2015年10月3日 (第3141回)
戦前立命館概観―『百年史』通史Ⅰの編纂を通して
立命館大学文学部 教授 桂島 宣弘
1995年立命館着任と共に本格的に関わることになった『百年史』通史Ⅰの編纂作業は、今は亡き衣笠安喜先生(Ⅰ巻主幹)、清水教好氏(Ⅰ巻専門職契約職員)の思い出とともに、今も鮮明に記憶している。戦前を中心とする通史Ⅰは、岩井忠熊名誉教授など、日本史学専攻関係者を挙げての取り組みとなったが、さまざまな苦労があった。当日はそれらの思い出も紹介しながら、立命館の戦前史を概観していきたい。