福本 淳一 教授
- 所属学部
- 情報理工学部
- 職位
- 教授
- 専門
- 自然言語処理
- 担当コース
- 社会システムデザインコース
- 主な担当科目
- 自然言語処理
- 研究分野・テーマ
- 自然言語処理、情報抽出、質問応答、対話
- 過去の部活動
- 吹奏楽部
- 得意な科目
- 化学、地理
- 苦手な科目
- 英語、国語
- おすすめの書籍
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Message
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
情報という、言ってみれば単なるデータという実体のないものを対象にして扱うことで、これまでにはできなかったことが可能になる分野です。情報技術は、観光や医療などの幅広い分野ともつながりを持ちながら、新たな解決法を探っていったりするなど、現在ではなくてはならない分野になっており、対象とする分野の幅広さだけでなく、進歩のスピードも非常に早く、可能性の大きさが魅力の一つだと思います。
卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?
世の中で動いているシステムがどのように動作し、システムの内部でどのようなことが行われているのかがおおよそ理解できるようになると思います。これがわかることで、システムを今後どのように改良するさらに使いやすいものにすることができるのか、また、人手で行っているものをどのようにしてシステム化することができるのかを考えることができます。これにより、世の中をどんどん良くしていくことが可能な人になれると思います。
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。
人が普段使っている言葉をコンピュータがどのようにして理解するのかを中心に研究を行っています。そのためには、言葉の文法のような規則性を利用したり、たくさんの言葉のデータから規則性を抜き出し、利用することが必要です。これまでの私の研究としては、コンピュータが人間の質問にどのようにして答えるのかの質問応答の研究プロジェクトを進めていました。現在は、「どらやきの川のような味」のような味についての例え表現理解の研究や、企業への問い合わせ内容の自動処理の研究を行っています。
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
与えられた仕事をきちんとこなすのも大切なことですが、その仕事は何のために行われているのか、その仕事の次に何があるのか、ほかの方法はないのか、もっと効率よくするためにはどうすればいいのかをどんどん自分で考える人になっていってほしいと思います。きっと失敗することも多いと思いますが、失敗しなかった人はいませんので、失敗を恐れずにチャレンジすることが大切だと思います。そこから発見することも多いと思います。