正課・課外活動
08.19
課外2025
甲賀市今郷地区でかんぴょう作り体験と棚田見学等を行い、地域の食と農の魅力を体験しました
7月26日(土)、吉積ゼミ(M1・4回生)と高田ゼミ3回生及び1回生希望者の計16名が甲賀市今郷地区を訪問し、江戸時代から続く水口かんぴょう作りの体験と棚田見学、かんぴょうおやつの調理と意見交換を行いました。
地元の地域づくり団体「今郷棚田集落協定」とは3年前から活動を継続しており、昨年は滋賀県「しがのふるさとささえ合いプロジェクト」による連携協定を結びました。吉積ゼミ4回生3名は2年前から地域での活動に参加し、昨年度は高田ゼミの卒業生と協力してかんぴょうを使った新たなメニューを試作・検討し「かんぴょうレシピ集」を作成しています。
今回はその3名が中心に新たな学生が加わり、昨年同様、今郷棚田集落協定やJAこうかの皆さんの協力を得て、かんぴょうの元である夕顔の特徴や栽培について、現地でお話をお聞きしました。また、実際に夕顔剥きや、歌川広重の絵を模したもんぺ姿で夕顔干しを体験し、かんぴょうがどのように作られるかを学びました。さらに「つなぐ棚田遺産」に認定されている棚田を見学し、棚田や生態系保全の取組みについて学びました。
昼には、流しそうめんと一緒に、かんぴょうになる前の夕顔を試食し、そのおいしさを味わった後、学生たちがJAの若手職員の皆さんと5チームに分かれてかんぴょうレシピ集から3品、新たにかんぴょうを使って提案するお菓子を2品調理し、試食会を行いました。今回初めてかんぴょうを食べた学生もいて、そのおいしさや食べ方の可能性を実感するとともに、棚田や自然環境の保全、地域づくりの今後について意見交換をしました。今回のメンバーは、引き続き今郷地区の地域づくりに一緒に取り組む予定です。
なお、この取組みは、7月27日の京都新聞滋賀版で紹介されました。今郷棚田集落協定及びJAこうかのみなさま、今回も貴重な機会を頂き、ありがとうございました。