立命館の財政運営の考え方

立命館の財政運営の考え方

2020年度決算状況(学校法人 立命館)

事業活動収入について

2022年度事業活動収入は857億円で、学生等納付金(学生・生徒からの授業料・入学金など)が収入全体の71%にあたり、次いで補助金13%、付随事業収入5%、手数料4%、受取利息・配当金3%、寄付金1%となっています。

事業活動支出について(基本金組入額を含む)

2022年度事業活動支出および基本金組入額の合計は969億円で、そのうち43%が人件費、36%が教育研究経費(教育・研究活動にかかる消耗品、印刷費、委託費、メディア・図書館系の経費、奨学金等の学生支援経費、等)、7%が総務・人事・経理業務や、学生募集活動などに必要な管理経費となりました。

事業活動支出+基本組入額

※上図の構成比は少数点以下第1位を四捨五入しているため合計は100%になりません。

基本金と基本金組入額

基本金および基本金組入額=学校を永続するための積立

基本金とは

学校が教育研究活動を行うためには、校地、校舎、機器備品、図書、現金・預金などの資産を持ち、これを永続的に維持する必要があります。これらの資産のうち、事業活動収入(負債性のない自己資金)で取得したものを金額で示したものが「基本金」です。

この基本金の対象は、学校法人会計基準において、以下の4つに分類し規定されています。

  • 校地、校舎、機器備品、図書などの固定資産の取得価額
  • 将来固定資産を計画的、段階的に取得する目的で積み立てた預金などの価額
  • 奨学基金、研究基金などの資産の額
  • 運営に必要な運転資金の額(文部科学大臣の定める額)

基本金組入額とは

学校法人会計では、当該年度に取得したこれらの資産の取得額に相当する金額を「基本金」へ組入れる仕組みとなっています。すなわち、基本金組入額とは、学校が計画的に教育研究活動を続けるために必要な資産を継続的に保持できるよう、その年度に取得した資産の取得額を事業活動収入(負債性のない自己資金)から留保するものです。

基本金と基本金組入額の資産イメージ

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