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岩居 健太 講師

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  4. 岩居 健太 講師
所属学部
情報理工学部
職位
講師
専門
音響信号処理
担当コース
メディア情報コース
主な担当科目
メディア情報学実験3、卒業研究3
研究分野・テーマ
音響信号処理、能動騒音制御、音響エコー抑圧、適応信号処理
過去の部活動
卓球部、テニス部、演劇
得意な科目
数学、物理
苦手な科目
日本史
おすすめの書籍

新しい高校物理の教科書山本明利、左巻健男 講談社ブルーバックス 音響学入門ペディアコロナ社 俺バブシリーズ

Message

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

音、画像、映像など、私たちの身近にあるものが研究の対象となっていることです。そして、研究した結果が、目や耳で直接的に感じることができる。これが、情報理工学の魅力だと思います。さらに、業務に応用するシステムから、エンターテイメントシステムなど、情報理工学の研究は色々な研究をテーマに持つことができます。これも、情報理工学の魅力・おもしろさだと思います。

卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?

まず、プログラミングのスキルですね。C言語のような基本的な言語から、Matlabという科学技術計算用のプログラミング言語、Pythonという統計処理などを得意とする言語など、様々なプログラミング言語を卒業研究で学ぶ機会があると思います。また、音声や画像を処理するシステムの組み方など、現在広く使われている技術についても学べ、社会に出たときに役立つと思います。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

音の信号処理を研究しています。簡単に言うと、コンピュータを使って音を加工する技術の研究です。今回は、私の研究テーマの一つ、騒音などを音で消すアクティブノイズコントロール (ANC) について話します。ANCは、消したい騒音と同じ大きさで、山と谷が逆になっている音をスピーカから鳴らして、騒音を消す技術です。この騒音を消すための音を作るために、ディジタルフィルタを使います。ディジタルフィルタは、欲しい音だけを取り出したり、特定の音の大きさだけを変えたり、あるいは大きくしたりするものです。ANCでは、このフィルタを時々刻々と変化させる仕組みを使っています。つまり、ANCは環境に合わせてフィルタを変化させるので、いつでも騒音を消すことができます。しかし、ANCにはまだ課題が多く残っています。課題をクリアするために、私や日本の研究者はもちろん、海外の研究者もANCの研究を行っています。

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

まず、大学生活を楽しんでください。勉強はもちろん、サークル、バイト、留学など、大学生の間にしか経験できないことはたくさんあります。ぜひ、たくさんの経験を積んで、色々なものの見方を身につけてほしいです。また、大学生のうちに、〆切を守る、時間を守るなど、社会に出たときに必要なことも大学生のうちに身につけてほしいです。

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