森田 磨里絵 助教
- 所属学部
- 情報理工学部
- 職位
- 助教
- 専門
- 知覚心理学
- 担当コース
- 実世界情報コース
- 主な担当科目
- 実験・演習系授業
- 研究分野・テーマ
- バーチャルリアリティ、知覚情報処理、VR心理
- 過去の部活動
- 放送部、軽音部
- 得意な科目
- 国語、生物
- 苦手な科目
- 社会、体育
- おすすめの書籍
脳のなかの幽霊V. S. ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー(KADOKAWA) すべてがFになる(S&Mシリーズ)森博嗣(講談社)
Message
情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?
研究領域の幅が広く、情報技術を介して人や社会のあらゆるトピックを研究の対象にできる点だと思います。また、学問の発展のスピードが速く、日々最先端の技術や研究に触れとても刺激的であることも魅力の一つです。
立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?その魅力を、端的な言葉で言うと?
様々な分野を専門とする研究者が数多く集まっている点だと思います。情報や工学に関してはもちろん、心理学や脳科学など他の研究領域と連携した研究も数多く行われています。自分の興味が持てるトピックがきっと見つけられると思います。
先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。
人間をある種の情報処理装置(コンピュータ)であるとみなし、人が外界から受け取る刺激をどのように処理し最終的に世界を知覚しているのかについて、主に視覚を中心に研究してきました。現在は、VR技術を用いて現実世界では生じ得ない状況を作り出し、これまで知られていなかった人の知覚特性について研究しています。例えば、1つのVRアバタを複数人で同時に操作する「融合身体」というシステムを使うと、「他者と身体や動作を共有する」という現実にはありえない状況が作れます。このような状況下で他者と共同で作業を行うことで、「他者とのコミュニケーションにおける身体の役割」について直接的に検討することが可能です。現実世界での制約を新しい技術を用いて取り払い、人の知覚的・心理的特性を明らかにする研究を進めています。
これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?
なにか1つだけで良いので、自分の好きなこと・ものを見つけてください。そしてそれにとことん取り組み、大学生活を振り返ったときに「このことだけは誰にも負けないな」と思える経験をもってほしいと思います。「本が好きだから図書館の本を全部読んだ」とか「人と関わることが好きだから学部の学生全員と友だちになった」とか、どんなことでもかまいません。なにかを好きでいる気持ちと、それに全力で取り組んだ経験は、いつか人生にピンチが訪れたときに自分の支えになってくれます。