2015年7月4日 (第3133回)

「ゲームと難易度」-ゲームデザインの世界-

立命館大学映像学部 准教授 渡辺 修司

 ゲームと聞いて、みなさんの中には、『スペース・インベーダ』や、家庭用ゲーム機『ファミリー・コンピュータ』を思い出す人も多いのではないでしょうか?

 あれからすでに40年近い年月が経過しようとしています。学術研究の世界でもゲームという現象は、すでに国際的な研究テーマであり、日本はその中心地として世界中から注目されています。立命館大学では、「映像学部・映像研究科」や「ゲーム研究センター」が設立され、国内におけるゲーム研究・教育をリードしています。

 本講座では、多様なゲーム研究の中から、「ゲームデザイン」を対象にしたものです。

 多くの子供たちや大人たちをひきつける「ゲームを遊びたい」という気持ちが、ゲームの中でどのように実現されているかに直接迫るものです。

 このとき、たくさんのゲームを援用しながらも、ゲームだけに着目するのではありません。人間の心理や視点、世界の認知など多面的な比較を行いながら、ゲームデザインという現象をわかりやすく紹介していきたいと思います。