは何かを順次帰納的に考えてゆき、最後に「法」というものの役割を一緒に考えてみたいと思います。