YAMAMOTO Hiroshi

山本 寛 教授

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  4. 山本 寛 教授
所属学部
情報理工学部
職位
教授
専門
情報ネットワーク
担当コース
セキュリティ・ネットワークコース
主な担当科目
コンピュータネットワーク
研究分野・テーマ
IoT、センサネットワーク、ブロックチェーン、機械学習、組込みシステム
過去の部活動
バドミントン
得意な科目
物理、数学
苦手な科目
国語、地理
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Message

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

コンピュータやネットワークの技術は急速に進歩して身近なものになっており、情報技術を開発するための道具を手軽に手に入れることができる時代になっています。そのためアイデアと熱意があれば、革新的な技術を誰でも開発できる可能性があることが、情報理工学の面白さだと思います。また、皆さんもご存知の通り情報技術は急速に社会に浸透しており、これまで情報技術とは無縁であった業界(例えば、農業や漁業といった第一次産業など)でさえ、情報技術の活用が急速に進んでいます。つまり、情報理工学を修めるということは、あらゆる業界で革命を起こすことができる能力を身につけることとも言えるわけです。

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?

非常に広い情報分野の中で、自分が興味を持つことのできる技術が必ず見つかります。それが可能なほど、情報理工学部には非常に多くの教員が所属しており、多種多様な分野の研究に一線で取り組んでいます。また専門分野ごとコース制をとっていることで、興味を持った技術について、基礎から実践まで一貫した教育を受けることができます。社会に出た後に大いに役立つ、確かな実践力が身につくことも大きな魅力です。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

最近では、パソコンやスマートフォンだけでなく、センサや家電・車両など、現実世界の様々な「モノ」を「インターネット」で繋ぐ、Internet of Things (IoT)が1つの潮流となっています。この「インターネットに接続できるモノ」を活用して、人や社会の役にたつ新しいネットワークシステムの研究開発を行っています。例えば、離島に生息している海鳥といった野生生物の生態を、インターネット経由で自動的かつ長期的に観測するセンサネットワークシステムや、豪雪地域での除雪作業を効率化するために、除雪車の作業状況や各地の降雪状況を計測して見える化する除雪車運行支援システムの研究開発を行ってきました。現在も、交通安全や第一次産業の支援など、社会の安心・安全を支える様々なネットワークシステムの研究開発に取り組んでいます。

今、注目している技術・テクノロジーについて教えてください

真に人や社会の役にたつシステムを実現するためには、情報技術に慣れ親しんでいない人に対して、より直感的に情報を伝える技術が必要になります。パソコンやスマートフォンを通してではなく、より経験や体験に近い形で情報を伝えるために、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)といった技術にも注目しています。特に最近では、Playstation VRやOculus Riftといったヘッドマウントディスプレイが驚くほど安価になり、仮想現実を活用したサービスを提供する敷居が一気に下がりました。これらの新しいデバイスを活用した新しいネットワークシステムの実現だけでなく、仮想現実・拡張現実を利用したサービスにおけるサイバー攻撃等の危険性の調査や対策など、今後様々な課題について研究が必要になると考えています。

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