「スポーツ健康科学グローバルレクチャー I」にて、ポーツマス大学Joseph Costello先生にお越し頂き、授業を実施しました。
大学院科目「グローバルレクチャー I」は、スポーツ健康科学(自然科学系)に関わる研究の第一線で活躍している学外の研究者によるレクチャー、さらにはディスカッションなどを通じて、最新の研究や世界の研究の動向について知識を得るとともに、研究の推進に必要な思考体系や遂行力を養うことを目的としています。
本年度は、運動生理学・環境生理学がご専門のJoseph Costello先生(ポーツマス大学・英国)にお越しいただき、1週間にわたる授業を実施しました。
曜日ごとに、暑熱環境、低温環境、低酸素環境、断眠などをキーワードに、認知機能や運動パフォーマンスなどの生体適応反応についてグループ学習(ディスカッションと発表)を行いました。学生は毎日のテーマに対して、事前にオンデマンドの動画コンテンツが配信され、併せて関連した論文を複数読んでくることを求められます。グループ学習では、その内容に関して、どういった立場に立つか、どういったアイデアを持つかなど、時にはディベートを実施しながら、発表し合います。
大きな用紙にマジックで書きながら、ディスカッションをしていきます。そして、その内容を順番に発表し、質問に答えていきます。
興味深かったのは、今回のテーマである環境生理学に関する内容で、生成AIを活用しながら公衆衛生上のインフォグラフィクスを作成し、発表する授業です。院生たちは、自身の関心のあるトピックから文献リサーチをし、そこから公衆衛生上のメッセージを作成し、生成AIを使って素敵なグラフィックデザインを構築していきます。そして、それを3分間で英語で発表します。文献リサーチや、基盤となる生理学的知識が必要であり、そこから生み出されるアイデアをお洒落な、あるいは格好の良いデザインにするのにAIを活用する仕組みです。受講生は皆、非常に楽しく視聴できたと思います。教員の私も、こうしたワークショップ形式の授業の良さを改めて感じるとともに、AIをうまく活用する授業の進め方やその内容についても多くの学びを得ました。
今回、Costello先生は、非常に聴き取りやすい英語で、ゆっくりと丁寧に講義いただき、受講生の理解度を確認しながら授業を進めてくださいました。また、毎回楽しいクイズを出題され、授業を楽しく進めていく工夫がなされていました。そのため、受講生は楽しく、多くの学びを得たことと思います。Costello先生、誠にありがとうございました!