■「後方支援スタッフ派遣」第8便 活動報告
災害復興支援室では、中長期的支援が求められる東北の被災地へ学生を継続的に派遣する企画
「後方支援スタッフ派遣」を、サービスラーニングとは異なる位置づけで実施中です。
今回は、宮古市災害ボランティアセンターからの派遣による被災した海岸の清掃、および現地
で活動中のNPOや市民ボランティアの方々との交流に参加しました。

【第8便の概要】
参加人数:学生11名、引率職員2名
日 程:2012年5月17日(木)から5月22日(火)
宿泊場所:宮古市災害ボランティアセンター・生活復興支援センター ボランティア宿泊スペース
活動場所:宮古市内 応急仮設住宅、集会所内集会所等
活動内容:津波防災学習会参加、仮設住宅における生活支援の補助
<スケジュール>
5/17(木) 夜 京都駅出発
5/18(金) 岩手県宮古市へ、田老地区の津波被害説明「学ぶ防災」に参加
5/19(土) 海岸清掃(宮古市高浜)
5/20(日) 海岸清掃(宮古市高浜)、現地ボランティアの方々との交流
5/21(月) 宿舎清掃、観光(宮城県仙台市内)、帰路
5/22(火) 朝 京都駅着(解散)
<参加学生のコメント(終了後のアンケートより一部抜粋)>
■自分の目で現実を知ることの大切さ
最も印象的で驚いたことは、被災し自分の家を流された人や、身近な人を亡くした人が、震災後も
引き続きこれまで通り海の近くで暮らし、かつ復興のためのボランティアに参加されているという
現実です。
また、TV等でよく紹介される「被災地に支援に行った人が逆に元気をもらう」という事エピソード
は、それまで事実ではないのではと疑っていましたが、まさにそのとおりだったということです。
メディアから知る情報や、自分の先入観だけでは理解できない物事があるという感覚は、実際に被災
地へ赴かなければ実感ができなかったと思います。
震災から1年以上経っていますが、ボランティアのニーズはまだまだあり、僕たち学生や一般人でも
出来ることが無限にあることも、実際に来て始めて感じることができました。
<法学部 3回生>
■未だ厳しい被災地の現状を知って
今回の派遣に参加し痛感したのは、自分の今までの東北地方の現状に関する認識の甘さと乏しさである。
現地に行ってみて、雇用の問題や町や生活の再建の難しさなど、被災された方々が置かれている困難な
状況を感じたことで、それまで関西で「がんばろう東北」のようなスローガンを多く掲げていても
疑問を感じなかったが、これ以上何を頑張るのかと、軽々しさや違和感を感じるようになった。
現地への考えや認識が変わり、私ができることは何だろうと考えるようになってきた。
<産業社会学部 2回生>
■学生はもっとボランティアに参加を
正直、震災から一年経ったということで、現地の状況はもう少しは改善されていると思っていました。
しかし、実際には手つかずで、被災からそのままの状況で放置されているようなところも多く、まだ
まだ復興には時間がかかるのだと感じました。それと同時に、もっと被災地の復興に対して、力に
なりたいと強く感じました。
学生生活が忙しく、なかなかボランティアに参加できていない学生はたくさんいると思います。
しかし、私は今回の活動に参加し、「時間のある学生」が、復興に至ってない「今」、被災地に訪れて
活動を行うことが、重要であると感じました。参加するか否かで迷っている学生は、もっと積極的に
活動に参加してほしいと思います。
<経営学部 3回生>
※引率職員より
立命館大学として田老地区への訪問は今回で4回目となるが、津波防災学習では、津波の被害がもたらす
甚大な被害を学生たちが実感することができる貴重な機会となっている。
また、語り部の方々が、ご自身も被災されながら学生に対しあたたかく語りかけて下さる様子や、地域の
方々が力をあわせ国の制度を活用しながらまちの再建を模索される姿からは、学生たちもそれぞれの
関心分野に立ち疑問や気づきを得ている。
今後も大学として、これからの支援のニーズの変化を丁寧に追いながら、学生派遣による復興への貢献を
