人材育成目的・ポリシー(博士課程前期課程)

■スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程概要
研究科・課程名称 スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程
専攻名称 スポーツ健康科学専攻
学位名称 修士(スポーツ健康科学)
定員 入学定員25名/収容定員50名
標準修業年限 2年
設置場所 びわこ・くさつキャンパス(BKC)

博士課程前期課程

Ⅰ.人材育成目的(博士課程前期課程)

博士課程前期課程は、スポーツ健康科学の教育・研究における智の融合を通して、人々の健康、幸福な社会、ならびに平和な世界を創造するとともに、スポーツ健康科学に関する専門性を有し、志高く未来を拓く人材を育成することを目的とします。

Ⅱ.アドミッション・ポリシー

スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程では、教育目標を達成するために、以下のような人材を求めます。

  1. 論理的に考える力および基礎的教養を身につけ、スポーツ健康科学分野の基礎的知識を有する者。
  2. 多様な価値観を持った人々及び異分野の人々と融合した学びに、意欲的に取り組み、研究成果を社会に還元することに意欲を持つ者。
  3. スポーツ健康科学分野に関する専門的知識を活用し、多様な人々との協働及び異なる研究分野を融合して、社会貢献につながる問題解決を担うことに主体的に挑戦する意志を持つ者。
  4. 自身の持ち味を理解し、自身の持っている人間的魅力を発揮できる者。

Ⅲ.カリキュラム・ポリシ-

スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程では、教育目標を達成するために、以下の教育課程を編成しています。また、スポーツ健康科学分野の専門的知識を獲得するために、「スポーツ健康科学専攻」の1専攻、「身体運動科学領域」及び「スポーツ人文・社会科学領域」の2領域を設定しています。

(1) 身体運動科学領域

スポーツ・パフォーマンスを科学的アプローチにより解析する教育・研究、あるいは健康の維持・増進を科学的根拠に基づき解明する教育・研究を行います。

(2) スポーツ人文・社会科学領域

スポーツに関わる哲学、教育学、コーチ学、栄養学、心理学、マネジメント等、スポーツの人文社会科学に関する科学的知見を、定量的、定性的、あるいは解釈学的なアプローチにより解明する研究を行います。

  1. 研究を遂行するために必要となる、各領域の専門的な知識や研究成果発信のスキルを基礎科目に設定します。
  2. 異なる分野を融合(文理融合)させ、新たな価値観を生み出すことができる力を獲得するための文理融合科目を設定します。
  3. 最先端の研究への挑戦と修士論文の執筆のために、演習科目(演習および研究指導)を設定します。
  4. 研究成果を社会還元するために、国際連携、地域連携、国内外のスポーツ健康産業界と連携したキャリア形成科目を設定します。

なお、中学校および高等学校教諭一種免許状(保健体育)を所有している場合には、本研究科の課程修了と同時に同一校種の専修免許状取得が可能なカリキュラムとしています。

Ⅳ.ディプロマ・ポリシー

スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程では、人材育成目的の達成に向けて、以下の通り修了時点において学生が身につけるべき能力(教育目標)を定めます。所定の単位の修得および本研究科博士課程前期課程が定める論文評価基準に基づく審査に合格することをもって教育目標の達成とみなし、修士(スポーツ健康科学)の学位を授与します。

  1. 論理的に考える力および高い教養を身につけ、スポーツ健康科学分野の専門的知識を理解して活用することができる。
  2. スポーツ健康科学分野に関する専門的知識を活用し、多様な人々との協働及び異なる研究分野を融合して、社会貢献につながる問題解決を担うことができる。
  3. スポーツ健康科学分野に関する専門的知識を活用し、責任を持って社会課題を解決していくために、高い志にむかって主体的に挑戦することができる。
  4. 自分が属する組織並びに社会の魅力及び価値を高めるために、自分の魅力を発揮するとともに他者の魅力を生かしながら、研究成果を社会に還元することができる。
論文評価基準について

本研究科前期課程では、以下の論文評価基準を明示し、評価の客観性および透明性を図り、その基準に基づいて論文評価を行っています。

  1. 論文の新規性
  2. 論文の信頼性・妥当性
  3. 論文の意義・有用性
  4. 論文の体裁

Ⅴ.教員育成に対する理念および認定課程設置の趣旨