教員紹介

これまでの研究の概要
経営学とりわけ組織行動論の分野において、組織の中の人間行動という従来の研究の前提から、モティベーション、キャリア、リーダーシップ、組織変革、組織開発のテーマに加え、仕事人生の充実や幸せ、やりがいといった、働く人々にとっての組織行動論の新たなあり方を研究してきました。
また、リーダーシップ開発をキャリア発達とモティベーション喚起と結びつけながら、推進しています。経験と経験から生まれた持論についての調査研究を行いながら、キャリアの節目におけるモティベーションの問題や画期的なイノベーションを実現したエンジニア、サイエンティストの一皮むけた経験についても調査してきました。
食マネジメント学部における今後の研究の方向性
時間展望の心理学と希望の心理学を、モティベーションとキャリアの結びつきの研究に生かす方策を探索研究しています。働く個人も組織も幸せになるための組織行動について、食科学の視点からもアプローチしていきたいと考えています。
主な研究業績
- 『変革型ミドルの探求』白桃書房、1991年
- 『企業者ネットワーキングの世界』白桃書房、1994年
- 『組織エスノグラフィー』有斐閣、2010年