■「後方支援スタッフ派遣」第3便 活動報告
災害復興支援室では、中長期的支援が求められる東北の被災地へ学生を継続的に派遣する企画
「後方支援スタッフ派遣」を、サービスラーニングとは異なる位置づけで実施中です。
今回は、遠野市文化課が取り組む「三陸文化復興プロジェクト」の活動と、陸前高田市教育
委員会がNPOと連携し実施する中学生の学習支援「学びの部屋」の活動に参加しました。

【第3便の概要】
参加人数:学生15名、引率職員2名
日 程:2012年2月5日(日)から2012年2/10(金)
宿泊場所:遠野市おとぎ屋
活動場所:岩手県遠野市役所旧庁舎、陸前高田市立第一中学校、米崎小学校
活動内容:被災した学校図書館への献本、文化財修復、中学生の学習支援
2/5(日) 夜 京都駅を出発
2/6(月) 岩手県陸前高田市で津波被害を視察
2/7(火) 遠野市「三陸文化復興プロジェクト」の活動、陸前高田市の中学生の自習活動支援
2/8(水) 遠野市「三陸文化復興プロジェクト」の活動、被災した中学校への図書贈呈に同行
2/9(木) 宮城県気仙沼港を視察、帰路
2/10(金) 朝京都駅着(解散)
<参加学生のコメント(終了後のアンケートより一部抜粋)>
■関西にいる「後ろめたさ」について考えた
私は福島で被災したが、沿岸部の被害状況をはじめて目にして、同じ被災でもここまで心の
ダメージや身体的・精神的苦痛が違うものなのだと知った。
この1年間、関西にいる後ろめたさ、福島の人々と共に生きていきたいという思いを感じ
ながら生活してきた。震災に関しては沈んでばかり、涙を流してばかりの1年だったが、ようやく
1年経って震災を教訓に前向きに考えることができるようになった。自分だけでなく、日本中の
たくさんの人々が、震災を無視せず、積極的に関わっていってほしいと思った。
<産業社会学部 1回生>
■社会に出ても、東北の復興に貢献したい
参加前は、卒業する前の記念に参加するというぐらいの認識のボランティアだったが、今は
卒業後も社会人として、何らかの形で支援活動に携わりたい、また、私なりの方法で、継続して
支援を続けていきたいと考えるようになった。
今回のボランティアの体験を他の人達に話して、できるだけ多くの人に「まだまだ復興には多く
の時間・お金・人手がかかること」を伝えることが必要。
<経済学部 4回生>
■関西で、東北の現実を伝えたい
今回、関西に帰宅して痛感したのは、本当の東北の事実を周囲の人へ伝える作業が必要という
ことです。少なからず、この文を読んで頂いた方だけでも主体的に自主的に行動して下さいと
伝えたい。
さらには多くの自治体や大学、企業からの支援が更なるボランティア人口増加への足掛かりと
なります。苦しんでいる人たちが私たちの住むこの同じ日本に多く存在する今、同じように
苦しみ、共に支え合って生活できたらなと思います。
現地ではたくさんの出会いがあります。たくさんの発見があります。たくさんの学びがあります。
ぜひ挑戦して下さい。
<経営学部 3回生>
※引率職員より
献本いただいた本を、一冊一冊登録・装備を行って被災地へ運んでいくという取り組みは、全国
からの温かい思いと被災地をつないでいるという緊張感があり、学生も懸命に取り組んでいました。
今回の派遣の取り組みを通じて感じたことは、「人の力が必要ないことはない」ということです。
東北は遠い土地ではありますが、一人ひとりができる小さなことを続けていくことが大切だと感じ
ました。私自身、これからも今の業務と関って何かできることはないか、離れた場所からできる
支援はないか、考え続けていきたいと思います。
<図書館サービス課 職員>
■過去のボランティアバス派遣便レポートへのリンク
[2011年12月実施]「後方支援スタッフ派遣」第2便 活動報告
