2015年1月17日 (第3118回)

災害と自治体~行政は被害にどう向き合うのか~

福島県知事直轄広報課長 阿部 雅人

 未曾有の大災害から3年9か月が経過しました。地震、津波災害に加え、原子力災害により、いまだに約12万人の県民が住み慣れた土地を離れ、避難生活を余儀なくされているなど、引き続き厳しい状況にあります。

 しかしながら、国内外のたくさんの方々から御支援を頂き、本県の復興はしっかりと軌道に乗ってまいりました。

 ふくしまから新たな流れを創っていこうという未来への意志を込めた「ふくしまから  はじめよう。」のスローガンの下、災害対応ロボット開発などを目指す「イノベーション・コースト構想」や世界最大級の浮体式洋上風力発電実証研究事業など「再生可能エネルギー先駆けの地」を目指した取組等、世界が瞑目する復興に向けたチャレンジを続けております。

 この講座では、ふくしまの「今」をお伝えしながら、困難な課題を抱えながらも前へ前へと歩みを進める本県の復興やふくしまの未来について、阪神・淡路大震災から20年を迎えられた皆さんと一緒に考えてみたいと思います。