TAKAHASHI Haruki

高橋 治輝 講師

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  4. 高橋 治輝 講師
所属学部
情報理工学部
職位
講師
専門
ディジタルファブリケーション
担当コース
実世界情報コース
主な担当科目
実世界情報実験3、プログラミング言語、プログラミング演習1
研究分野・テーマ
ヒューマンコンピュータインタラクション、ディジタルファブリケーション
過去の部活動
野球部、軽音楽部
おすすめの書籍

喜嶋先生の静かな世界森博嗣、講談社 壁の男貫井徳郎、文藝春秋) 幻の女ウィリアム・アイリッシュ、早川書房

Message

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

情報理工学の魅力は、プログラミングなどの基礎知識や技術を応用して、現実世界の問題を解決し、私たちの生活をより便利で豊かにできるところです。自動運転車やロボット、SNSやオンラインショッピング、動画配信サービスなどは情報理工学の発展の賜物であり、私たちの生活に革新をもたらしています。さらに、この分野は常に進化し続けており、新しい技術や手法の開発に伴って新たな可能性や課題も生まれています。こうした問題を解決するためには、基礎知識だけでなく、学生のみなさんの創造性や独創性が重要であり、自分の興味や関心を生かすことで新たなイノベーションを生み出せることでしょう。社会に貢献できる魅力的な分野であるとともに、各人の能力を発揮できる面白い分野です。

卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?

情報理工学部で修得が期待される情報技術を扱うための基礎能力、たとえば、最新の情報を入手したり、複雑なデータを処理したり、自分の意見を発信したりするための能力は、卒業後のあらゆる場面で役立ちます(簡単そうに聞こえるかもしれませんが、きちんとできない人も多いものです)。また、プログラミングや研究を通じて培われた論理的思考力やプレゼンテーション方法、コミュニケーション能力などは、コンピュータを直接扱わない場面でも役立ちます。さらに、こうして獲得された知識や技術を用いて問題を発見できる・解決できる人材は、現代社会で特に重宝されることでしょう。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。

立体形状や図面などのディジタルデータと工作機械を用いてものづくりを行う「ディジタルファブリケーション」の研究をしています。代表的な工作機械として、3Dモデルデータで表現された立体形状を実世界へと出力できる3Dプリンタがあります。3Dプリンタのおかげで、誰でも容易に、低コストで、高精度な立体形状を作れるようになってきています。私はこの3Dプリンタに関する研究を行っており、従来の3Dプリンタおよび3Dモデルデータでは制作が困難であった毛や布の出力、そして3Dプリンタならではの表現を行うための造形手法を探究しています。また、人間とコンピュータの関わり方を考える「ヒューマンコンピュータインタラクション」の分野に興味があり、3Dプリンタで作成した道具を用いたものづくり環境や手芸・工芸などに関する研究も行っています。

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

みなさんが大学で過ごす数年間は、人生の中で特に自由度の高い、貴重な時間になると思います。しっかりと努力し続ければ多くの成長を経験できますが、ぼーっと過ごしているとあっという間に過ぎ去ってしまいます。この期間を有効に使い、良い習慣を身につけることを期待しています。また、大学にはたくさんの人との出会いの場があり、さまざまなことに挑戦できる機会があります。時には失敗してしまうことがあるかもしれませんが、そういった失敗を通して、自身をより深く理解することができるでしょう。大学生活を楽しみながら、自分自身を成長させ、社会に貢献できる人材を目指してください。

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