教員紹介

Masayoshi ISHIDA 石田 雅芳 教授
- 専門分野イタリアの食文化、
スローフード哲学と食のアクティヴィズム -
所属学会
和食文化学会、全日本・食学会、
日本家政学会食文化研究部会、スローフード・ジャパン、
Centro Guida (フィレンツェ市公認ガイド協会)、
Italian Chamber of Commerce in Japan (在日イタリア商工会議所)、
Associazione Verace di Pizza Napoletana (真のナポリピザ協会)
これまでの研究の概要
スローフード協会イタリア本部の唯一の日本人スタッフとして、スローフード・ジャパンの創立を始め、食の国際ネットワークにアジア初として日本の参加を促進。スローフード・アワードでは佐賀県の古代米生産者を調査し、日本初の受賞者とすることに成功しました。また食科学大学(イタリア)の開学時より日本人学生のエントリーと学生生活をサポート。同大学での地域学習の一環として日本における実習をスタートさせ、食科学研究への日本食文化の導入に尽力。
日本人初のフィレンツェ市公認ツーリストガイドとして、現地で美術や食をテーマとしたセミナーを企画。日本人や現地の青少年の文化教育活動にも従事しその普及に貢献。
福井県若狭町における地域資源(水産資源)等と海外展開調査研究事業に従事。漁業資源の国際イベント開催のために尽力。国際シンポジウムでは「熊川宣言」を起草し、イタリアの伝統魚加工食品の関係者たちと共に採択されました。伝統地域食材の持続性のある利用とその再評価を文化的なコンテクストで捉えました。
食マネジメント学部における今後の研究の方向性
・世界の諸機関とのネットワーク構築を通じた国際的食文化研究の推進
・イタリアにおける食をテーマとした地域政策の成功例について調査研究
・イタリアの食・味覚教育のメソッド研究
・トリノ水研究所SMATとのコラボレーションによる水テイスティング・プログラムの構築
主な研究業績
- 『スローフードマニフェスト』木楽舎、2004年(共著)
- 『スローフードの奇跡』三修社、2009年(訳)
- 『食と農のコミュニティ』創元社、2013年(共著)