2026年8月29日(第3454回)
平和外交としての留学 ―――東アジア学生交流が平和をつくる
立命館大学文学部 教授 庵浴 由香
携帯電話とパソコンの機能を備えたスマートフォンの普及以降、世界中で普通の人々による情報発信が一般化し、自動翻訳を使えばだれでも、自分だけの空間で世界中の情報に接することができるようになりました。近年では韓流や華流も日本社会に定着して、中高生を含む若い人々も、東アジアの国々の大衆文化に日常的に接しています。韓国語や中国語を学ぶ若者が急増し、観光で現地訪問する学生も一般化している一方、東アジア諸国への留学も少しずつ増えつつあります。
この回では、東アジアに関心のあった大学生たちが、隣国である韓国や中国への留学でどのように変化していくのか、留学を通じて相互理解がどのように進んだのかについて、ご紹介します。このような個人の国際経験が、今後の日本にどのような意味を持つのかも、併せてご一緒に考えてみたいと思います。