教員紹介
TANIGUCHI Tadahiro
谷口 忠大
- 所属学部
- 情報理工学部
- 職位
- 教授
- 専門
- 人工知能、創発システム、知能ロボティクス
- 担当コース
- 主な担当科目
- 人工知能
- 研究分野・テーマ
- 創発システム、人工知能、ロボティクス、記号創発ロボティクス
- 過去の部活動
- 演劇部
- 得意な科目
- 数学
- 苦手な科目
- 英語
- おすすめの書籍
マンガでわかる ビブリオバトルに挑戦!谷口忠大 (マンガ原案, 監修), 沢音千尋 (マンガ),粕谷亮美 (著) さ・え・ら書房 .(2016)監修書籍やるぜ! ビブリオバトル (コミュニケーションナビ 話す・聞く)谷口忠大(監修) 鈴木出版 .(2016)監修書籍記号創発ロボティクス ―知能のメカニズム入門谷口忠大 講談社 .(2014)単著:入試問題採用 H27 千葉大(文系),H27 青山学院大学(文系),H28 北星学園大学イラストで学ぶ人工知能概論谷口忠大 講談社 .(2014)単著ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム谷口忠大 文春新書 .(2013)単著:入試問題採用 H27 滋賀県草津東高等学校,H28 長野県短期大学コミュニケーションするロボットは創れるか ~記号創発システムへの構成論的アプローチ~谷口忠大 NTT出版 .(2010)単著基礎情報学西垣通 NTT出版ことばと文化鈴木 孝夫 岩波新書もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら岩崎 夏海 ダイヤモンド社
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
知能情報コースにはコンピュータのみならず、脳科学や生体に関する研究室もあります。情報=コンピュータではなく、情報理工学とは広く「情報」を扱うシステムの理解・利用に関して学ぶ学問だと考えます。その広さ、学際性が学問的な魅力だと思います。また、一方で、現在の社会ではあらゆる分野で情報技術が利用されており、特に日本では、それを円滑に活用するための人材が不足しています。そういう意味でも「学んで損をしない学問」ということも魅力でしょう。
立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?
立命館大学情報理工学部の規模の大きさは、その分、情報系の教員、研究者の層の厚さにつながっています。特に、若手で活躍している先生が多いのもポイントです。その分、研究力の高さが魅力でしょう。「詰め込み的な勉強よりも、先端の研究トピックに大学院も通して主体的に取り組みたい」という野心的な学生には特に魅力的な学部です。
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。
「赤ちゃん」はスゴイんです。なんと、プログラムしなくても、自分の五感を通して得た経験から、概念を獲得し、動作を覚え、言語を獲得していきます。そういう「自分で育って言語を獲得していくロボット」を作ることは、未だにロボティクス、人工知能の大きなチャレンジです。確率モデルやディープラーニングといった人工知能・機械学習技術をフル活用しながら、「赤ちゃん」のように学習して、言語を獲得していくロボットを作ることを目指しています。僕たちはこのアプローチを記号創発ロボティクスと呼んでいます。
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
知識や技術、経験は社会で生きていくための、世界で生きていくための力の源です。日本の高校までの学びは国や行政によって「何を学ぶか」が画一的に決められた世界ですが、大学からは多くの自由が与えられます。これからの学びは自分でどこに向かうかを決める「冒険」であるという思いで、常にチャレンジをしてもらえたらと思います。行ったところの無いところに行きましょう!読んだことのない分野の本を読みましょう!みんながやらないことをやりましょう!それが皆さんの強みを作っていくはずです。