2015年1月24日 (第3119回)

災害とボランティア~支援者は当事者とどう向き合うのか~

大阪大学大学院人間科学研究科教授 NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク理事長 渥美 公秀
尼崎市市長 稲村 和美

 災害ボランティア元年とまで言われた阪神・淡路大震災から20年が過ぎようとしています。あの時から、災害ボランティアはどう変わってきたのでしょうか?当時、神戸大学に勤務していた私は、西宮市で被災しました。幸い、家族ともども無事でしたので、地元西宮市でのボランティア活動に参加しました。職場では、学生さんたちが、神戸大学総合ボランティアセンターを設立し、精力的に活動を展開しており、一緒に活動を組み立てていきました。それ以降、(特)日本災害救援ボランティアネットワークの設立に関わり、ずっと運営に携わりながら、国内外の被災地に赴いてきました。

 今回の土曜講座では、今一度、原点となったあの当時のボランティア活動に対する想いに遡り、それからの20年を振り返ってみたいと思います。そこには、当時予想もしなかった風景も広がっていることでしょう。あれからの20年、一緒に考えていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。