TSUBO Yasuhiro
坪 泰宏 教授
- 教員データベース
- 神経情報システム研究室
- 所属学部
- 情報理工学部
- 職位
- 教授
- 専門
- 理論神経科学
- 担当コース
- 知能情報コース
- 主な担当科目
- 脳機能情報処理
- 研究分野・テーマ
- 脳情報理論、神経活動計測、統計モデリング、複雑ネットワーク
- 過去の部活動
- バレーボール部
- 得意な科目
- 数学
- 苦手な科目
- 美術
- おすすめの書籍
Message
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
情報という学問は、様々な分野の学問が関わっている学際的な学問です。いろいろな分野の知識が要求される反面、いろいろな分野へ影響を与え、応用できる学問である点が魅力です。
立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?
先生方の研究レベルの高さと、研究室間の研究交流が盛んなところです
コースごとのコアな内容を系統的に学べるだけでなく、幅広い分野の授業も履修できるカリキュラムが特長です
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。
現在、人工知能の技術は様々な分野で活用されています。これら人工知能の技術には、脳科学で培われた知識が生かされています。しかしながら、脳の情報処理はまだ完全には理解されていません。また、これまでに得られた脳の生物学的な知識と、実際脳で行なわれている情報処理との関係は、十分にわかっていません。例えば、脳は非常に小さなエネルギーで多くの情報処理をできますが、この仕組みはわかっていません。私たちは、脳の情報処理のしくみを理解することで、次世代の人工知能の技術の開発を目指しています。
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
世界には非常に多くの情報があふれています。情報技術が進歩したことで、情報を手に入れることは簡単になりましたが、同時に、その中から本当に重要な情報、正しい情報を選択するのが難しくなりました。みなさんには是非、他の人が加工して発信した情報だけでなく、自ら行動して1次情報を多く手に入れてほしいです。1次情報を手に入れる行動を通して、加工された情報も正しく判断することができるようになります。1次情報を得る方法には、例えば社会的な情報だったら、直接現地をみたり関係者から話を聴いたりすること、科学技術的な情報だったら、自ら作ったり実験したりすることがあります。1次情報を得る行動力をもち、情報を正しく扱える人になってほしいです。