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在学生

ロボットのサッカー競技で国際大会に挑戦。課外活動と学部での学びが互いに活かされる環境です。

勝見 文一 さん 情報理工学部 情報理工学科 知能情報コース 2回生 大阪府立千里高等学校


入学時にプログラミング未経験だった私は「良い勉強になるのではないか」と考え、PJ連合のRi-oneという団体に加入しました。ロボットと人工知能の国際大会であるRoboCupに挑むプロジェクトです。

RoboCupにはさまざまな競技がありますが、私が参加しているのは、自分で考えて動く自律型ロボットのサッカー競技。直径18センチの小さな円柱型ロボットが全方向へ俊敏に動きながらボールをパスし、互いに相手ゴールを目指すものです。私はロボットを動かすソフト班の一員として、先輩に教えてもらいながらプログラミングを勉強しました。初めて自分の書いたプログラムでロボットを動かせた時の喜びは忘れられません。プログラムを書き換えればすぐにロボットの動きが変わるので、自分で作り上げている感覚が大きいのがこの競技の魅力だと感じています。一方、試合で勝てるロボットの開発には膨大な作業が必要なので、役割分担もしつつ、チームとしての情報共有も不可欠なのが難しいところ。ハード面についてソフト班の立場で意見を言う機会もあり、競技を通して日々多くのことを学んでいます。

全国大会で思った通りにロボットが動き、勝利に貢献できた時は大きな達成感を感じました。7月にはフランスでの世界大会にも出場します。さらに精度を上げて優勝を目指したいですし、海外チームとの交流もとても楽しみです。



学部で学んだことをRi-oneでの活動に活かせるのはもちろんですが、Ri-oneの活動で経験したことが学部での学びにも活きていると感じます。情報がハードに流れると実際にはどのような動きになるのかを知ることができ、思ったように動かない時のハード側の事情も理解できるようになりました。チーム競技ならではのプロジェクトの進め方を学べるのも非常に有益です。今後は、Ri-oneの活動で身につけた知識を活かして人工知能の研究を行い、大学院にも進学したいと考えています。

PJ連合には、他にもプログラミング、ゲーム、セキュリティの国際大会を目指すプロジェクトがあり、イベントなどを通して協働しています。私は模擬国連のサークルにも所属しているので、学部や大学を超えた仲間と共に国際問題を考える機会も得られるようになりました。授業と授業外の活動による充実した大学生活を送ることができています。



Ri-one
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