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Studying in the JDP

国際化・グローバル化の最先端をいく
立命館大学のJDP
君島 東彦教授

JDPは、2つの大学が1つのカリキュラムを作成し、共同で学位を授与するというプログラムだ。これまでの大学教育にないユニークで野心的なプログラムは、どのように生まれたのか。プログラム創設を主導した、君島東彦教授に聞く。

Episode01

JDPを生んだ立命館大学と
アメリカン大学の交流

1988年、立命館大学は国際関係学部を創設しました。それは立命館大学の国際化・グローバル化の原点であり、JDP(Joint Degree Program)の原点ともいえる出来事でした。以来、立命館大学は、日本社会の国際化・グローバル化に資する大学教育を提供しています。JDPは、その最先端にあるプログラムであり、ある意味では、日本の大学における最先端の取り組みともいえるでしょう。

アメリカン大学との関係も、国際関係学部の創設と同時に生まれたものです。当時の国際関係学部の学部長と、アメリカン大学国際関係学部の学部長との個人的なパートナーシップがもとになっています。アメリカン大学との交流は年を追うごとに深まり、1994年には日本初の試みとして、両大学の間でDUDP(Dual Undergraduate Degree Program)、学部共同学位プログラムもスタートさせています。

Episode02

イノベーティブな姿こそ
立命館大学の価値

2010年代に入って、目立つようになったのは日本社会の内向き志向。海外に目を向けることが減りました。立命館大学はそうでもありませんが、学生の留学も減少しました。そうした状況を踏まえて、アメリカン大学に検討を持ちかけたのがJDPです。JDPの構想を聞いた副学部長のパトリック・ジャクソン氏は、「それはいいアイデアだ」と即座に賛成し、JDPは形になっていったのです。JDPの準備は想定以上に順調に進み、2015年の準備開始から3年足らずの2018年に、JDPはスタートすることができました。

立命館大学はイノベーティブで、大学改革のフロントランナーでありたいと考えています。常に新しいことに挑戦するのが立命館大学の姿であり、価値なのです。

Episode03

ぜひ経験してほしい、
アメリカの大学での教育と生活

JDPは、立命館大学とアメリカン大学が1つのカリキュラムを提供するもので、学生は両方の大学に籍を置く二重学籍になります。両大学がタッグを組んでサポートする体制は、学生にとっては学びやすく、安心して留学できるシステムです。

私自身の経験からも、学生の皆さんには、可能であれば留学を経験してほしいと考えています。特にアメリカの大学への留学は、質もレベルも高い大学教育を受けることができる絶好のチャンスであります。アメリカン大学のあるワシントンD.C.での生活は、世界の政治の動向をリアルに目撃できる機会にもなるでしょう。

アメリカから見る日本は、これまで過ごしてきた日本と大きく違って見えるはずです。日本を深く知るためにも、アメリカでの生活には非常に大きな意味があります。JDPが提供する経験を通じて、皆さんのさまざまな可能性を広げてほしいと願っています。