長いようで短かった研修も最終日となりました。2泊3日の行程も､9月11日の昼を過ぎたら､帰路に着きます。

最終日は､芦北地域で漁で使われているうたせ船に乗船し､改めて海から水俣や不知火海の自然､そして海の食の豊かさについて理解する機会を持ちました。

うたせ船は､漁をしている間は帆をはって風を受け､ゆっくりと網をひく､この地域の特有の漁となります。また､必ず二人以上で乗って、網を落とすときや帆を張る時は、二人で同時に作業をします。また、季節によっては､足赤海老など､不知火海の砂地に生息する種が取れたりします。

今回､漁の体験もしましたが､あまり取れませんでした。漁師さんに話を聞いていると､温暖化の影響もあり､魚影が少なくなっている､との事でした。

漁協では､小さな魚は海に戻していくなど､豊かな海を守りつつ､海の未来を作っていこうとしています。

改めて海の豊かさについて学ぶ機会になった､と思います。