2016年3月
博士課程前期課程修了
博士課程後期課程3回生
西田 瑞葉さん
在学生
MESSAGE
理論と実践の融合、現場にあった人材育成を目指して
1.現在の所属
株式会社京進に所属
2019年度より経営学研究科博士課程後期課程進学
2. 研究テーマ・研究内容
現場ごとにふさわしい
人材育成のあり方を研究
私は経営学研究科の修士論文では、「保育士に対する上司のリーダーシップ―人材育成の視点から―」をテーマに、離職が多いといわれる「保育園」というフィールドで、どのような指導者の言動や働きかけが相応しいのかについて検討しました。学びの中では、動機づけや人的資源という観点において様々な分野で通じることがありました。
3.院生時代の研究が今の仕事に活かされている点
理論が現実に適応しているか
保育の現場で実践中
私は現在、会社が運営する保育事業に携わり、主任兼担任保育者として保育の現場にいます。保育園を取り巻く環境は大きく変化し、待機児童の解消に向けて受け皿を増やすことは、行政も力を入れている事業でもあります。一方で保育士の人材不足も私たちが直面する課題です。保育士を育成し定着させることは、安心・安全の保育を提供することにも繋がります。修士論文での検討内容をもとに、先行研究や理論から得られるものがその現場に適応することができるのか、という点を意識しながら、現場で実践を交えて職務にあたることができています。
4.受験生へのメッセージ
身近な「なぜ?」を共に解決できる
それが経営学研究科
上記の点を踏まえて、私の学びは大学院の学びにとどまらず、日々実践・挑戦だと思っています。自分なりの答えが正しいのか、全体像ではどうなのかということを導きながら今後も課題解決に向けて研究を続けたいと思うようになりました。社会人を経験されておられる方も、様々な課題を持っておられるのではないでしょうか。ここには身近な「なぜ」を一緒に解決できる場があります。その思いを「形」にしてみませんか?