2026年9月12日(第3455回)
「伝統構法木造建物の地震災害」
立命館大学理工学部 建築都市デザイン学科 教授 吉富 信太
日本には、寺社や町家、古民家など、昔ながらの技術で建てられた木造建物が数多く残されています。これらの建物は、金物や壁で強く固める現在の木造住宅とは異なり、木と木を組み合わせ、建物全体がしなやかに動くことで地震の揺れに耐える特徴があります。
本講演では、こうした伝統的な木造建物の仕組みを、現代の住宅との違いを交えながら分かりやすく紹介します。また、これまでに発生した大地震で、町家や古民家、寺社などにどのような被害が生じたのかを、具体的な事例をもとに解説します。歴史的な建物は、地域の景観や暮らし、文化を伝える大切な財産です。一方で、人の命を守るためには、地震への備えも欠かせません。建物の魅力や歴史的価値を損なわずに、どのように安全性を高め、次の世代へ受け継いでいくのかについて考えます。
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