教員紹介

野中 朋美

Tomomi NONAKA 野中 朋美 准教授

  • 専門生産システム工学、サービス工学
  • 所属学会日本機械学会、精密工学会、サービス学会、和食文化学会、人工知能学会、International Federation for Information Processing (IFIP) WG5.7 APMS (Advances in Production Management Systems)

これまでの研究の概要

持続可能なサービス・生産システムにおいては、短・中・長期の視点で社会・環境の変化,技術進歩や人の価値感など環境変動と多様性を考慮したデザイン・マネジメントが必要です。サービス現場や工場の製造フロアなどを含む広義のサービス生産システムを対象に、生産性向上と付加価値創出の研究を行っています。

● 人の情報を起点としたサービス生産システム設計・管理
● 食を起点とした地域価値共創のためのデータ収集・分析システム
● 創造性教育のためのオンラインワークショップGastroEdu:生産者と生活者をつなぐプラットフォーム開発

● エネルギーブロックモデルを用いた環境配慮型スケジューリング

キーワード:従業員満足,シナリオ分析,最適化・シミュレーション,地域活性,食とAI,システムズエンジニアリング,システム×デザイン思考 

食マネジメント学部における今後の研究の方向性

食ビジネス分野へのAI・ロボット活用が広がっています。健康寿命延伸・ヘルスケア・人との関わりを活かした新たなコミュニティづくり(地域活性)など食を通じた社会課題解決に期待が高まっています。

食・食サービスを対象に、人を陽にモデル化し、持続可能性のその先の豊かで心地よい社会・ビジネスシステムデザイン研究に取り組んでいきます。


主な研究業績

  • An EOQ Model for Reuse and Recycling Considering the Balance of Supply and Demand, International Journal of Automation Technology, 9(3), 303-311, 2015
  • Energy Consumption in the Food Service Industry: A Conceptual Model of Energy Management Considering Service Properties, Advances in Production Management Systems, Springer, Boston, 605-611, 2015
  • 顧客満足度を考慮した従業員満足度モデル - レストランにおける職種による差異の分析 -, 『日本経営工学会論文誌』, 67(1), 59-69, 2016
  • 『食の設計と価値づくり』, 新村猛, 野中朋美, 昭和堂, 2021.