松村 耕平 准教授
- 教員データベース
- プレイフルインタラクション研究室
- 所属学部
- 情報理工学部
- 職位
- 准教授
- 専門
- ヒューマンコンピュータインタラクション
- 担当コース
- 実世界情報コース
- 研究分野・テーマ
- ヒューマンコンピュータインタラクション、ヒューマンロボットインタラクション、遊びによる介入、身体性認知科学
- 過去の部活動
- 畑
- おすすめの書籍
ファウストゲーテ 集英社文庫冒険図鑑さとうち藍 福音館書店Thing ExplainerRandall Munroe Houghton Mifflin Harcourt
Message
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
情報理工学部に限らず、立命館の学部のすごいところは、学部一つで小さな単科大学の規模を超えているところだと思います。私の出身大学は国公立の単科大学ですが、一学年240人程度でした。情報理工学部には一学年に475人います。それだけの人数の人間が、同じ場所で、同じことを学ぶということは、良いか悪いかは別にして、なかなかすごいことだと思います。この環境を活用できる人にとっては大きな魅力になるでしょう。
立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?
『ちゃんと研究をしていてすごい』大学なんだから研究して当然じゃないかという話もありますが、そんな簡単な話でもなさそうです。学費が安いのに研究できているというのはすごいことです。例えば国立大なんかだと学生一人あたり300万円くらいは税金がでているでしょう。その半額の収入しかないのに、研究ができているということは、例えば「学生の教育ができている」、「マネージメントがしっかりしている」、「外部の研究予算を獲得している」からだと推測できます。要するにそれなりに頑張っているということです。
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。
わたしの研究分野はヒューマンコンピュータインタラクションです。コンピュータと人間の関係性について考える分野です。コンピュータに限らず、新しい技術が人間社会にもたらされるときに、じゃあそれは私たちにとってどういう影響を与えるのか、あるいは、社会にとってのそれはどうか、ということを、「新しい道具」や「新しいインタフェース」を実際に作ってみて、それを使う人間や社会を観察・調査することによって調べます。その中でも特にわたしは状況に埋め込まれている知識を{活用した、活用するため}の「新しい道具」をつくっています。
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
なんにでも本気で取り組むことをやってみると良いと思います。例えば、これまでもそうだったと思いますが、授業や講義というものは、およそ大多数のためにレベルの設計がされています。テキトーにやっていれば単位は取れちゃう。単位をとるのが目的ならそれで良いのですが、せっかく生まれてきて、大学にいるのだから、教員という博士号持ちの超専門家集団の持っている知識を本気で吸い取るようなことをやったら、もしかすると世の中が変わるんじゃないかな。まず自分が変わる。そして周りが変わる。そういう連鎖が起こるとすごいなぁと思います。そして、みなさんはそういう力を持っていると思います。