食マネ今郷調査チーム（吉積ゼミ・高田ゼミ）では、滋賀県甲賀市今郷地区との地域連携プロジェクトの一環として開発した「今郷棚田米 食べ比べセット」を、2025年11月28日（金）〜30日（日）の3日間、東京・日本橋の滋賀県アンテナショップ〈ここ滋賀〉1階マーケットにて販売しました。

今郷地区は、国の「つなぐ棚田遺産」に認定される棚田景観と、古琵琶湖層に支えられた豊かな生態系を背景に、良質な米づくりが受け継がれてきた地域です。本学部はこれまで、棚田見学、食文化調査、PR動画制作、かんぴょう関連の活動など、地域と協働した学習・研究を継続してきました。

今回販売した「今郷棚田米 食べ比べセット」は、学生が中心となって商品のコンセプトづくり、パッケージデザイン、商品の魅力を伝えるための表現づくりに取り組んだものです。棚田それぞれの環境によって異なる味わいを持つ5種類の棚田米を一度に楽しめる内容とし、今郷の農の多様性と地域資源の価値を消費者に感じてもらえるよう工夫しました。

販売会では、学生が開発したデザインやメッセージによって、来店者が棚田の特徴や地域の営みを理解しやすい展示となり、多くの方が関心を寄せました。東京での販売は、地域の魅力を広く発信する新たな取り組みとして、高い意義を持つものとなりました。

本学部は今後も、今郷棚田集落協定やJAこうかをはじめとする地域の皆さまと連携し、学生の実践的な学びと地域活性化につながる活動を一層深めていきます。