安藤 潤人 助教
- 教員データベース
- メディアエクスペリエンスデザイン研究室
- 所属学部
- 情報理工学部
- 職位
- 助教
- 専門
- ソフトロボティクス、センシング工学
- 担当コース
- 実世界情報コース
- 主な担当科目
- 実世界情報実験3、プログラミング演習1
- 研究分野・テーマ
- メカトロニクス、柔軟ロボット学、触覚テクノロジー、ファブリケーション
- 過去の部活動
- ロボット研究同好会、数学クラブ
- 得意な科目
- 数学、物理
- 苦手な科目
- 古典、音楽
- おすすめの書籍
ロボット考学と人間 未来のためのロボット工学森政弘 オーム社 ロボット創造学入門(岩波ジュニア新書〈知の航海〉シリーズ)広瀬茂男 岩波書店 やわらかいロボット(新・身体とシステム)新山龍馬 金子書房 闘え!高専ロボコン ロボットにかける青春萱原正嗣、見ル野栄司(監修)全国高等専門学校ロボットコンテスト事務局 ベストセラーズ
Message
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
一見なんの変哲もない情報も見方や情報処理を行うことで、驚くべき情報を発見したり、問題解決の糸口が見つかったりします。そこに情報理工学のおもしろさがあると思います。ぜひ情報理工学部で学んだことを使って世の中にあふれている情報をこねくり回してみてください。おもしろい発見があるかもしれません。
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。
やわらかい材料や構造を積極的に利用したロボット技術の研究を行っています。やわらかセンサ,やわらか機構などが今までのロボット技術をどのように変えていくかを日々考えています。人や動物はやわらかい皮膚をも持ち、モノに触れて情報を得ることができます。同じようにロボットにも皮膚が備われば、触覚情報を利用してロボット技術の幅が広がります。センサの構造や触覚情報の取り方を工夫することで人には感じ難い触覚情報を取得することが可能です。このようにやわらか技術でロボット技術の幅を広げる研究活動を行っています。
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
学生のみなさんにはぜひ、学んだこと活かして自分の手で何かを作りあげてほしいと思います。授業ではなかなか分かり難いことでも自分で手を動かしてみると理解が深まったり、つまずいたところはよく覚えていたりします。工学のおもしろさは学びを活かしてものづくりできるところにあると思っています。すべてを取り入れることは難しいですが、何か自分でもできそうと思ったらやってみてください。大学ではただ学ぶだけでなく、学んだ知識をしっかり使えるように頑張ってみてください。
今、注目している技術・テクノロジーについてお教えください。
コンピュテーショナルデザインの分野に注目しています。3Dプリンタの普及によりものづくりの制約が緩くなってきました。そのなかで、コンピュータを使って自動設計や、強度を変えずに質量を減らすという設計技術が開発されています。なかでも単純構造の組合せで複雑な挙動をする柔軟構造を作る技術に興味があります。それらの構造は折紙構造やメタマテリアルなどと呼ばれています。いままでのものづくりの常識を大きく変わるかもしれません。