教員紹介

これまでの研究の概要
私はこれまで、主に実証研究と事例研究という2つのアプローチにより、財務会計や監査論の領域の研究を進めてきました。
財務会計に関しては、株式公開(IPO)時における会計基準の適用や、特性のある企業の会計分析などを行っています。監査論に関しては、上場企業の監査人の交代や監査品質、ビジネス・リスクといった論点の分析を行っています。
また、最近では、コーポレート・ガバナンスが企業の財務数値に与える影響についても関心を持っています。
食マネジメント学部における今後の研究の方向性
これまでの研究を継続するとともに、今後は食マネジメントに係る会計学において特に効力を発揮すると思われる事例研究に注力することを計画しています。特に,外食産業における会計政策や企業情報開示(IR)について興味があります。
主な研究業績
- 「中小監査事務所の監査品質とクライアントのビジネス・リスク」『会計プログレス』第17号、pp.13-27、2016年
- 『京都企業の分析:歴史と空間の産物』第3章・第4章、徳賀芳弘編著、中央経済社、2016年
- 『財務報告論』第10章、矢部孝太郎編著、中央経済社、2017年