大阪いばらきキャンパスで開催された「Asia Week」に
「チャレンジ、ふくしま塾。」が出展しました。


 2022年10月23日(日)、立命館大学 大阪いばらきキャンパスにおいて開催された「Asia Week」に、「チャレンジ、ふくしま塾。」が出展し、パネル展示とクイズ大会を行いました。
 パネル展示は、「チャレンジ、ふくしま塾。」が8月にフィールドワークで訪れた被災地の状況の写真パネルを作成し、10月17日(月)からB棟フューチャープラザ1階において展示しました。双葉町の原子量災害伝承館をはじめ、津波にあいながらも教員と児童が協力して避難し、奇跡的に全員無事だった請戸小学校、いまだに立ち入りが制限される双葉町の帰還困難区域、原発爆発のため地震で避難した慌ただしい状態がそのまま残っている双葉南小学校をはじめ、東日本大震災の被害と現在の状況を27枚のパネルで紹介しました。


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 クイズ大会は11時、13時、15時30分と3回に分けて開催、それぞれ30名限定ですが、どの回も満員になる盛況ぶりでした。学生たちが考えた10問のクイズに答え、正解の多い参加者から福島県の物産品を選べるイベントです。「福島県の面積は日本で何番目ですか?」や、「『吾妻山』は何と読むのでしょうか?」、「双葉町の帰還困難区域にある汚染処理施設の汚染土を積み上げた山は、東京ドームいくつ分でしょうか?」など、学生が考えた問題は切り口も難易度もさまざまです。この問題に皆さんは答えられますか?
 クイズ大会の景品は福島県の観光物産館や大阪事務所の協力のもと、白桃ゼリーやジャムの詰合せ、りょうぜん漬け、福島の地酒、なみえ焼きそば、喜多方ラーメンなど、内容も産地もさまざまなものを揃えました。13時からのクイズ大会では、1位になった小学校低学年の女の子が、値段の高い豪華景品には目もくれず「桃ポテトチップス」を選んだのは可愛かったです。


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 現地に行くと分かるのですが、震災の傷跡が今も残っているものの、ふくしまは本当に魅力的で元気あふれる土地です。各地にある温泉や観光地、鶴ヶ城や白河小峰城などの歴史、フルーツ王国でありラーメンや餃子などのご当地グルメなどの食べ物も充実しています。「食」については県外での風評被害が続きますが、すべて厳格に検査されているため、現地の人々は安心して福島産を選ぶのだそうです。
 「チャレンジ、ふくしま塾。」は「ふくしま」の魅力を伝えることも活動目標の一つとしています。今回のAsia Weekにおいて、少しですが関西の皆さんに「ふくしま」の魅力をお伝えできたのではないでしょうか。
 われわれはこれからも「ふくしま」とともに歩んでいきます。


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