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【第20便】後方支援スタッフ派遣「記憶の街 鍬ヶ崎ワークショップ」プロジェクト募集概要

災害復興支援室ではこの夏、プロジェクト型の復興支援の活動への学生派遣を行ないます。

被災地では、震災により失われた街や村の資産ともいえる、被災前の街並みや環境、人々の暮らしの記憶が
残されていないことが問題となっています。

現在、立命館大学では、理工学部宗本研究室と学生たちが中心となり、岩手県の沿岸部の宮古市で津波で
失われた集落の街並みやまちの資産を建築の模型として保存・継承することを目的としたプロジェクトを実施
してきました。そして現在は、立命館大学が昨年復興支援活動として簡易集会所「ODENSE(おでんせ)2」
を建設した宮古市鍬ヶ崎地区において、震災前の街並みの記憶を辿るワークショップの開催に向け準備を
進めています。

今回、このワークショップの活動に共に関わり、模型制作や被災された方々との交流を通じて地域の再生を
応援しようとするメンバーを募集します。
参加にあたって、学部の専門や学年は問いません。ワークショップを通じたモノづくりの達成感や東北の方々
との心のふれあいを通じた復興支援に、意欲と関心のあるメンバーのエントリーをお待ちしています。

<第20便・派遣概要>
■活動内容:
・8月中に、BKCキャンパスで行なう模型制作に参加し、街並みの学習を実施します。
・現地では、模型を使用した「記憶の街 ワークショップ in鍬ヶ崎」を開催します。
・期間の終盤に、学生が中心となり、地域の方々との交流促進を目的とした懇親会を主催します。

■派遣期間:9月1日(日)-9月10日(火) *7/22(月)日程を一部変更しました。

■募集人数:10名 
*既に模型制作等を先行実施している学生25名のメンバーと共に活動を行います。

[解説]「記憶の街 ワークショップ in鍬ヶ崎」について
(1)模型を使ったワークショップの実施
ワークショップでは、学生が制作した1/500の縮尺の地域の街並みの白模型を使い、その模型の前で
被災者と学生自身が住民と対話を行うことを通じ、街の思い出やイメージに合わせて模型を着色する
等の住民との共同作業を行ないます。

(2)思い出のデータ化
聞き取った思い出に関する情報は、現地で入力しデータ化作業を行います。

(3)地域懇親会の主催と実施
活動期間の終盤には、完成した模型を囲んで地域の方々などと懇親会「鍬ヶ崎みらい語らいの会」を
立命館大学生がリードし開催し、街の再生に向けた一歩を応援します。
学生による炊き出しや交流企画の開催を予定しています。

<参考情報リンク:記憶の街 ワークショップ in田老の様子>

■かかる費用:集合場所からの往復交通費は立命館災害復興支援基金(復興+R基金)より全額支援。
   移動中、現地滞在中の食費等は各自負担。(約12,000円程度)

■持ち物:活動日数分の着替え、洗面用具、企画実施に必要な備品や道具(費用は自己負担です)等

■現地での宿泊・食事・入浴:
宿泊は、青少年の家等の宿泊スペースを利用予定です。寝具あり。
食事は派遣メンバーで協力しあい、宿泊所で自炊を行います。
入浴は近隣の銭湯(1回500円程度必要です)等の利用を予定しています。

■模型制作への参加について:
場所:立命館大学 BKCキャンパス ウエストウィング4階 建築計画研究室
日時:第1部 8月1日-2日 10:00 - 18:00の間
   第2部 8月5日-8日 10:00 - 18:00の間
   第3部 8月15日-23日 10:00 - 18:00の間
*模型制作には、少なくとも5回参加するようお願いします。
*この日程は確実に研究室が空いているという目安です。この他の日も作業は実施していますので、
参加日について個別に相談・調整することも可能です。
*できるだけ第一部、第二部の期間に多く参加していただくようお願いします。

<派遣スケジュール> *7/22(月)日程を一部変更しました。
9/1(日)20:00頃 京都駅八条口よりバスで出発(車中泊)
9/2(月)午後 岩手県宮古市着、津波防災学習、鍬が崎地区の下見、打合せ等(現地泊)
9/3(月)-9/7(土) 現地でのワークショップ実施
9/8(日)現地でのワークショップ実施、および地域での懇親会の実施
9/9(火)午前:片付け、挨拶周り 午後:関西へ向けて出発
9/10(水)午前:京都着

<エントリーにあたっての注意点>
・8月中の模型制作に5回程度関わることが、参加条件となります。
・今回募集する10名のメンバーには、特に「懇親会」企画のリーダー役となっていただくことを期待しています。
「懇親会」では、老若男女が楽しめるレクリエーション等の実施を予定しています。エントリー時に企画の
アイデアについての記入をお願いします。
・個人/グループでのエントリーが可能です。

*参考:これまで立命館大学生が開催した企画(一部)
・フラダンス実演・ミニ講習会(ハワイアンサークルmeahula/2012年8月実施)
・科学実験ショー(ライフサイエンス研究会/2012年8月実施)
・学生サロン-京都の宇治茶&たこ焼き(後方支援スタッフ派遣12便/2012年9月)
・自分でつくる手作り表札(後方支援スタッフ派遣12-14便)
・クリスマスパーティ:たこ焼き、ゲーム、手作り遊びなど(後方支援スタッフ派遣14便大船渡)
・ダンス披露・ダンス体験(モダンジャズバレエ部/後方支援スタッフ派遣16便)

<その他>
・参加確定後ボランティア保険(天災プランA・600円/B・1100円のいずれか)に各自加入が必要です。
・活動終了後、参加レポートの提出が必要です。

<参加エントリー・手続き等について>
エントリーフォームはこちら 
選  考:先着順に、グループ人数、男女比等を考慮し選考します。
     *応募者が一定数に達した時点で、エントリー受付を終了します。
結果通知:順次選考を行い通知します。
7月31日(水)18:00までにすべてのエントリー学生に結果をお知らせします。

<実施事務局・エントリーに関する質問・問合せ先> 
立命館災害復興支援室 担当:北川  朱雀キャンパス・総合企画課内 tel:075-813-8130