MORI Yoshiki
森 佳樹 特任助教
- 教員データベース
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- 情報理工学部
- 職位
- 特任助教
- 専門
- ロボティクス
- 担当コース
- 実世界情報コース
- 主な担当科目
- 実験・演習系授業
- 研究分野・テーマ
- ソフトロボットの機構と制御、システムインテグレーション
- 過去の部活動
- バスケットボール部
- 得意な科目
- 数学
- 苦手な科目
- 国語、英語
Message
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
例えば、私たちが生活する空間でロボットを動かそうと思えば、周辺環境の認識が重要になります。認識には、環境に散らばる情報を発見、選択、処理する必要があります。それによって、これまで出来なかった問題を解決できるかもしれません。このような情報を取り扱う力を培えることが情報理工学の魅力だと思います。
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。
私の研究テーマはソフトロボットハンドの機構と制御です。ソフトロボットハンドは材料や構造の柔らかさを有効活用して、意図しない接触を許容し、色々な形状の物体を把持することができます。しかし、一般的な硬いハンドに比べると制御性能が低いく、高速動作時に振動しやすいなどの問題も多く残っています。そのため、高精度な把持物体操作手法や柔らかさと硬さを可変にする可変剛性手法の研究を行っています。
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
分野に縛られることなく、より横断的に多くの経験や学習をしていただければと思います。今の自分にとって関係のないと思えることでも、長い人生で見れば、その時々に自分がやりたいと思ったことを補助するツールの一つになっているかもしれません。
今、注目している技術・テクノロジーについてお教えください
私の携わっているソフトロボットの研究では、ロボット自体の製作を柔らかい材料で行う必要があります。製作は、とても大変で個体の再現性を保証するのはとても難しいことです。近年では、柔らかい材料(例えば、シリコーンなど)を印刷できる3Dプリンターが開発されており、製作の簡易化が進められています。このような技術はソフトロボットをより一般的にするための重要な技術であり、注目しています。