2015年2月28日

<基調講演>日本絵画の真の凄さー洛中洛外図を愉しむー

同志社大学大学院文化情報学研究科 教授 狩野 博幸

 宗教や神話の力を借りずとも、“現代風俗”を思うさま表現し得た国、それが日本という国です。
それを代表するのが16世紀初頭から綿々と描き続けられた「洛中洛外図屏風」で、浮世絵もここから生まれました。

 日本の絵画芸術の底力を堪能しないのは知性と時間の無駄使いだと思います。