宮地 秀至 助教
- 所属学部
- 情報理工学部
- 職位
- 助教
- 専門
- 安全な暗号方式の構成
- 担当コース
- セキュリティ・ネットワークコース
- 主な担当科目
- セキュリティ・ネットワーク学実験2
- 研究分野・テーマ
- 安全な暗号方式の構成、ブロックチェーンシステムの構成
- 過去の部活動
- 陸上部(中学)・サッカー部(高校)・フットサル(学部)・バスケ(修士)・ソフトボール(博士)
- 得意な科目
- 数学・英語・体育
- 苦手な科目
- 国語
- おすすめの書籍
代数学から学ぶ暗号理論宮地充子著、日本評論社 Introduction to Modern Cryptography, Second EditionJonathan Katz, Yehuda Lindell, CRC Press 2014
Message
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
私が立命館大学の情報理工学部に来て最初に驚いたことは、多岐にわたる情報技術に関連する講義が充実していることです。情報理工学部では、パソコンの仕組みやネットワークシステムに関する講義だけでなく、暗号学についての理解を深める機会も豊富に提供されていることが、その魅力の一つだと思います。さらに、教員陣も様々な分野の専門家が多く在籍しており、これも大きな魅力の一つです。幅広い情報技術に関連する講義と多彩な専門家からなる教員陣の組み合わせにより、既存の技術を習得すると同時に、研究という形で最新の技術への挑戦も可能となり、情報理工学部の魅力と面白さがより際立つと考えています。
卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?
情報理工学部で学んだ多岐にわたる情報技術と、最新の技術に挑戦した実力が、そのまま社会に存在している既存の問題への挑戦につながると考えています!
立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?その魅力を、端的な言葉で言うと?
端的な言葉で言うと、「圧倒的に幅広く深い情報技術の提供」だと思います。立命館大学の情報理工学部では、システムの構成を学ぶための環境はもちろんのこと、作成したシステムを効率よく伝送するネットワークを学ぶための環境も揃っており、作成したシステムが安全に実現するための暗号技術の利用に関する環境も揃っております。ここまで揃っている大学または学部は他にないのかなと思います!
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。
私の研究は安全なシステムを構築するための暗号方式の構成を研究にしています。例えば、Social Networking Service (SNS)では、匿名の投稿名からでもユーザ情報を識別する可能性があります。そこで、暗号方式を用いて、匿名の投稿者の投稿でもユーザ情報を識別できないような研究を行いました。実際にどれくらい安全かどうかを確認するために、自身でSNSを作成しました(https://enlinker.com/)。 そして、効率化を促進する研究も行っています。ブロックチェーンなどのシステムでは、データ容量の増大が課題になっています。システムのデータ容量を削減するための研究を行っています!
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
情報理工学部の勉強や研究から、部活、サークル、色んなことを通して、多くの挑戦をしてほしいです!
今、注目している技術・テクノロジーについてお教えください。
今注目している技術・テクノロジーは、ブロックチェーンです!Web3.0の世界を実現するために必要な技術がブロックチェーンなのではないかなと思います。