GSP(ガストロノミック･スタディ･プロジェクト)の小沢クラスでは､9月4日～6日にかけて､3名で邑南町を訪問しています。邑南町ではA級グルメ構想を元として､地域の食について､地域の活性化や振興に取り組んできました。そして2023年より､この構想を発展的解消する形で､地産地消と農家の所得の向上に取り組み始めています。GSPは5月から正式に始まり､事前訪問前の調査を様々しつつ､訪問して理解したい内容などを邑南町と調整してきました。今回の訪問および訪問後に邑南町に返していくものとしては､地産地消の推進､となっています。

1日目は､邑南町役場で邑南町の概要について話をお聞きしたのち､地域に大正時代ぐらいから存在している垣崎醤油店で､地域密着の醤油の醸造や､醤油以外の地域を支える食の可能性について伺いました。

その後､シェフの実践研修施設でもある香夢里(かむり)で昼食をとり､地域の核のレストランであるAJIKURAに販売する野菜を作っているAJIKURA Farmで野菜について､色々とお話を伺いました。色々なチャレンジをされる方が栽培していて、新しい品種が見えればとりあえず試しに無農薬で栽培してみて､その味が良ければ､各所に販売しているとの事でした。また､畑でパプリカなどをもいでその場で味わいましたが､みずみずしくて美味しい､と学生全員がいっていました。そして夕方には､邑南町外から食べに来てもらうレストランとしての核でもあるAJIKURAにて､夕食をとりました。AJIKURA Farmで食べた生野菜が加工され､さらに美味しくなってコース料理として食べることができました。

2日目以降も､邑南町の地域の食を理解し､地産地消をさらに推進していくためにはどうしたらいいのか､を考えていく研修は続きます。