[2011年12月実施]「後方支援スタッフ派遣」第1便 活動報告
「後方支援スタッフ派遣」を、サービスラーニングとは異なる位置づけで実施中です。
今回は、遠野市文化課が取り組む「三陸文化復興プロジェクト」の活動と、陸前高田市教育
委員会がNPOと連携し実施する中学生の学習支援「学びの部屋」の活動に参加しました。
【第3便の概要】
参加人数:学生15名、引率職員2名
日 程:2012年2月5日(日)から2012年2/10(金)
宿泊場所:遠野市おとぎ屋
活動場所:岩手県遠野市役所旧庁舎、陸前高田市立第一中学校、米崎小学校
活動内容:被災した学校図書館への献本、文化財修復、中学生の学習支援
2/5(日) 夜 京都駅を出発
2/6(月) 岩手県陸前高田市で津波被害を視察
2/7(火) 遠野市「三陸文化復興プロジェクト」の活動、陸前高田市の中学生の自習活動支援
2/8(水) 遠野市「三陸文化復興プロジェクト」の活動、被災した中学校への図書贈呈に同行
2/9(木) 宮城県気仙沼港を視察、帰路
2/10(金) 朝京都駅着(解散)
<参加学生のコメント(終了後のアンケートより一部抜粋)>
■関西にいる「後ろめたさ」について考えた
私は福島で被災したが、沿岸部の被害状況をはじめて目にして、同じ被災でもここまで心の
ダメージや身体的・精神的苦痛が違うものなのだと知った。
この1年間、関西にいる後ろめたさ、福島の人々と共に生きていきたいという思いを感じ
ながら生活してきた。震災に関しては沈んでばかり、涙を流してばかりの1年だったが、ようやく
1年経って震災を教訓に前向きに考えることができるようになった。自分だけでなく、日本中の
たくさんの人々が、震災を無視せず、積極的に関わっていってほしいと思った。
<産業社会学部 1回生>
■社会に出ても、東北の復興に貢献したい
参加前は、卒業する前の記念に参加するというぐらいの認識のボランティアだったが、今は
卒業後も社会人として、何らかの形で支援活動に携わりたい、また、私なりの方法で、継続して
支援を続けていきたいと考えるようになった。
今回のボランティアの体験を他の人達に話して、できるだけ多くの人に「まだまだ復興には多く
の時間・お金・人手がかかること」を伝えることが必要。
<経済学部 4回生>
■関西で、東北の現実を伝えたい
今回、関西に帰宅して痛感したのは、本当の東北の事実を周囲の人へ伝える作業が必要という
ことです。少なからず、この文を読んで頂いた方だけでも主体的に自主的に行動して下さいと
伝えたい。
さらには多くの自治体や大学、企業からの支援が更なるボランティア人口増加への足掛かりと
なります。苦しんでいる人たちが私たちの住むこの同じ日本に多く存在する今、同じように
苦しみ、共に支え合って生活できたらなと思います。
現地ではたくさんの出会いがあります。たくさんの発見があります。たくさんの学びがあります。
ぜひ挑戦して下さい。
<経営学部 3回生>
※引率職員より
献本いただいた本を、一冊一冊登録・装備を行って被災地へ運んでいくという取り組みは、全国
からの温かい思いと被災地をつないでいるという緊張感があり、学生も懸命に取り組んでいました。
今回の派遣の取り組みを通じて感じたことは、「人の力が必要ないことはない」ということです。
東北は遠い土地ではありますが、一人ひとりができる小さなことを続けていくことが大切だと感じ
ました。私自身、これからも今の業務と関って何かできることはないか、離れた場所からできる
支援はないか、考え続けていきたいと思います。
<図書館サービス課 職員>
■過去のボランティアバス派遣便レポートへのリンク
[2011年12月実施]「後方支援スタッフ派遣」第2便 活動報告
[2011年12月実施]「後方支援スタッフ派遣」第1便 活動報告