行っていきたい。
<災害復興支援室 職員>
「後方支援スタッフ派遣」を、サービスラーニングとは異なる位置づけで実施中です。
今回は、宮古市災害ボランティアセンターからの派遣による被災した海岸の清掃、および現地
で活動中のNPOや市民ボランティアの方々との交流に参加しました。
【第8便の概要】
参加人数:学生11名、引率職員2名
日 程:2012年5月17日(木)から5月22日(火)
宿泊場所:宮古市災害ボランティアセンター・生活復興支援センター ボランティア宿泊スペース
活動場所:宮古市内 応急仮設住宅、集会所内集会所等
活動内容:津波防災学習会参加、仮設住宅における生活支援の補助
<スケジュール>
5/17(木) 夜 京都駅出発
5/18(金) 岩手県宮古市へ、田老地区の津波被害説明「学ぶ防災」に参加
5/19(土) 海岸清掃(宮古市高浜)
5/20(日) 海岸清掃(宮古市高浜)、現地ボランティアの方々との交流
5/21(月) 宿舎清掃、観光(宮城県仙台市内)、帰路
5/22(火) 朝 京都駅着(解散)
<参加学生のコメント(終了後のアンケートより一部抜粋)>
■自分の目で現実を知ることの大切さ
最も印象的で驚いたことは、被災し自分の家を流された人や、身近な人を亡くした人が、震災後も
引き続きこれまで通り海の近くで暮らし、かつ復興のためのボランティアに参加されているという
現実です。
また、TV等でよく紹介される「被災地に支援に行った人が逆に元気をもらう」という事エピソード
は、それまで事実ではないのではと疑っていましたが、まさにそのとおりだったということです。
メディアから知る情報や、自分の先入観だけでは理解できない物事があるという感覚は、実際に被災
地へ赴かなければ実感ができなかったと思います。
震災から1年以上経っていますが、ボランティアのニーズはまだまだあり、僕たち学生や一般人でも
出来ることが無限にあることも、実際に来て始めて感じることができました。
<法学部 3回生>
■未だ厳しい被災地の現状を知って
今回の派遣に参加し痛感したのは、自分の今までの東北地方の現状に関する認識の甘さと乏しさである。
現地に行ってみて、雇用の問題や町や生活の再建の難しさなど、被災された方々が置かれている困難な
状況を感じたことで、それまで関西で「がんばろう東北」のようなスローガンを多く掲げていても
疑問を感じなかったが、これ以上何を頑張るのかと、軽々しさや違和感を感じるようになった。
現地への考えや認識が変わり、私ができることは何だろうと考えるようになってきた。
<産業社会学部 2回生>
■学生はもっとボランティアに参加を
正直、震災から一年経ったということで、現地の状況はもう少しは改善されていると思っていました。
しかし、実際には手つかずで、被災からそのままの状況で放置されているようなところも多く、まだ
まだ復興には時間がかかるのだと感じました。それと同時に、もっと被災地の復興に対して、力に
なりたいと強く感じました。
学生生活が忙しく、なかなかボランティアに参加できていない学生はたくさんいると思います。
しかし、私は今回の活動に参加し、「時間のある学生」が、復興に至ってない「今」、被災地に訪れて
活動を行うことが、重要であると感じました。参加するか否かで迷っている学生は、もっと積極的に
活動に参加してほしいと思います。
<経営学部 3回生>
※引率職員より
立命館大学として田老地区への訪問は今回で4回目となるが、津波防災学習では、津波の被害がもたらす
甚大な被害を学生たちが実感することができる貴重な機会となっている。
また、語り部の方々が、ご自身も被災されながら学生に対しあたたかく語りかけて下さる様子や、地域の
方々が力をあわせ国の制度を活用しながらまちの再建を模索される姿からは、学生たちもそれぞれの
関心分野に立ち疑問や気づきを得ている。
今後も大学として、これからの支援のニーズの変化を丁寧に追いながら、学生派遣による復興への貢献を
行っていきたい。
<災害復興支援室 職員>