教員紹介
Pramod Kumar SUR スール プラモッド クマール 准教授
- 専門分野開発経済学、労働経済学、政治経済学、経済史
- 所属学会American Economic Association, Econometric Society, European Economic Association,日本経済学会,開発経済学会
これまでの研究の概要
今まで、私の研究の大部分は、開発経済学、労働経済学、政治経済学、経済史などの分野でした。主に、発展途上国における政治危機、移民、飢饉、地震、脆弱な社会がもたらす社会的・経済的影響についての研究を行っていました。 最近の研究では、過去の歴史的事件を歴史の自然実験として検証し、社会的、経済的、及び政治的影響を因果関係で考察することに重点を置いています。実証分析を行うため、アーカイブ資料から歴史的データを収集し、調査データや公的な行政記録と組み合わせ、その影響を検証しています。
食マネジメント学部における今後の研究の方向性
これまでの研究を継続するとともに、今後は発展途上国での食文化、食生活、及び食問題などの分野について研究したいと思います。特に、なぜ国及び地域によって食生活や食文化が違うのか、なぜ現在の国際化世界でその文化が続いているのかについて着目し、研究を継続発展させる予定です。
主な研究業績
- Sur, P.K. and Sasaki, M., 2019. Migration and natural disaster: Ex-ante preparedness and contribution to ex-post community recovery. Migration Studies, 7(2), pp.220-244
- Sur, P.K. and Sasaki, M., 2020. Measuring customer discrimination: evidence from the professional cricket league in India. Journal of Sports Economics, 21(4), pp.420-448
- Sur, P.K., 2021. Understanding the Paradox of Primary Health-care Use: Empirical Evidence from India. arXiv preprint arXiv:2103.13737.