2016年3月19日 (第3160回)

循環型社会づくりとエネルギー

立命館大学 理工学部 教授 橋本 征二

 循環型社会づくりとエネルギーには3つの接点があります。

 1つ目は「リサイクルのエネルギー」。資源をリサイクルするにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーはリサイクルしない場合と比較して増えたりはしないのでしょうか。身近なリサイクルによって、エネルギーの消費量を間接的に削減できることが様々な研究で示されています。

 2つ目は「ごみのエネルギー」。リサイクルできないごみは、燃やすことによって衛生的に処理されますが、このときに発生するごみのエネルギーを有効に活用することも重要です。ごみを出すときに何に気をつければ焼却施設で回収されるエネルギーを増やすことができるでしょうか。

 3つ目は「エネルギーのごみ」。とりわけこれからは、太陽光パネルや風力発電機、燃料電池などがごみとなる日のことを考えていかなければなりません。これらの新エネルギーには希少な資源も使われていますので、それらをリサイクルする仕組みを作っていくことが今後の課題の一つです。